発達障害・自閉症スペクトラムの子どもの言葉がぐんぐん伸びるママのペーシングスキル

 

発達障害・自閉症スペクトラムの子どもたち、言葉がゆっくりでママはやきもきしていませんか?そんな時はしつけても急かしてもだめ。ペーシングを身につけたママなら、言葉を引き出してあげることは可能なんです。
 

【目次】

 
 

1.「あなたと会話したいの!」ママの気持ち、空回りしていませんか?

 
 
我が子が学校でどんな過ごし方をしているのか

お友達とはうまく関われているのか

今日の給食は美味しかったのか…

 
 
発達障害の有無にかかわらず、子どものことは何でも知りたいのがママというもの。
 
 
「今日はどんな勉強してきたの?」 
「席替えどこになった?」 
「給食のおかず何だった?」
 
 
お子さんはポンポンと答えてくれますか?
 
 
「おかえりー!今日はどんな勉強してきたの?」 
「………」
 
 
「国語あったよね、音読できた?」 
「………」
 
 
「算数は?掛け算始まったんだっけ?」 
「………」
 
 
実際は、こんな感じでしょうか(笑)
 
 
 
 
「いつもたくさん話しかけてあげてるのに言葉が増えない!」って、ついイライラしてしまう気持ち、よくわかります。
 
 
たくさん声をかけてあげるのはいいことですね。
 
 
では、声のかけ方はどうでしょう?
 
 
学校から帰ってすぐのひと息つきたいお子さんと、あれこれ聞きたくて待ち構えてたママ。温度差がありそうですよね。
 
 
そんな時こそペーシングです!
 
 
ママの少しの工夫でお家で言葉を引き出すことができます。
 
 
言葉を引き出すのは一朝一夕ではできません。ママ自身が子育てのペースを変えるために、今から始めていきましょう!
 
 
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2.ママにこそ身につけてほしいペーシングスキル

 
 
ところでペーシングとはなんでしょうか。
 
 
ペーシングとは、会話のスピードを合わせることで自閉っ子の言葉を引き出すテクニックです。
 
 
ママが子どものペースに合わせて会話をすることで、親子のコミュニケーションがスムーズになります。
 
 
自閉っ子の会話力をあげるには、ママにペーシングスキルがあるかどうかがポイントになります。
 
 
ダラダラしている子どもに「早く食べなさーい!」と大きな声で叱るのでは、ペースが全く合わずに子どもは動きませんし、会話の脳も育ちません
 
 
 
 
ペースが合うとお子さんがポツリポツリと自分の言葉で話し始めます。
 
 
子どもの脳は未熟なので話し出すまでに時間がかかることがほとんどです。
 
 
せっかく話し出そうとしているのにどんどん話しかけられると、脳が新しい情報を処理するのに精一杯で言葉が出てこなくなります。
 
 
右脳に浮かんだイメージを、左脳で言語にするために移している間に、次の言葉が飛んでくる…
 
 
そうすると、イメージを言葉にする機会すら失ってしまうのです。
 
 
自閉っ子との会話を増やしたい!そう思った時には、ペーシングを使って言葉を引き出していきましょう!
 
 

3.発達障害・自閉症スペクトラムの娘にしつけをしてしまった過去

 
 
少し我が家の娘のことをお話しさせてください。
 
 
私の娘は3歳の時に、発達障害・自閉症スペクトラム障害と診断された、特別支援学級の4年生です。
 
 
知的障害もあります。言葉はとてもゆっくりでした。
 
 
言いたいことがなかなか伝わらないことが原因で、かんしゃくを起こすこともたびたび。
 
 
通所療育、障害児保育など、数々の支援施設にお世話になってきましたが、自分の言いたいことが言葉になっているという様子は見えませんでした。
 
 
先生からは、理解していても口で言えないから、「言葉が足を引っ張っている」と言われていました。
 
 
就学前、このままでは先生や周りのお友達に迷惑をかけてしまうと気負った私は、厳しく「しつけ」をしてしまったのです。
 
 
「大きな声で泣かないで!」 
「指舐めしたらお友達に嫌がられるよ!」 
「登校班のみんなを待たせないで!」
 
 
 
 
イライラと接してばかりで、もちろんうまくいくはずはなく、かんしゃくをより悪化させてしまった過去があります。
 
 
当然ですよね、娘のペースを無視して否定の声かけ
 
 
上手に接してあげれば会話のために使えるはずの脳を、かんしゃくに使わせてしまっていたのです。
 
 
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4.自閉っ子との会話を楽しみたいなら、弾丸トークよりペーシング!

 
 
ではこのペーシング、具体的にどのようにしたらよいのかをお話しします。
 
 

◆子どものペースに合わせて声をかける

 
 
✔️ 雰囲気 
✔️ 気持ち 
✔️ 話すスピード 
✔️ 話すテンポ 
✔️ 声のトーン 
✔️ 声の大きさ
 
 
これらに気を付けて、子どもの気持ちを感じ取りながら声をかけます。
 
 
その時、話すスピードや声の大きさを子どもに寄せましょう
 
 
子どもが言葉を出そうとしているところに、ママが矢継ぎ早に話しかけないでくださいね。
 
 
畳みかけて話しても、子どもの脳は情報を処理しきれません。
 
 
 
 

◆シンプルに褒めて待つ

 
 
「お着替え上手にできたね!すごいすごい!あのさー明日はどこ行く?おばあちゃんが〇〇ちゃんに会いたいって言ってたんだけどね…」
 
 
これは、NG。気を付けたいのは褒めた後なんです。
 
 
どんどん話しかけられると、子どもは褒められて嬉しい気持ちを言おうとしても、脳の処理が追い付かずに言葉が出ません
 
 
褒めるときには、子どものペースを見ながら「いいね!」などとシンプルに褒め、15秒待つといいですよ。
 
 
子どもから言葉が出たら、またシンプルに声かけをして次の言葉が出るのを待ってあげましょう
 
 
私がお家でのコミュニケーションの仕方を変えると、娘の言葉はどんどん増えました。
 
 
「アルファード乗った!」とか 
「〇〇くんインフルエンザで休みだって!」
 
 
など、今まで言えなかった言葉を言うようになり、学校での出来事を話すようになりました。
 
 
今では交流級のお友達と大人の介入なしに、休み時間も放課後も遊んでいます。
 
 
自閉っ子の言葉は、専門家に診てもらうのも大事かもしれませんが、ママが365日、お家で子どものペースに合わせて会話してあげることでも伸びるんです。
 
 
ぜひ、ゆったり笑顔で会話を楽しんでくださいね。  
 
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執筆者:今川ホルン
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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