ママにべったりなお子さん、毎日の母子登校に疲弊して苦しんでいるママはいませんか?発コミュには、日本で唯一の母子登校の専門家・いたがきひまりさんがいます。息子さんの分離不安・母子登校を経験者のいたがきさんにインタビューをしてきました!
【目次】
1.分離不安の子どもがママべったりから卒業する!日本で唯一の母子登校の専門家へインタビュー!
2.母親へのストレスが見過ごされる!?母子登校の実態とは!
3.分離不安・母子登校があるお子さんに多い特性とは
1.分離不安の子どもがママべったりから卒業する!日本で唯一の母子登校の専門家へインタビュー!
子どもが母子分離不安で、24時間べったり…
学校へ付き添い登校しているけれど、そろそろ私が限界かも…
今年は自分自身をもっと大切にできる過ごし方をしたい…
このような思いを抱えていらっしゃる方、いませんか?
そんなママを救っているのが、日本で唯一の母子登校の専門家・発達科学コミュニケーショントレーナー・いたがきひまりさんです。
登校から下校までお子さんの学校生活に付き添う母子登校は、長期化しやすい傾向が強く、心身ともに疲弊しているママがとても多いんです。
分離不安で24時間一緒にいるとなると、相談に行きたくても物理的に行くことができない、という問題もあります。
いたがきさん自身、先が見えないつらい母子登校を経験したひとり。どん底の子育てを乗り切り、ひとりの女性として自分の人生を切り拓いているいたがきさんにインタビューさせていただきました!
ーーー簡単な自己紹介をお願いします。
「親子のコミュニケーションをスムーズにして、分離不安の子どもがママべったりから卒業する 日本で唯一の母子登校の専門家 発達科学コミュニケーショントレーナー・いたがきひまりです。
もしかして、私の育て方が悪かったのかも…なんて思ってる方はいませんか?
あなたの育て方が悪いのではありません育て方を知らないだけです。お子さんに合った接し方を知るだけで、母子登校は解決することができます!
大丈夫。私だってできたんだから、あなたにもできます。」
ーーー子どもに合った接し方を知るだけで、母子登校は解決できる!と心強いメッセージをいただきました。分離不安について詳しくこちらに解説いたします。
◆ポイント解説
「分離不安」という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保育園や幼稚園デビューの際に、ママがいないと寂しくて泣いちゃったり、ママと離れることを不安がったり…という経験はほとんどの方がされてきたと思います。
このような乳幼児期にみられる母子分離不安のように、発達段階で見られる要因と違ってくるのが、それ以降に起こる場合です。
幼児期以降の要因としては様々なのですが、大きなストレスや喪失体験から起きる場合もあります。
様子としては、幼い頃の母親離れをできない状況と似てはいるのですが、分離不安を抱えるお子さんは、ママに何か恐ろしいことが起こるのではないか?という不安で頭がいっぱいになります。
一時でもママが自分から離れることに対しての不安を過剰に感じてしまう、そのような状態を母子分離不安があると言えます。
2.母親へのストレスが見過ごされる!?母子登校の実態とは
ーーーいたがきさんは、母子登校の解説本がGoogleトップニュースになりました!母子登校とは具体的にはどのような状態なのでしょうか?
「皆さんのお子さんが通っている小学校にお母さんが朝一緒に登校しているよっていう方はいませんか?
このように子どもが1人で学校に登校できず母親が一緒に付き添い登校する状態のことを『母子登校』と呼んでいます。
ですが、母子登校と一言で言っても、状況は様々なんです。
校門まで一緒に行く 子どももいれば、下駄箱まで、教室まで、授業中もずっと一緒というお母さんもいます。
また、別室待機や駐車場で待機をしていたり、1日に何度も学校との往復をしたり状況は様々です。」
ーーー学校としては、文科省の通達もあって不登校の対応には力を入れていると思います。母子登校についての対応はどうでしょうか?
「母子登校はお母さんと一緒に学校に来ているということから、欠席扱いにはなりません。
ですので、不登校のように統計上の数字が出てこないので、学校現場からも社会からも実は課題視をされにくいというのが現状なんです。」
◆ポイント解説
母子登校とは、一言では言えないほどにご家庭毎で状況が様々なのですね。
実は、筆者である私も娘が小学3年生から母子分離不安が強くなり、必然的に母子登校になりました。
私の場合は保健室登校から始まり、別室登校と徐々にステップアップをしていき、私がいつも一緒にいることでどうにか学校で過ごせるという状況でした。
ですが逆にいうと、ママが側にいなければ子どもは学校へ行くことができないのです。このような状況から、保護者の生活スタイルへ大きな影響を及ぼしていくことが母子登校中の親にとってはとても深刻な状況なのです。
しかし、不登校のように母子登校という状態を課題視されていないということは、母親への物理的・精神的な負荷を見過ごしているというのが現状になりかねないのではないでしょうか。
では、実際にどのようなお子さんが分離不安や母子登校になりやすいのでしょうか?これから、子どもの特性について伺っていきます。
3.分離不安・母子登校があるお子さんに多い特性とは
ーーー分離不安はどのようなお子さんに多いのでしょうか?
「分離不安のお子さんは集団が苦手なお子さんやコミュニケーションが苦手なお子さんが多いです。
そのため、うまく自分の感情を言葉に表現することができず暴言を吐いてしまったり、 お母さんの指示待ちになってお母さんに依存しがちになったりします。
他にも、分離不安のお子さんはネガティブな感情、ネガティブな記憶が残りやすく、人一倍不安を感じやすいというふうな特性があります。」
ーーー母子登校についても同じような特性になりますか?
「そうですね、ほとんどが分離不安のお子さんと同じです。他には感覚の過敏さから母子登校になるケー スなど様々な特性が絡んでいることが多いです。」
◆ポイント解説
分離不安や母子登校を経験している子ども達は、ママと一緒に過ごすことを要望してきますが、それは単なる甘えではなくその背景には様々な要因が絡んでいる場合があるのですね。
また、母子登校は不登校のような統計データがなく課題視されにくいことから、ママにも子どもにも母子登校に対しての専門的な受け皿はありません。
仕事への影響、家庭への影響と当事者にとってはとても深刻な状況に陥っているケースが少なくありません。
そのような中、いたがきさんご自身が母子登校をどこに相談したらいいかもわからない、そもそも分離不安の子どもを置いて相談しに行くことすらできないという過去がありました。
そして、『専門家がいないのならば私が母子登校の専門家になる!』と、声をあげられたその想いと行動から現在、母子登校中の親子へ沢山の奇跡の変化を起こされています。
次のインタビューでは、実際にいたがきさんの母子登校時代の会社勤めをしていた当時の状況から現在に至るまでを大公開でお伝えしています。2回目のインタビューはこちら!
いたがきひまりさんから直接、分離不安・母子登校の子育てヒントが届きます!
執筆者:おおむらさえ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)