不安・緊張が強いダウン症キッズの育児は、ママの会話術で解決!

自信を持つイメージ

 

ダウン症キッズの育児は新年度スタートの対応で一年が決まります。4月から5月にかけては、不安や緊張が一番高まる時期です。そんな新しい環境でも、お子さんがのびのびと安心して生活できるようになるママの会話術をお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.新年度、子どもの困った行動が増えていませんか?

 
 
ダウン症の子どもは新しい環境に対して不安が強くなり、過度に緊張してしまうタイプが多いですよね。
 
 

 
 
・教室前で立ちどまり、なかなか入れない
 
・自信がないことに対して「できない!」「むりだ!」とパニックを起こすことがある
 
・集団行動に入っていけずに一人で様子をみている
 
こんな風にネガティブな行動が多いことに悩んでいませんか?
 
 
まず最初に知っておきたい、不安が強いダウン症キッズの傾向と特性をまとめてみました。
 
 

◆①環境の変化が苦手

 
 
ダウン症の子どもは
 
• スケジュールや環境の変化を苦痛に感じる
 
• 見通しがきかない
などの特性を持っています。
 
 
そのために新年度など、周囲の人や環境が大きく変わる時期は不安が強くなりやすい傾向があるのです。
 
 

◆②ネガティブな感情を溜め込みやすい

ダウン症の子どもはネガティブな感情を溜め込みやすい傾向があります。
 
 
原因として

・周りの子どもと比べて「できなかった」「うまくいかなかった」経験が多い

 
・本当に言いたいことが伝えられないため、希望が叶いにくい
 
・指示されたことがよく分からない、納得できない
 
・気持ちの切り替えが苦手
 
などの特性から、今の不安な気持ちや過去の辛い記憶が、なかなか消えないのです。
 
 
ダウン症の子どもの不安を解消するためにはちょっとしたコツが必要になります。不安感とは、本来、危険を回避するために欠かせない感情です。
 
 
例えば、不安感が強い子ほど、怪我をしそうな高いところから飛び降りたり、 見知らぬ人についていったりしません。ですので危険な目にあうことは少ないでしょう。
 
 
ですが、子ども自身は絶え間ない緊張を受け続けることがストレスになっています。
 
 
また過度の不安にとまどう様子は、私たち大人も心配になります。
 
 
そしてなによりも、新しい体験へと踏み出すことを妨げ、せっかくの成長の機会も生かされません。
 
 
そこで今回は、不安が強い子どもの心を癒すお母さんの会話のコツをお伝えします。
 
 
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2.我が家のダウン症キッズの育児から見つけた会話術のヒント

 
 
我が家の息子はダウン症の年長です。
 
 
 
 
年度の切り替えは 「イヤだ!」 「無理だ」 「出来ない」 などと、ネガティブ発言や行動が増える傾向があります。
 
 
3歳から「緊張する…」という言葉を使っていたほど、緊張が強いタイプでした。 私から見ると、 「3月までは普通にできていたじゃん!」と私が思うようなことばかり。
 
 
このように新しい環境において不安や緊張が強いのは、ダウン症の子どもの脳の特性が大きく関係しています。
 
 
この場合の脳の特性とは、ダウン症キッズだけがもっている性質と言い換えられます。
 
 
そこに会話術のヒントが隠されていることに気がつきました。
 
 
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3.不安・緊張が強いダウン症キッズの育児のコツはママの会話術にあり!

 
 
では、不安が強い子どもにお母さんがしてあげて欲しいこととはなんでしょうか?
 
 
それは不安をしっかり表現させて、自信をつけてあげることです。
 
 
ここでは朝、園の玄関でなかなか靴を脱がない子どものケースで解説しますね。
 
 

◆①行動を受け止める

 
 
朝の送りは、時間に追われていますよね。
 
 
ここで駄々をこねられるとお母さんは焦ってイライラしてしまうと思いますが、 無理矢理靴を脱がそうとするのはNGです。
 
 
まずは子どもの今している行動を受け止めて、安心感を与えてあげるとよいでしょう。「そうか、靴を脱ぎたくないんだね」と子どもの行動をそのまま言ってあげるとよいですね。
 
 

◆②お母さんが言語化する

 
 
次に子どもが言葉にできない不安な気持ちをお母さんが言語化してあげましょう。
 
 
「新しい先生や教室、緊張するよね」「まだ、慣れてないもんね」「先生が何言ってるか分からない時あるよね」こんな風にどんどんお子さんの気持ちを想像して言語化してみてください。
 
 
そして子どもがうなずいたりしたら、「うん、うん、そうなんだね」としっかり共感してあげてくださいね。

◆③自信をつける

 
 
子ども自身も不安をお母さんに受け止めてもらうと、だんだん頭がすっきりしてきます。
 
 
そこまできたら、最後に自信をつける!
 
 
「緊張しているのに、園の玄関まで来られたんだね。」
「今日の朝元気に起きてきたから、お母さんも元気もらったよ!!」
 
 
などと、子どもが今できていることを褒めて成功体験をインプットしましょう。
 
 
こうすることで、子どもも「そうか、自分はできている、大丈夫」と自信を取り戻してあげることができるんです。
 
 
もちろん子どもの様子を見て、「先生にも今の気持ちを伝えておくね」などと園の先生も分かってくれている環境を整えてあげることも必要です。
 
 
お母さんがそばにいなくても、新しい先生も自分の不安と頑張りを理解してくれる、それだけで安心して進める場合も多くあります。
 
 
そして最後に必ず「お母さんに本当の気持ちを伝えてくれてありがとう」と伝えることで、しっかり自分の気持ちを表現できたことを成功体験にしてあげてくださいね。
 
 
自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手なダウン症の子どもは、困った行動で表現することが多いです。
 
 
そこでお母さんがしっかり本当の気持ちを言語化してあげると、子どもも自分の不安とうまく付き合えるようになります。
 
 
こんな風に会話を続けてきたことで、今年度、我が家の息子は 「新しい帽子だよ、見てみて!」 「○○組さんになったんだよ!」などと進級できたことが誇らしげ。
 
 
毎日元気に通っています。
 
 
いかがでしたか?
 
 
新しい環境に不安や緊張が強い子どもに効果的な会話術は ・子どもの行動を受け止める ・お母さんが言語化する ・今できていることを伝えて自信をつける ことの3つです。
 
 
お母さん自身も子どもの不安による問題行動に振り回されないようにして、 親子でいいスタートをきりましょう!!
 
 
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執筆者:松下かよ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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