子どもを観察することでイライラしなくなった!という発達科学コミュニケーショントレーナーの後藤優子さん。子どもをどうやって観察しているのか、子どもそれぞれ興味関心が違うときに対応していることなど、後藤さんのライフスタイルも含めて伺いました。
【目次】
1. 子どもを観察することでママがイライラしなくなる!発コミュトレーナー・後藤優子の素顔とは
2.きょうだいがそれぞれ興味関心が違う!そんなときのママの対応ポイント
3.子どもと同じくらいママも楽しむ姿を見せよう!子どもとのお出かけ
4.新しい時代を生き抜く子どもが、子どもらしくもっと素直に表現できる社会を実現させる!
1. 子どもを観察することでママがイライラしなくなる!発コミュトレーナー・後藤優子の素顔とは
発達科学ラボのレーナーやリサーチャーの皆さんは、もともと子育てに不安や悩みを抱えて苦しさや孤独感を抱いていた一人のお母さんでした。
そのようなお母さんが発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)と出会い、親子のコミュニケーションを学んで実践することで子育ての悩みや困りごとを失くしていきました。
そして、同じような思いをしているお母さんの悩みに寄り添って解決するために発コミュを伝えるトレーナーとなった方もいます。
または、パステル総研の記事を書くことや教材づくりをするリサーチャーとしての活動をしています。
今回は、一歩勇気を出して発コミュを学び始めたお母さんが、ツラかった子育てが改善し、自分を見つめ直した結果、自分自身のやりたいことを見つけ、活躍しているトレーナーをご紹介します。
今回インタビューしたのは、発コミュトレーナーの後藤優子さんです。
後藤さんは、12歳の息子さん、8歳の娘さん、6歳の息子さんの3人のお子さんを育てているお母さんでもあります。
こちらの記事は全3回のインタビューの第3回目となります。
過去のインタビューをまだご覧になっていない方はこちらで読むことができます!
インタビュー 第1回目はこちら
インタビュー 第2回目はこちら
今回はトレーナーとして活動を始めてからのライフスタイルの変化やお子さんの変化成長など、後藤優子さんの素顔に迫ったお話もお聞きしました。
ーーー発コミュのトレーナーと活動していく中で、ライフスタイルや時間の使い方は変わりましたか?
「はい、時間の使い方は大きく変わりました。
朝早く起きて、子ども達が起きてくるまでの時間を活用してパソコンに向かって仕事をするスタイルになっています。
私、以前は夜型だったのですが、朝時間を活用して活動するスタイルを続けているうちに、早朝起きるのが習慣になっていきました。
朝の時間をいかに有効に使うかで、1日の過ごし方も変わってくるのを感じています。」
ーーー今まで夜型だったのに朝型生活に変えることってできるのですね!トレーナーとして活動していて、自身の子育てに変化はありましたか?
「家族との会話が変わりました。そして、子どもへの見方が変わりました!
子どもと会話する際、この会話は子どもの脳のどこに響いているのかな、脳の発達を促しているのかなとかとか考えるようになったのです。
そのように考えていると、私自身、イライラする時間がもったいなく感じるようになったのです。
今、子どもが何を考えてるのかなとか、何に興味をもっているのかな?と、子どものことをすごく観察をしていると、私自身がイライラしている暇がないというのが、正直なところです。
お母さんである私がイライラしないと、子ども達はやはりのびのび過ごしていますよね。
そこが、子育てしていて、大きな変化かなと感じています。」
◆ポイント解説
以前は、夜型人間だったという後藤さん。
早起きなんて無理…と諦めることもできました。
しかし、そこでも諦めずに、行動を継続して、朝時間を活用して活動するスタイルを習慣づけされていましたね。
そして、子どもが今何を考えてるのかなとか、子どものことを観察していく中で、後藤さん自身がイライラしなくなったとおっしゃっていました。
子育てをしているお母さんなら、つい、子どもに対して、イライラしちゃうとき、あると思います!
でも、子どもと会話している際に、お母さんが発言する言葉や行動が、この子にどんな影響があるのだろうとか考えてみませんか。
子どものことをじっと観察していると、たしかにイライラしている時間もないかもしれません…!
子どもにイライラしちゃうことで悩んでいるお母さんがいたら、これらの後藤さんの行動を自分自身にも置き換えてみませんか。
まずは、試しに、我が子に実際に対応してみて、行動にうつしてみたら、イライラしちゃうお母さんの気持ちになにか変化が起きるかもしれません!
