食事中にウロウロ立ち歩く…なぜ、じっとできないの?6歳・7歳そろそろ落ち着いてもいい頃なのにとお悩みのママ必見です!発達障害・ADHDタイプの言っても聞かないわが子が座って食べるようになったとっておきの解決法を公開します。
【目次】
1.食事中にじっとできない7歳頃の子どもの対応に悩んでいませんか?
2.なぜ?いくら言っても聞かない発達障害・ADHDキッズ
①視覚優位(目で見た情報で理解するのが得意)
②ネガティブな記憶が残りやすい
3.これで離席ゼロ!とっておきの解決法
1.食事中にじっとできない7歳頃の子の対応に悩んでいませんか?
好奇心旺盛で、どこか慌ただしい発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子。落ち着きがない子、なんて悪目立ちしていませんか?
ママから見ても、ハラハラすること、たっくさんありますよね…笑
私は、ガミガミママだったので、「ダメーーー!!」と、一つ一つ注意したくなります。 時間に追われたりすると、ついつい、言っちゃうこともあります…汗
なかでも、食事中にじっとできない。ウロウロ歩き回る。などの行動は。 毎日のことなので、ママにとっては、イライラの元。
その上そろそろ小学生…。このままで学校での給食は大丈夫?なんて6歳・7歳頃のお子さんを持つお母さんは 心配や焦りが大きくなり、どうにかしたい!!!!と頭を悩ませていませんか?
ここでは、発達障害・ADHDキッズの離席をゼロにする対応法をお伝えします!
2.なぜ?いくら言っても聞かない発達障害・ADHDキッズ
どうして、発達障害・ADHDキッズの脳には、ママの指示が届かないのでしょうか?
◆①視覚優位(目で見た情報で理解するのが得意)
発達凸凹の子どもたちは、視覚優位という脳の特性があります。
発達障害・ADHDキッズが、食事中じっとできずにウロウロと歩き出す時、視覚系の脳が活発に働いています。目から入ってくる情報の刺激に、自動的に反応、影響されて動き出してしまうのです。
その状態で、あれやりなさい。これやりなさい。
と命令したところで、聞いてはくれません!まさに「聞く耳なし」の状態です。
◆②ネガティブな記憶が残りやすい
発達障害・ADHDキッズは、ネガティブな記憶が残りやすいという脳の特性があります。
日頃の叱られ体験が多すぎて、消極的になっている… この状態も、ママの指示は子どもの脳に届きません。
では、一体どんな対応をすれば、子どもたちに指示が届くのでしょうか?
3.これで離席ゼロ!とっておきの解決法
食事中お子さんがウロウロとじっとできない時は脳が周りの刺激に影響されて、動きたがっているんです。
そんな時は、無理やり座らせて、叱られ体験を増やすのではなく、別のやり方で誘導します。
まずは、お子さん専用の小さいテーブルなどを用意して、
「今日は、〇〇くんレストラン開店です!いらっしゃいませー!」
と、レストランごっこの特別感から、子どもの興味をそそります。
そして、視覚の刺激の少ない、壁に向かって座らせて食べる演出をする。
環境調整をしてあげることで、離席せずに座っていられるようになります。
「お客さん、上手に座って食べてますねー」と好ましい行動中に褒めの割合を増やしていく。
そして、食べ終わったとき、「もう全部食べちゃったの!?」と褒め+ハイタッチ(プラスαのスキンシップ)で締めれば完璧です!
特別感がある楽しい記憶と、成功体験を積めたことで、子ども自身も楽しいレストランごっこをキープしたくなるんですよ!つまり、「座って落ち着いて食べる」という行動がルーティン化しやすくなるんです。
こんな風に、大人がついイライラしてしまう子どもの行動って、実は子どもの得意が潜んでいるんです。
見方を変えれば、ボク今、得意な脳のエリアを使って動いているんだよーという、子どもからのメッセージでもあるんです。
今は困りごとにしか見えなくても、将来の強みになったりするので、指摘しすぎないほうがいいんです。
大人はどうして今、その行動をしたらダメなのかを瞬時に状況判断ができます。 それは、経験をつんで脳が成熟し、空気を読む力があるからです。
だからこそ、何倍も先回りして、禁止してしまう…
脳が未熟な子どもへは禁止よりも、やってほしいことを!
声かけで上手に誘導してあげてください。
そして、成功体験を与える!
少し視点を変えるだけで、成功パターンが増え、ナビゲート上手になれますよ!
ママのイライラも生まず、子どもも叱られずに楽しく食事を済ませることができる!
「〇〇くんレストラン」 ぜひ、やってみてくださいね。食事中じっとできないお子さんが落ち着いて食べられるようになりますよ。これで入学準備もOKです。
伝わらない!を伝わるように、できない!をできるように導く声かけを、多数ご紹介しています!
執筆者:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)