支援級の自閉っ子たち、4月は入学・進級を迎えました。
発達障害の特性を持つ子どもたちには、「新しい環境」が苦手な子が多いです。
新しいこと尽くしで不安な4月を乗り切った子どもたち、ハナマルですね!
大人が思う以上に気を張っていたかもしれません。慣れていないだけなのに失敗と感じてしまう場面もあったかもしれません。
ひと月頑張ったご褒美のようにやってくる大型連休、安心できる環境で過ごした後は、ちょっとお久しぶりの学校になります。
残念ながら、また不安で振り出しに戻ってしまうお子さんが多いことが予想されます。
口を開けば「同じことを繰り返し言う」自閉っ子が全国に増えるでしょう。これ、注意報です!
けれども、問題の原因と対応がわかっていれば、この5月はお家で会話力を伸ばす大チャンスです!不安を和らげ安心感を増やしていきましょうね♪
3.「ママ小学生のとき何年生?」繰り返される絶妙な質問
私の娘は自閉症スペクトラム障がいのある小学4年生です。知的障害中程度あり支援学級に通っています。
不安が高まるとよく同じことを聞くのですが、2月は「ママ小学生のとき何年生?」を1日20回は言っていました。
「ママ小学生のとき何年生?」
「うーんと1年生の時は1年生!」
「ママ小学生のとき何年生?」
「えーっと2年生の時は2年生!」
「ママ小学生のとき何年生?」
これが永遠に繰り返されました。
あっすみませんちょっと盛りました(笑)
数えたら21回でした。
この 絶妙な「小学生のとき何年生?」って、私には浮かばない質問なので、娘の好奇心に拍手でしたが、永遠に繰り返されるかのように思えたのです。
4.繰り返しの理由を知って正しく対応すれば、笑顔のコミュニケーションが始まります
1週間くらい同じことを繰り返して言っていたのですが、だんだんと
「先生名前だれ?」
「ママは何番?」
などと会話が変わり、ついに「もうすぐ4年生!」と笑顔で言うようになりました。
4年生に上がるこころの準備ができたようです!
トイレに一人で行けて褒められると「もうすぐ4年生だし!」と得意そうに言います。
朝起きて笑いながら「あー緊張するなぁ」と言うので「なに?」と聞くと、「もうすぐ4年生!緊張する!」と言います。
緊張すると言いながらも楽しみで得意気です。
では、なぜ1週間で娘に変化があったのでしょうか。
ポイントは、2つ。
1「何度も同じことを聞く」に繰り返し答えたこと
2「笑顔」で答えたこと
です!
娘にとって、今の支援学級の先生が変わったり友だちが変わったりしたことが不安だとよくわかったので、何度も繰り返す会話に、何度も笑顔で繰り返して答えました。
不安が強まったら、落ち着かせてあげる会話をしましょう。
具体的にどんな対応をすればよいのか、3STEPに分けてお伝えしますね。
◆(1)オウムがえし
まずは、これ。
何度も同じことを聞いてきたら、何度も同じ言葉を返してOKです!
「明日休み?」
「明日休みだよ^^!」
「明日休み?」
「明日休みだよ^^!」
というふうにです。
5回以上続くようでしたら、次は共感してあげましょう。
◆(2)共感
オウム返しと語尾を少し変えるだけです!
「明日休み?」
「明日休み?って気になるね。」
「明日休み?って心配になっちゃうね。」
と不安な気持ちに共感していきます。
そこで子どもの何度も同じことを聞く様子が変わってきたら、見通しを立ててあげるのもいいですね。
◆(3)見通しを立ててあげる
「明日休みか心配になっちゃう。」と子どもがオウム返しをしてきたら、
「2回休んだら学校だね!」
「5月〇日は遠足だね!」
「明日休んだら○日はデイサービスだよ!」
などと先の見通しを具体的に伝えてゆきます。
ちなみに、NG対応はこちら!
「うるさい!」
「もう言ったでしょう!」
「何度も同じこと言わせないでよ!」
「…(無視する)」
忙しい時間に何度も同じことを言われると、ひとこと言いたくなる気持ちもよくわかりますが、否定的な対応は逆効果です。
余計に不安が強まり、さらに同じことを繰り返すようになってママが苦労してしまいます。
いかがでしたか?
「何度も同じことを聞く」問題、これは自閉っ子ママ特有のお悩みかもしれません。
繰り返す理由と正しい対応の仕方は必ずありますので、5月はおうちで会話力を伸ばすコミュニケーションの大チャンスと捉えて、笑顔で対応していってくださいね!
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執筆者:今川ホルン
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)