叱っても効果なし…子どもがトラブルを繰り返し困り果てた時期を経て、ママの未来めがねで、子どもの好奇心を見つけて伸ばす専門家となったトレーナー・後藤優子さんにお話を聞きました。お母さんが子どもの好奇心のタネを見つけ出す方法もご紹介します!
【目次】
1.叱っても効果なし…子どもが同じことを繰り返して、困り果てていませんか
子どもがトラブルばかり起こして、ツラい…
子どもを叱っても、また同じことを繰り返してしまう
子どものできていないことばかり、注目してしまう
このように悩まれているお母さん、いませんか?
パステル総研の発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)で活動しているトレーナーやリサーチャーも同じように自分の子育てに悩み、苦しい思いをしてきたお母さんたちです。
その苦しい子育てを乗り越えて、今は自分の子どもの専門家となって子どもの発達をお家で伸ばしながら日々研究と実践をかさねて活動をしています。
その活動の思いは様々で
・子育てで悩むお母さんを一人にしたくない
・子どもひとりひとりの個性を伸ばすお母さんをサポートしていきたい
・発コミュを通じて、家庭教育を変えていきたい!
など、たくさんの思いがあります。
そんなたくさんの思いを抱いて、明るい未来を見つめつつ、新たな挑戦をしながら活動している発達科学コミュニケーション(発コミュ)トレーナーをご紹介します。
今回、お話を伺ったのはトレーナーの後藤優子さんです。
後藤さんは、12歳の息子さん、8歳の娘さん、6歳の息子さんの3人のお子さんを育てています。
以前は、後藤さん自身も、息子さんの小学校でトラブルがきっかけで、息子さんのことを注意したり叱ったりしても、同じことを繰り返してしまうことに困り果てていたお母さんでした。
しかしながら、今は、子どもの好奇心を引き出して、子どもの本来の力をグンっと伸ばす専門家として活躍されています。
後藤さんの子育てやトレーナーとしての活動、発コミュとの出会いなどたくさんお話を伺いました。
こちらの記事は3回に分けてお伝えするインタビューの第1回目になります。
2.ママの未来めがねで、本来の子どもの好奇心を見つけて伸ばす!
今回は後藤さんのご専門と、どのような思いで発コミュでの活動をしているのかなどについて伺っていきます。
ーーー後藤さんよろしくお願いします。まずは後藤さんについて教えていただきたいので、自己紹介をおねがいします。
「こんにちは!ママの未来めがねで、ゲームにはまる子の、本来の好奇心を見つけて伸ばす、発達科学コミュニケーショントレーナーの後藤優子です。
発達科学コミュニケーションを通じて、好奇心を育む子育てをお伝えすることで、1人でも傷つく子どもを減らしたい。
そして、親子ともに、もっと、楽に、楽しくなれる、子ども本来の力を信じて伸ばしていく。
そんなサポートができる大人を増やしていきたいと思い、活動しています。」
ーーー子どもの好奇心、育てたいですよね!後藤さんが子どもの好奇心を育てたいと思ったのには、なにかきっかけがあったのでしょうか?
「私が、子どもの好奇心を伸ばしたいと思うきっかけになったのは、息子の学校でのトラブルがきっかけでした。
当時は、息子が学校でトラブルを起こすのは、私のしつけがなっていないからだ…、愛情が足らないからだ…、と自分自身を責めていました。
そして、息子を注意し、叱ってばかりいました。
私なりに試行錯誤していましたが、息子の状態はよくならず、悪化していきました。
周りにも迷惑をかけてばかり…どうしたらいいか困り果てているという中で、発コミュに出会いました。
そして、学んでいく中で、私自身、子どもを型にはめようとしていたことに気がついたのです。
発達障害凸凹の子ども(以下、パステルキッズ)は得意なことと苦手なことの差が大きく、困り感が周囲に理解されにくいです。
その為、大人から怒られる経験が多く、自信を失いやすい子どもです。
特に、型にはめようとすると、本来の子ども自身の輝きを失ってしまいます。
現在、社会は大きく変化している中で、本来、人とは違った感想や観察力を持っているパステルキッズにとっては、これからの将来、チャンスが来ると思っています。
だからこそ、子どもの好奇心を引きだし、自ら知りたいと学び出す、抜群の発想力を持つ、子供たちのとびきりの未来を応援するママを応援したいと思っています!」
◆ポイント解説
子どもが、学校で友達とトラブルを起こして悩んでいるお母さんもいるかもしれません。
子どものことを注意し、叱る。さらに周囲に謝る…お母さん自身もしんどいですよね。
しかし、お母さんが一生懸命、子どもを注意したり、叱っても、その場では子どもが落ち着くけれども、すぐに元通りに戻ってしまうことないでしょうか。
子どものことを、何度叱っても、同じことの繰り返し…。
これでは、親子ともにつらいですし、気持ちが落ち込んでしまいます。
しかし、本来、人とは違った感想や観察力を持っている、パステルキッズです。
子どもの観察力や発想力を活かすために、叱ったり、型にはめるのではなく、子どもの好奇心を見つけ、伸ばしていってあげた方がいいのですね!
