お母さんも助けてと言っていい!子どもの自己肯定感がアップするお願いスキル

なんでもひとりで完璧にしようと頑張って、毎日ヘトヘトなお母さん!子どもの自己肯定感を育てたいなら、その完璧主義の考え方を手放しましょう。お母さんの気持ちがラクになって、子どもの自己肯定感もアップする方法、ご紹介しますね。
 

【目次】

 

1.お母さん!なんでもかんでもひとりで完璧にしようとしていませんか?

 
 
日本のお母さんってめちゃめちゃ大変!
 
 
家族のために、毎日掃除、洗濯、食事の支度、それに加えて地域や学校のことまでこなしているのですから!
 
 
そして何をするにも真面目です。
 
 
掃除も洗濯も食事の支度も完璧にしないと!
 
地域や学校のことも子どものために頑張らないと!
 
 
そんな風に考えているお母さん、多いのではないでしょうか?
 
 
かくいう私も例にもれず、真面目母さんでした。
 
 
親が見せる姿って子どもにすごく影響するはず。だから、教育のためにも親が見本を見せなきゃ!
 
 
そんな意識に頭を支配されてしまい、「〜しなきゃ」とか、「〜するべき」という「べき思想」にとらわれてしまっていました。
 
 
とにかく、子どもに失敗させてはいけない。
 
そのためには、私が失敗してはいけない。
 
 
そう思って、なんでもかんでもひとりで完璧にこなそうと頑張っていました。
 
 
けれど、その完璧主義の考え方が子どもの自己肯定感をさまたげていると気づいたのです。
 
 
 
 

2.完璧主義のお母さんが子どもの自己肯定感をさまたげてしまうのはなぜ?

 
 
お母さん自身が完璧主義で、「~しなきゃ」とか、「~するべき」ということにとらわれていると、どうしても子どもたちにも同じように完璧を求めてしまいたくなるものです。
 
 
そして、子どもたちのすることなすことが気になって、口うるさく言うようになってしまうんです。
 
 
毎日毎日、自分のやることを口うるさく指摘されると子どもはどうなるでしょう?
 
 
すべてを否定された気持ちになり、自信を失ってしまいます
 
 
そうすると、「お母さんに怒られることはやめよう」、「お母さんが言う通りにしよう」という思考になり、自分で物事を考えることができなくなってしまいます
 
 
また、
 
 
いつでも親が何もかも完璧にやる。
 
親が子どもに失敗や弱みを見せることはない。
 
 
そんな環境だと、
 
・できないことを、できないって口にする
・できないことを、助けてってお願いできる
 
そんなスキルがうまく育たないんです。
 
 
特に、できないことや苦手なことが多い発達凸凹キッズにとって、この「援助要請スキル」は大人になってものすごく大事!
 
 
それをできるようになっていくには、子どもの頃から、人に頼る、お願いする親の姿を見せることが何よりも大事なんです。
 
 
私はお母さんで、子どもたちよりたくさん生きてきたけど、できないことはたくさんあるし、知らないこともたくさんある。
 
 
なんなら、ゲームとか、最近の曲については、私たちよりも子どもの方が知識が多い。
 
 
そんな時には、素直に、
 
 
「お母さんそれ苦手なんだよね〜」
 
「それ知らないからおしえて〜」
 
 
って言っちゃいましょう!
 
 
さらに、お母さん自身が苦手なことは、ひとりで完璧にしようと頑張らないで、子どもたちにもお手伝いしてもらってはいかがでしょうか?
 
 
 
 

3.自己肯定感がアップする!お母さんのお願いスキル

 
 
例えば、私は掃除や片付け、洗濯などの家事が大の苦手!
 
 
夜寝る前に、洗濯物を仕分けして、洗濯機に入れる。それを毎日イヤイヤやってました。
 
 
そんなある日、
 
「母ちゃんさあ、お洗濯苦手なんだよね。洗濯物を洗濯機に入れるのいやだなあ」
 
と本音が口からこぼれた日がありました。
 
 
それを聞いた長男が、「母ちゃん、じゃあそれ僕がやるよ!」と言って、そのお仕事を引き受けてくれました。
 
 
母ちゃんはお洗濯が苦手。
 
 
そのことがインプットされたのか、その日から、私が洗濯物のかごを運んでいるのを見ると、「母ちゃん、僕がやってあげるね」と、代わってくれるようになったんです。
 
 
また、いつもは甘えん坊さんの次男。時々母ちゃんに抱っこやおんぶをせがみます(もう20kgもあるんですけどね…)。
 
 
老体にムチ打ってできるだけやってあげているけど、腰の悪い私にはどうしても辛い日もある。
 
 
ある日、どうしても腰が痛くって、「母ちゃん今日腰が痛いから」って言ったら、
 
 
次男が急に心配そうな顔になり、「母ちゃん、腰痛いの?大丈夫?じゃあ、僕がお荷物持ってあげるね!」と、抱っこをせがむどころか、荷物まで持ってくれました。
 
 
子どもの自己肯定感をあげるために必要なことは、「誰かの役に立ってるんだ」という気持ち。
 
 
家の中での役割や、お手伝いをイヤイヤするのではなく、自分のやってることが、誰かのためになっているという実感を得ること
 
 
それが、自己肯定感UPへの近道なんです。
 
 
 
 
先日、お父さんが単身赴任となっている友人と話していた時のことです。
 
 
なんでもワンオペでほんとにしんどい、という彼女に、
 
「なんでも自分でしようと思うとママがしんどくなる。子どもたちに、家事に協力してもらうように話してみたら?」
 
と伝えました。
 
 
その結果、彼女は、
 
「家に大人がお母さんだけになるのがものすごく不安だし、お母さんもできないことがたくさんある。一緒におうちを守るために、頑張ってもらえる?」
 
と子どもたちに話せたそうです。
 
 
すると、子どもたちはがぜんやる気になり、お兄ちゃんはきょうだいみんなの朝ごはんを準備してくれるようになり、
 
真ん中のお子さんは「僕がおうちを守るから!」と毎日家の戸締りをやってくれるようになり、
 
末っ子ちゃんは、ママ抱っこが減ってたくましくなってきた。
 
 
そう話してくれました。
 
 
おうちの中のことをぜーんぶお母さんが完璧にやっちゃうより、少しズボラして「お母さんこれが苦手だからやって〜」って頼んじゃうことで、結果的に子どもの自己肯定感が伸びるなんて、最高じゃないですか?
 
 
日本のお母さん!
 
 
どうぞ完璧主義は捨てて、子どもに上手に頼れるお母さんになっちゃいましょう。
 
 
お母さんのために、家族のためにと頑張ってくれる我が子をみてると、さらに愛しさが増すはずです。
 
 
ぜひぜひ、お試しくださいね!
 
 
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執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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