しつけを捨てて野生児のように育てたら吃音(どもり)がよくなる理由

 

子どもを賢く、いい子に育てたいと思いませんか?吃音を克服して人生を生き生き過ごしてほしいですよね。しかし、しつけを意識すると逆効果になって吃音が悪化することがあります。何がよくないのか紐解いてみましょう。
 

【目次】

 

1.頑張っているのですが思うようにいかず困っています!

 
 
誰から見ても「上手に子育てしてるね。」と言われたくて必死に育児していることはありませんか?
 
 
親が苦手で苦労したことは、早期教育を取り入れて予防したり、自分の失敗から学んだ処世術を子どもに授けて失敗を回避させようとしていませんか?
 
 
しっかりしつけて、賢くいい子に育て、立派にママ業を勤め上げよう!と気合が入っているのに、どうもうまくいかない。
 
 
ママが頑張れば頑張るほど、子どもはいつも機嫌が悪くなり、言うことをきかず、やればやるほど裏目に出て思ったような育児ができない、ということはありませんか?
 
 
そうこうしている内に子どもに吃音(どもり)が発症し、言葉の問題まで追されてしまった。もう何がよくて何が悪いのかわからない。
 
 
 
 
ママも薄々感じていることかもしれませんが、ママが目指しているところとお子さんが望んでいることが合っていないのかもしれません。
 
 
なぜ合わないのでしょう?我が子に合う子育てがどんなものか知りたくありませんか?
 
 
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2.親が一切の要求を捨てる効果

 
 
吃音治療の指導の中で、「子どもへの要求を捨てて、のびのび育てましょう」というものがあります。
 
 
これってすごく抽象的ですよね。熱心なママの多くは自分が細かく言い過ぎだという自覚はないものです。
 
 
「子どもへの要求を捨てて」というものが具体的に指すものは、
 
 
・幼児期からの英才教育
・幼児期からのマナー教育
 
 
のほかに
 
 
「早くして」
「こぼさないように食べて」
「お片づけして」
 
 
などです。これらが多くを求める言葉だといわれても、ママとしては言わない日がないと言った方がよいぐらいではないでしょうか。
 
 
しかし、これらはすべて大人からみた要望なのです。子ども時間大人時間は違います。子どもには早くするメリットは何もありません。
 
 
食べ物をこぼさないように気をつけながら食べることよりも、味や食感に集中し食べることを楽しみたいのが子どもの世界です。
 
 
部屋が物であふれようと好きなおもちゃをいっぱい出して遊びたいのが子どもの本心です。
 
 
「しつけ」という言葉で美化された大人の要求を一切手放せば、吃音の子の心は解放され、好きなように話し、好きなように行動し、言語力も行動力も育つのです。
 
 
なぜなら脳は楽しい時に発達するからです。つまらない時には脳の活動は下がり、発達が鈍ります。ママが頑張るところはいかに子どもを楽しませるかです。
 
 
 
 
そうやって、子どもが本来持っている才能を存分に開花させられた子は、自信を手にして吃音が自然とよくなっていきます
 
 

3.今と昔と異なる育児環境

 
 
他人の目を気にせず、家でも外でも子どもをのびのびと解放できれば簡単にできることです。
 
 
しかし、日本も欧米諸国と同様に、幼児や低学年だけで遊ばせることははばかられる時代になりました。
 
 
大人が付きそうことで、その分大人からの干渉が増えるようになったのです。
 
 
昔は、小さい子でもお兄ちゃん、お姉ちゃんに連れられ、近所の子ども達だけで集まって一緒に遊んでいました。子どもたちがコントロールする世界ですから、下手なやりとりもきっと多かったでしょう。
 
 
 
 
しかし、下手なりに子ども達だけで解決してきたことを、今はどうしても大人が干渉することが増え、子ども自身が成功や失敗を重ねながら学んでいく機会が減っています
 
 
そうです。失敗しないようにしっかりしつけをしようとすることで、子どもが失敗から学ぶ経験をママがはばんでしまっているのです。
 
 

4.しつけを捨てきれなかった暗黒期

 
 
私の娘は3歳の頃に吃音を発症しました。それまではバイリンガルに育てようと、自宅では英語だけを使ったり、賢くなるようにと複数の知育教材など使っていましたが、吃音を機に辞めました
 
