GW後に行きしぶりの発達障害の子どもが増える理由とママができるお家時間の工夫とは?

みなさんはお子さんが行きしぶりをした時どんな対応をしていますか?発達障害のお子さんのお家の環境を整えて過ごし方を少し変えるだけで解決する場合もあるんですよ!そのポイントをお伝えします。
 

【目次】

 

1.要注意!対応次第ではその行きしぶり長引きます…

 
 
みなさんはお子さんが行きしぶりをした時どんな対応をしていますか?
 
 
この時期の行きしぶりは適切に対応しないとその後の1年に大きく影響してしまいます。
 
 
お仕事などで休ませられない場合、泣いてでも半ば強引に登園させるそんなご経験をお持ちの方もいるのでは?
 
 
未就学児の場合、登園してしまえばお迎え時はケロッとしていることも多く単に甘えてるだけ?と思われるママさんもいらっしゃるかもしれませんね。
 
 
一度休ませると休み癖がつくんじゃないかという不安もわからなくもないです。
 
 
ただ、いくらぐずるのが朝だけと言っても何日も続くようなら要注意!
 
 
 
 
未就学児の場合は言葉で適切に表現する力がまだ備わっていないため
 
 
・何が嫌なのか?
・どこか具合が悪いのか?
 
 
ママが子どもの気持ちをわからないことも多いです。
 
 
そのため、こちらが思っている以上に登園に不安を感じていたり、緊張状態にあることも多く、ものすごい癇癪を起こして初めて「こんなに行きたくないんだ」と気付くことも少なくないんです。
 
 
そして気づいた時にはすっかり保育園・幼稚園嫌いになっていたなんてことも。
 
 
ですので、年齢が小さければ小さいほど小さな違和感にママが敏感になってほしいと思います。
 
 
今日表情が曇ってるな、なんだかだるそうだな、こんな小さな変化の時であれば1日休ませたり、登園前の過ごし方を多少変えるだけで解決する場合もあります。
 
 
逆を言うとその変化を見逃してしまうと残念ながら行きしぶりは長引いてしまいます。
 
 
 その小さな変化に気づかないふりをした結果1年近く行きしぶりに悩まされた私の経験をお話します。
 
 
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2.1年間近く悩まされた我が家の行きしぶり

 
 
我が家は長男が年少さんの秋に引っ越し年中さんから新しい保育園に転園しました。
 
 
転園前から多少の行きしぶりはあったものの、迎えに行けばケロッとしている息子。朝泣いていたとしても「行けば楽しめるのだろう」と預けることがほとんどでした。
 
 
問題行動を悪化させたのは年中の転園してからのことでした。
 
 
ちょうどコロナと重なり慣らし保育が終わったと思ったら1ヶ月の自粛があったりとリズムが作りにくかったことも大きく影響していたと思います。
 
 
毎朝起きてこなくなり、ひどい癇癪、朝の支度はぐずぐず。やっと外に出たと思っても園に入る直前に脱走したりエントランスで動かなくなったり…
 
 
教室の前で私にしがみついて離れず、起床から送迎までずっとゴタゴタしていました。
 
 
私もその時点で休ませればよかったのですが
 
 
・「休ませて行けなくなったらどうしよう」
 
・「なんで他の子は普通に登園できてるのにうちの子だけできないんだろう」
 
 
という不安と苛立ちとで、どんなに時間がかかっても休ませることはほぼしませんでした。
 
 
 
 
その後発コミュを習い始め、休ませても大丈夫!ということを知り、
 
 
行きたくない理由はどこか?
 
 
と冷静に判断できる軸が持てるようになり、様子によっては休ませたり家の環境を整えることで今は嘘みたいに毎日元気に登園できています。
 
 
もし今行きしぶりで悩まれているママがいたら大丈夫です!
 
 
その子にあった対応を見つけられたら道は必ず開きます!  
 
 
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3.GW後に行きしぶりの発達障害の子どもが増える理由

 
 
発達障害の子どもは体温調節が苦手な子も多いのでこれから暑くなる夏に向けて気をつけたい時期となります。
 
 
実はこれも行きしぶりに繋がっています。
 
 
なぜGW後に行きしぶりが増えるのか? その要因をお伝えします。  
 
 

◆感覚過敏(鈍麻)

 
 
発達障害の子どもは体温調節が苦手です。
 
 
お悩みの一つとしてよく聞くのが夏でも長袖、冬でも半袖しか着ないという点です。
 
 
ここにはこだわりだけでなく外気の温度に適切に対応できない(暑さを暑いと感じにくい)ケースもあるんです。
 
 
温度に対して鈍感ということです。(これを「感覚鈍麻」と呼びます)
 