続いて、子どもの好奇心を見つけ出す方法についてお話を伺っていきます。
3.子どもの好奇心のタネを見つける方法とは?
ーーーお母さんが子どもの好奇心を見つけて伸ばしていくことは、この先の将来に必要になるのですね!子どもの好奇心のタネを見つけるには、日ごろ、どんなことを意識すればいいのでしょうか?
「1番大切なことは、お母さんが子どもを肯定的な目で見て、よく見て観察することです。
お母さんが否定的な目や、自分の価値観からだけ子どもを見ていると、子どもの行動が面倒なこと、煩わしいことに思えてしまったり、子どもの関心に気づかなかったりします。
なので、この子は、なぜ、これが気になっているのだろう、この子は何に興味を持っているんだろうなどと、子どもをよく見て観察することが大切になってきます。
私は、子どもを肯定的な目で見て、子どもの自立を促すお母さんの観察眼のことを「ママの未来めがね」と名付けました。
詳しくはこちらの小冊子でもご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね」
ーーー「ママの未来めがね」ですね!子どもを肯定的に見たいと思っても、実際は、型にはめたり、周りの目が気になって怒ってしまうお母さんも少なくないと思います。後藤さんにもこういったギャップを感じた経験はありましたか?
「もちろん、ありました!最初のうちは、私自身も試行錯誤していました。
いろいろ試している中で、なんだかこの子に合わないな、楽しそうにしていないなと、私自身が違和感を感じるときがあったのです。
後から振り返って考えてみると、大体、親である私の価値観に合わせようとしているときに違和感を感じることが多かったのです。
そのため、私の価値観に合わせるのではなく、子どもにとって何が一番自然で、どうすれば、子どもの脳を発達させて、子どもの目がキラキラ輝くのだろうと考えるようになっていきました。
そうやって、子どもに興味関心を持って接しているうちに、子ども自身がどんどんイキイキしてきました。さらに、子ども自身が好きなことをしていると、苦手なことも頑張るようになっていったのです。」
◆ポイント解説
子どもの好奇心のタネを見つけ出すには、「お母さんが子どもを肯定的な目で見て、よく見て観察」すること。
つい、子どもの困りごとばかりに目がいってしまい、 「どうしてこの子はこんなに困らせるんだろう…」と否定的な視点で見てしまったり、「この場ではこうするべきだ」など、お母さんの価値観だけで子どもに接することってあると思います。
しかし、このような視点からだけだと、本来、お母さんが知りたいと思っていた子どもの興味関心があることを見過ごしてしまっているのかもしれません。
お母さんは毎日、家事に育児に忙しいです。
だからこそ、お母さんが意識的に子どもの様子をよく観察したり、話を聞いてあげたりすることで気付けることがあるのですね。
子どもをよく観察することは、お母さん自身が「この子は今何を考えているのかな?」と子ども目線から新たな視点を持ったり、子どもとコミュニケーションを取るきっかけにも繋がってきます。
お母さんが肯定的な視点で子どもを観察することによって、子どもの興味関心をぐんぐん引き出してあげることができるのですね。
次回のインタビューでは、後藤さんの発コミュとの出会いから、現在活躍されているトレーナーの活動についてお話を伺っていきます。お楽しみに!
困らせる子の行動に悩んでいるママの視点が変わる!目からウロコの情報はこちら
執筆者:なつき みき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)