 
しかし、私が辞められなかったのは、毎日の小言です。
 
「早くして」
「お片付けして」
「こぼさないで食べて」
「靴は揃えて」
 
など細かなことを言っていました。
 
 
あまりにも毎日同じことを言われるので、娘にとってはBGMのようになってしまい、全く聞いてくれなくなりました。
 
 
無視されるとこちらもイラッとしてしまうので、ついつい口調が強くなります。
 
「靴揃えてってば!」
「毎日同じこと言われてるよ」
 
など言わなくていいことを言ってしまうようになりました。
 
 
 
 
徐々に私が発するのは小言ばかりとなり、娘との楽しい会話がなくなってしまいました。
 
 
そうこうしている内に吃音が悪化し、本格的になんとかしないと後戻りが難しくなるレベルに達してようやく危機感を持つようになりました。
 
 
吃音治療の基本に立ち戻り、小言を辞めて、一切の要求を捨て、娘のしたいようにさせることにしました。
 
 
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5.上手にしつけを捨てて黄金期にする

 
 
大人からみて効率が悪かったり、遠回りな行動をしていようと、干渉しないように無視する力をママが備えればよいのです。
 
 
命の危険や大怪我につながらない限り、無視するのです。スルーする力を高めて子どもが一人で伸びてくる機会を与えるのです。
 
 
見ていてイライラするようなことでも命の危険が及ばないことなら無視する勇気をもってください。
 
 
ママにとって辞めてほしいことは、子どもにとっては脳をフル活用してグングン成長していることだったりするからです。
 
 
その間に子どもがしていることを肯定し続けましょう。
 
 
(バラバラに脱ぎ捨てられても)
「自分でお靴脱げたね」
 
(玄関にポイッと脱ぎ捨てられても)
「上着脱げたね」
 
(洗面台をビショビショにされても)
「よく泡立てて手を洗えてるね」
 
(口の周りやテーブル、床を汚しても)
「おいしそうに食べるね」
 
 
その時、子どもがしていることをどんなに些細なことでも、どんなに簡単なことでも、肯定的に伝えてください
 
 
すると子どもはいい気分になってきます。どんどんママに褒められたくなって、余計なことをし始めます。
 
 
娘はよく泡立てて手を洗ってることを褒めたら、その泡で洗面台を洗い始めました。鏡まで泡だらけにされて、内心は「余計なことしないで〜〜〜〜!」という思いでした。
 
 
ただ、娘の表情はワクワクの笑顔で、いいことをしているつもりでいることが容易に読み取れます。
 
 
「ありがとう。ママのお手伝いしてくれたんだね。」と感謝の気持ち事実だけ伝えました(洗ったことは褒めません。2度としてほしくないことは強調しない方がいいのでスルーします)。
 
 
洗濯物をたたむ、食器を洗う、一緒にご飯を作る、娘は私がすることをなんでも一緒にしたがりました。
 
 
ママからすると迷惑な行為が増える時期でもありますが、そこもぐっと堪えて褒め続けま。そして「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え続けます。
 
 
ママが褒めてくれる、ママが喜んでくれる、ママは一番私のことをよく認めてくれてよく愛してくれるという気持ちで子どもの心が満たされると、ママから指示されたり、注文されたことを素直に受け入れられるようになります。
 
 
子どもの素直な気持ちが育つので、ママから言われるとスッと動けるようになるだけでなく、たくさん褒められて自信もつくので自分で考えて行動するようになります。
 
 
そうなると育児はグッと楽になります。親子で笑顔が増え、穏やかに過ごすことができるようになります。
 
 
 
 
「しつけ」という言い方で美化されるママの要求を一切捨てて、無視するスルー力を高め否定的な言葉を使わず肯定的に接する量を増やした方がずっと早道です。
 
 
娘は私が「しつけ」を手放し、やりたいことをやりたいだけさせるようにして半年経った5歳1ヶ月の頃、自然と吃音がよくなりました
 
 
その半年間は本当に娘とべったり過ごし、家事が進まずイライラしたこともありましたが、二人でよく笑い合い仲良し親子になれた大切な育児の黄金期だったな、と振り返って思います。是非、お試しください!
 
 
 
 
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執筆者:おざわ つきこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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