子供がサクッと動いちゃう指示の方法、今日は第3回目をやっていきましょう。
子供が、なかなか指示を聞いて動いてくれない時って、日常の中でたくさんあると思うんですが、「3つのS」 Smile(スマイル), Sweet(スウィート),そして今日やる、Slow(スロー)っていうところで、子供に指示がぐっと届きやすくなります。
3つのSで子どもがサクッと動く、ママの指示の出し方 ~Slow スロー編~
レッスンスクリプト
こんにちは。
子供がサクッと動いちゃう指示の方法、今日は第3回目をやっていきましょう。
子供がね、なかなか指示を聞いて動いてくれない時って、日常の中でたくさんあると思うんですが、「3つのS」 Smile(スマイル), Sweet(スウィート),そして今日やる、なんとSlow(スロー)っていうところでね、子供に指示がぐっと届きやすくなります。
今日は3回目ということで、Slow(スロー)の解説をしていきます。で、Slowっていうのは、もちろん「ゆっくりと」っていう意味なんですが、言葉自体をゆっくり話してください、という意味ではありません。
もちろん2歳とか3歳とか、そういうまだまだ未就園児とか、お話がちょっとたどたどしいお子さんには、もちろん言葉そのものをゆっくりとお話をしていくのですが、それではなくって、言葉と言葉のあいだの間をとってほしいという意味です。このSlowっていうのは。
で、どうしてかっていうと、子供の脳の処理って大人よりも当然ゆっくりなんです。
例えば、こんなことないですか?「ねーねー、たかしー」「...はーい」みたいな感じでね、こう呼びかけに対して返事が遅いとかありますよね。
「これって、これって、こうでしょ?」「...うん」みたいな。オトナだったら「こうでしょ?」「うん」っていってね、即座に返答が返ってくるところが、子供に言うとなんだかすごくゆっくり返答が返ってきちゃう。ということたくさん経験してると思うんですが、それってね、それだけ脳の処理に時間がかかってるっていう事なんです。
なので、あまりにも矢継ぎ早に話してしまうと、子供の脳の処理が追いつきません。
だから、脳の処理が途中途中で次の刺激が入ってきちゃうから、一つ一つが終わらない。だから一つ一つが身につかないっていう、もったいない会話になってしまいます。
だから、一つ言う、ひと呼吸待つ。で、また次を話す。ほんの1秒,2秒でいいんです。少しあけて、子どもが脳の処理を終える時間っていうのは、是非、取ってあげてほしいなと思います。
あまり矢継ぎ早にするんではなくて、ひとつ言う。それで子どもの脳が処理を終えると、不思議なもので、フッと…それとなく顔つきが緩んだりとか、目が動いたりとかします。
そうすると、「処理が終わったな」いう合図なので、そうなったらまた次のお話をする。という風に心がけてほしいなと思います。
さあ、ということで、 Smile Sweet Slowっていう、この「3つのS」で子供の脳みそに届く指示出しが出来るようになります。ぜひ、この3つを気をつけてやってみてくださいね。では!
講師:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)