 
それに反して自律神経の発達が未熟なため気付いたらすごく体温が上昇していたり逆に冷え切ってしまっていたり。
 
 
感じ方と身体が一致しないために熱中症になりやすいなどの弊害や疲れやすくなるという特性があります。
 
 
5月病、気象病なんて言葉もありますが大人以上に発達障害の子どもは疲れが取れにくく、なんだかだるい…
 
 
という状態が続くことが行きしぶりになりやすい状態を作ってしまっているんです。
 
 
 
 
 

◆ネガティブな記憶が残りやすい

 
 
発達障害の子どもはネガティブな記憶が残りやすい特性を持っています。
 
 
新学年で慣れない環境のままお休みに入った緊張感はもちろんのこと 、
 
 
何か失敗したことや嫌だったことがあると突然フラッシュバックさせてしまい行きしぶりに繋がっていることも。
 
 
周りとしては全く想像もできないことが理由になっていることもあります。
 
 

◆見通しを立てにくい

 
 
発達障害の子どもは先のことを予測するのが苦手です。
 
 
そのため、上記に挙げたような緊張状態の環境からいつ抜け出せるのかわからず必要以上に不安になってしまう傾向があります
 
 
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4.今からできる!行きしぶりを予防する発達障害の子どものお家時間の工夫

 
 
 我が家が対策をし始めたのはすでに行きしぶりが強くなっていた頃です。
 
 
長男には視覚過敏の感覚過敏があります。
 
 
我が家が対策をし始めたのはすでに行きしぶりが強くなっていた頃です。
 
 
当時の息子は
 
 
・自分の思いを言葉で表現できない
 
 
・周りの大人が理解してくれない など
 
 
とかなり不安定だったためこちらが想定できる以上に敏感となっている状態でした。
 
 
感覚過敏の強さは人によって程度の差はありますがストレスが多いと過敏さが助長されると言われています。
 
 
ここからはママができる工夫をお伝えしていきます。
 
 

◆本人が希望する遊びを一緒にする

 
 
人の脳は正しいことよりも楽しいことで動きま
 
 
楽しいことがまず最初に来ることで次の指示も通りやすくなるんです。
 
 
朝の癇癪が落ち着いてから一緒に遊ぶことに誘いました。
 
 
その日によってまちまちでしたがブロックをしたりスキンシップをしたりリラックスできる状態を作りました。
 
 
最初に遊び、徐々に朝の支度に誘導していくとスムーズにいくことが多くなりますよ
 
 

◆本人の好きな道で行く

お散歩のゴールを保育園としそこまでの道を本人の好きなルートで行くことにしました。
 
 
「お散歩してから保育園行こう!」 最初は片道15分程度の通園路を1時間以上かけて遠回りすることもありましたが、付き合うことに決めました。
 
 
行ったことのない道を見つけたり、紫陽花を愛でたり、公園で遊んだり、 息子が楽しみながら歩ける状態を作ったんです。
 
 
もちろんその分を想定して早めに出るという工夫は必要ですが、家から出るという重たいミッションはこれでだいぶ改善されました
 
 

◆ネガティブなイメージからポジティブなイメージに記憶を上書き!

 
 
緊張して疲れたというネガティブなイメージからポジティブなイメージに上書きできるようどんなことが楽しかったのか聞いてみましょう。
 
 
お子さんが落ち着いている時に会話するのがポイントです! ただ「どうだった?」と聞くよりも、
 
 
・誰と遊んだことが楽しかった?
 
・何を食べたのが美味しかった?
 
・どんな遊びが面白かった?
 
 
いつ、どこで、誰と、何を…と明確に聞くことで記憶を呼び覚ましやすくなります。
 
 
 
 
 

◆危険なこと以外は多めに見る

 
 
まだまだ言葉を正確に使いこなせない幼児にとってストレスの発散法が体を動かすことになっている場合があります。
 
 
癇癪もそのモヤモヤの発散法がわからずに出てしまう症状なんですね。
 
 
ですから、大声を出したり飛び跳ねたりと危険ではない場合はできる限りスルーしてあげてください。
 
 
みてるけど無視、ではなく気づいてないふりをするのがポイント!
 
 
トランポリンやバランスボールなどその場で体を動かしやすいグッズがあればママのイライラも防げて良いですね。
 
 
また、不安の強いお子さんにはテントや押入れの中など自分だけの空間を作ってあげるのもおすすめですよ。
 
 

◆頑張って行こうとした姿勢を褒める

 
 
毎日通えなかったとしてもいいんです。
 
 
頑張って行こうとした姿勢を思いっきり褒めてあげてください
 
 
いかがでしたか?
 
 
ママの視点でお子さんをよーく観察して、ぴったりの方法を見つけて試してみてくださいね。
 
 
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執筆者:仲田なぎさ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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