夏休みも中盤戦!ママのイライラモード高まっていませんか。ママだって好きでイライラしているわけではありません!発達障害・ADHD、ASD傾向の子どもをもつママの気持ちが爆発しちゃう前に、おうちでできる気持ち切り替え対応策をご紹介します。
【目次】
1.夏休みも中盤戦!ママのお疲れイライラモード高まっていませんか?
2.なぜ、発達障害・ADHDやASD傾向の子どもにとって、ママのイライラしたオーラや表情はよくないの?
3.育児に疲れた…ママのイライラの気持ちが高ぶっているときに試して欲しい対応策
1.夏休みも中盤戦!ママのお疲れイライラモード高まっていませんか?
夏休みもあっという間に中盤戦!
暑い夏でも、小学生の子ども達は、長い休みをのびのび元気に過ごしているのではないでしょうか。
働くママも、子どもに合わせて、休みを取って、ゆっくり過ごしたりリフレッシュしたいところ…。
しかし現実はそうもいきません…!
子どもが夏休み満喫中だからこそ、ママにとってはいつも以上に負担がかかり、やらなくてはいけないことが増えます…!
毎日のお昼ごはん作りに頭を悩ませたり、子どもが学童や塾などの習い事に行く場合、お弁当作りで朝の負担もグッと増えますよね。
小学校のプールの授業や補習、習い事のタイムスケジュール管理もあります。さらには、子どもの宿題の手伝いも…。
日ごろ、ただでさえ忙しいのに、さらに忙しい…!
そう考えると、夏休みにママが育児にイライラしたり疲れてしまうのは当然のことなのかもしれません!
ママがイライラしていたり、余裕がないと、普段なら気にしない程度の子どものちょっとしたワガママや理不尽な要求も、カチーンと頭にきてしまうことありませんか?
穏やかに微笑みながら受け答えしたいのに、顔がひきつってしまったり…。
優しく言いたいのに、つい口調がとげとげしくなってしまったり…。
そんな自分に気が付いて、さらにイライラしたり、落ち込んでしまったり…。
でもそんな日でも、子どもとのコミュニケーションは続きます。
そんな日は、子どもとのコミュニケーションも大切ですが、ママのイライラした気持ちを切り替えることができる対応を知っていると便利です!
ママの疲れが抜けきらない日や余裕がない日でも、いざそのシチュエーションになったら、そのテクニックを使えばいいだけです!
それだけで、ママの気持ちが楽になることがあります。
今回は、ママがイライラしてしまったときに気持ちを切り替えるテクニックをご紹介します。
2. なぜ、発達障害・ADHDやASD傾向の子どもにとって、ママのイライラしたオーラや表情はよくないの?
ママもイライラしちゃうときがあります…!
でも、なぜ、子どもにはイライラしている表情や態度を見せない方がいいのでしょうか?
なぜなら、ママと子どもの間に限らず、人間同士の感情は互いに伝染するからです。
ママのイライラや焦りの感情が顔や態度に出ているとき、それを見た注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)など発達障害傾向の子どもは、敏感に察知します。
特にADHD傾向の視覚優位の子どもや、ASD傾向の不安が強いタイプのお子さんは、たとえママが言葉で叱っていなくても、顔の表情や態度からイライラを察知し、叱られているような気分になります。
ママがイライラしたオーラを出しているだけで、子どもに対して否定的な注目をしてしまっていることに繋がってしまうのです。
ママのイライラした感情や表情に、子どもが巻き込まれてしまうのです。
巻き込まれて否定的な感情が高ぶった子どもは、さらにワガママになったり、駄々をこねたり…。
こうなると、ママ自身もさらにイライラしてしまうという負のループに陥ってしまいます。
親子のコミュニケーションどころではなくなりますよね。お互いイライラしてどっと疲れが残るだけです。
だからこそ、ママがイライラしたときに、ママ自身が気持ちを切り替えるテクニックを知っていると便利なのです!
3.育児に疲れた…ママのイライラの気持ちが高ぶっているときに試して欲しい対応策
育児に家事、仕事…イライラしちゃうときがあります!
そんなときに子どものワガママや要求に対応していて、あれ…今私、イライラした気持ち高ぶっているなと思ったら、試してみてほしいことがあります!
「その場や子どもから、1分間離れてみること」です!
その場を離れるなんてできないよ…と思うかもしれません!
たしかに、その場ですぐに子どもを置いて、外に出かけるとか部屋でひとりで過ごすとかはなかなかできませんよね!
もちろん、その場を少し離れる場合でも、子どもの身の回りの安全の確保をする必要もあります。
でも、家の中でも、トイレに行く、洗面所にお化粧しに行く、掃除機をかけるなど…同じ家の中にいても、現在のシチュエーションから少しだけ行動を変えるのです!
ママと子どもの感情が伝染しあわないうちに、少しの間でも離れることで、落ち着きを取り戻し、気持ちを切り替えることができます。
子どもも同じです。子どもがワガママや理不尽な要求をしている場合、相手にしてくれる人がいて要求を聞いてくれる限り、なかなかワガママや要求が減らない場合があります。
まずは1分間、お互い距離を取って離れることで、子どもにとって落ち着きを取り戻す場合があるのです。
距離を取って離れる時間を作ることは、決して、子どもを無視するわけではありません。
何回か試しにやっていくうちに、ママ自身、距離の取り方が掴めてくるようになると、ママ自身が何倍もラクになります。ぜひ、試してみてくださいね。
育児に疲れてしまったときにこそ使える子どもとのコミュニケーションテクニックを多数ご紹介しています!
執筆者:なつき みき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)