イライラすることが減ったという後藤さんの行動を、真似るところからはじめてみましょう。
2.きょうだいがそれぞれ興味関心が違う!そんなときのママの対応ポイント
後藤さんのお子さんは12歳の息子さん、8歳の娘さん、6歳の息子さんの3人きょうだい。
きょうだいがいると、それぞれの予定を調整するのも一苦労。
さらに、子ども達はそれぞれ興味や好奇心が伸びていることが違いますよね。
子どもがそれぞれ興味関心のあるものに、1つ1つ寄り添いたいと思うものの、1度に全ては叶えられない…。
そんなときの対応ポイントについて、後藤さんのご経験を伺っていきます。
ーーーお子さん同士の予定が重なってしまったときにどうやって調整しているとかありますか。
「以前、長男が宇宙について興味があったことがあったのです。
その際、どうしても長男中心に動いてしまうことがあって、娘から『私は宇宙には興味ない』と言われたことがありました。
その際、娘の興味関心にもっと寄り添わないとという想いがありました。
娘が、ある程度の年齢になってからは、娘は娘の好奇心を持ってることを別で活動するようにもなりました。
あと、ぶつぶつ文句言いながらも、意外にも結構好きだったりするんですよね。
一緒に楽しくお出かけしていると、興味って入ってきますね。
好きな人と一緒に出かけてると、好きな人の好きなことってやっぱり情報が入りやすいのです。
娘も、宇宙に興味ないからと言いながら、日ごろの会話の中で、惑星の名前など宇宙に関する話題が自然と出てきます。
案外、興味持っている部分あるのかなと感じるところはあります。
いつか、きっと何かに結びつくんだろうなと、点を打つという風に思っています。
自分自身の好きなことも突き詰めつつ、一見、興味なさそうなことも一緒に楽しく活動することが大切なのかなと思っています。
そうしていくうちに、子ども自身の好奇心が広がっていき、将来、何かと結びつくのだろうと思っています。」
◆ポイント解説
大人も子どもも、やっぱり好きな人のことは気になるし、その人のことを知りたいと思うもの。
一緒に行動しているうちに、その人が興味あったことに、いつのまにか自分の興味関心も生まれていることって、実は、何歳になっても変わらないものなのかもしれませんね。
また、お母さんが子どもの興味や好奇心に寄り添う気持ちが大切。
子どもは、私たち大人が思っている以上に、大人のことを観察しています。
今すぐに子どもの興味関心のある場所に連れて行ってあげられなくても、寄り添う気持ちや姿勢を子どもに態度や言葉で伝えてあげることが大事なんですね。
3.子どもと同じくらいママも楽しむ姿を見せよう!子どもとのお出かけ
ここまで、それぞれのお子さんとの関わりについてお話をしていただきました。
後藤さんが、しっかりとお子さん一人ひとりのことを見て丁寧に関わってこられたことが分かりました。
子育てや仕事、家事など毎日忙しい中でも、子どもときちんと向き合っておられる後藤さんの姿勢を感じ取れます。
ここからは、後藤さん自身のことを伺っていきます。
ーーー毎日がとてもお忙しいと思います。後藤さん自身の元気の源や疲れたときのリフレッシュ方法について教えてください。
「私は、子どもと出かけるのが好きなので、そのこと自体がリフレッシュになっています!
最近、娘から『実はママ、私のためとか言いながら、ママの方が楽しんでたよね~!』とか言われるようになりました(笑)。
子どもとお出かけするということ自体が、私の趣味になっています!」
◆ポイント解説
休日も、お子さんと一緒にさまざまなところへお出かけしているという後藤さん。
お子さんとお出かけすること自体がリフレッシュなんて素敵ですね!
子どもとお出かけすると、親としては、子どもが楽しんでいる姿を見たいもの。
でも、実はお母さん自身が楽しんでいる姿を見せるのも、子どもの発達には大事。
お母さんがいろいろなことを体験し楽しんでいる姿。
その姿を見て、子どもがいろんなことにチャレンジしてみようという意欲が湧いたり、興味をもっと深まるきっかけにもなるのではないでしょうか。
お母さんも楽しむことで、子どもの発達も伸びていくし、お母さん自体も楽しい。親子みんなでハッピーになれますね。
後藤さんは、お子さんといろいろな場所へお出かけされていてブログでも度々紹介されていますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
後藤さんのブログはこちらから
4.新しい時代を生き抜く子どもが、子どもらしくもっと素直に表現できる社会を実現させる!
インタビューの最後に、後藤さんの今後の目標について伺いました!
ーーー後藤さんのこれからの活動の目標について教えてください!
「私は、発コミュや自分自身が子育てで苦労してきた経験などを通して、子どもが子どもらしさをもっと素直に表現できるようにしていきたいと強く感じています。
そのため、他の子どもと比較するような、〇×をつけてしまう子育てを極力やめたいのです!
新しい時代を生き抜く子ども達のために、そういった新しい価値観を持つ親御さんを増やしていきたい。
そうすれば、大人も子どもも、もっと生きやすい世の中になるという決意をもって、さらに活動を加速させていきます!」
子どもが子どもらしさをもっと素直に表現できるようにするには、それぞれの子どもの好奇心を引き出し、深めていくことが必要になってきます。
子どもの好奇心をはぐくむ方法とともに、お母さんに新しい価値観をお伝えしたい。
強い希望と知識を持って、一緒に伴走をしてくれる後藤さんのような活動をされている方はとても心強いですね。
ここまで全3回にわたりお伝えしてきた発コミュトレーナー・後藤優子さんのインタビューはここで終了になります。
後藤さんのこれからの活躍から目が離せません!
好奇心を伸ばす!困った我が子の言動が理解できるようになるコミュニケーションテクニックをご紹介しています!
執筆者:なつき みき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)