発達障害・発達凸凹の息子の育てにくいと感じていた特性を強みに変える声かけのコツ

育てにくいと感じる事の多い発達障害凸凹キッズ。お母さんがコミュニケーションを変えると、子どもの短所や苦手よりも長所や個性に目がいくようになります。使える褒め方、簡単な声かけをゲットして、お母さんと子どもが一緒に楽しめる生活を始めませんか?
 

【目次】

1.小学生になった息子が育てにくい

 
 
いまみなさんはお子さんのどんなところに育てにくさを感じていますか?  
 
 
私の息子は少し怖がりだけど、お話好きな明るい子でした。
 
 
それが小学校に入学し、だんだんと育てにくいと感じることが増えていきました。
 
 
例えば、
 
 
・思い通りにならないと泣きながら癇癪を起こす
 
・宿題をしないといけないとわかっているけどイライラして取り組めない
 
・叱っても素直に言うことを聞かず意固地になってさらに荒れてしまう
 
など、保育園時代は遊ぶのが大好きでニコニコと可愛らしかった様子が一変。なんて扱いにくい子なんだ…と、私は毎日悩むようになりました。
 
 
どうしたらいいのか⁉ 
この子に何か問題があるのでは⁉ 
 
 
そんな風に思いつつも、やってはいけない行動は正してあげなければいけない!という使命感で私は諭し叱り続けました。
 
 
 
 
息子の育てづらさを感じていたのは私だけではありません。実家に帰れば両親からも、そしてやんちゃだった私の兄からも、
 
 
息子の態度は大丈夫なのか?
 
きっちり夫婦で叱っているのか?
 
甘くないのか?
 
 
と言われるほどでした。
 
 
もちろん諭しているし、叱っている。だけどうまくいかないばかりか、どんどんエスカレートしていく…こんな状況に私はどう子育てをしていいのか分からなくなっていました。
 
 
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2.遅れてしまった発達凸凹の息子への対応

 
 
育てにくさを感じながらも、
 
 
何とか勉強についていけてるから大丈夫!
 
成長とともにできるようになっていくだろう…
 
 
という淡い期待をしていました。
 
 
しかし現実はうまく行きません。
 
 
できることとできないことのが大きくて、家でも学校でも怒られたり指摘されたりすることが増えていきました。
 
 
息子本人も生きづらさを感じているのでは?と感じることが多くなっていきました。
 
 
 
 
このままではいけない!
 
 
息子の「自分を信じられる力」を育て伸ばしてあげたい!
 
 
私自身も息子のありのままを受け入れてあげたい!
 
 
そう思って発コミュの講座を受講することに決めました。
 
 
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3.ほめ慣れていない私ができた声掛け

 
 
 レクチャーを受けてすぐに取り組んだことは、肯定の声かけで息子の自信を回復していくことでした。
 
 
発コミュには肯定だけで10種類の声かけがあります。その中で、私には挑戦のしやすいと思った終わった行動を褒める・認める声かけを心がけました。
 
 
公文の宿題のプリントが3ページある時は
 
 
「あとまだ2ページ残っているよ!」
 
 
といつもは100%できるのを待つ声かけをしていたのを
 
 
もう1ページしたね!」という途中でも褒める声掛けに変えました。
 
 
すると息子は認められたのが嬉しかったのか、自分から「2ページできた!」と報告するようになりました。
 
 
私も「2ページできたね!」と褒めるタイミングを本人に教えてもらいながら、励まし続けて宿題をスムーズに終えるようになりました。
 
 
”褒める”となるとどうしても負担に思ってしまい続けられなかったのですが、できていること・終わっていることに注目するというポイントを知り、私でも肯定の声かけができるようになりました。
 
 
 
 
すると2週間もしないうちに、愛しい昔の笑顔が戻ってきたのです。
 
 
私が横につきっきりでお互いイライラしながら勉強をしていたのに、今では家事をしながら“肯定の声掛けをするスタイル”で過ごせるようなったのもとても嬉しかったです。
 
 

4.やってみたいことを口にするようになった息子

 
 
できない事苦手な凹み部分ばかりを見てしまっていた子育てから、肯定の声掛けを通して息子の凸の部分に目がいくようになりました。
 
 
すると元来の息子のチャレンジ精神がムクムクと大きくなり、「してみたいこと」を話すようになりました。
 
 
もともと生物や科学、レゴが好きな息子。カブトムシを育てたり、レゴの戦いの動画を撮ってユーチューブにアップしてみたりと、「好き」を通して脳を発達させる時間が増えてきました。
 
 
ユーチューブを見る時間やゲームの時間を守り、寝るまでの間にカタツムリやカブトムシのお世話をしている息子を見て、誇らしく思います。 
 
 
 そして、この夏にはユーチューブで見たラーメンを使った料理を作ってみたいのと、ヤモリを捕まえて飼ってみたい!という具体的な目標を立てることができました。
 
 
 
 
思春期を迎える前に発達凸凹の息子のありのままを受け入れることができるようになりました。
 
 
息子の好きなことに親子で一緒に取り組む事のできるそんな時間がとても貴重で、ようやく子育ての醍醐味を感じられるようになりました。
 
 
息子の「してみたい!」の声に耳を傾け、どのようにしたら「してみたい」の思いを形にしていけるのかを一緒に模索するのが私の子育ての楽しみになっています。
 
 
口下手な私でも出来るようになりました!変われました!
 
 
目から鱗の簡単な声かけ、ぜひお試しください。
 
 
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執筆者:大村かよ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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