これを見れば、発達障害・グレーゾーンの子どもがスムーズに日記の文章を書く方法が分かります。
日記・絵日記の悩みはこれで解決!③こうすればスムーズに文章が書ける!
レッスンスクリプト
これを見れば、発達障害・グレーゾーンの子どもがスムーズに日記の文章を書く方法が分かります。
自分で日記をなかなか書き進められない子どもにお母さんがしてほしいことって何だと思いますか?それはお子さんの気持ちを丁寧に聞き出すこと、お子さんが話し出すのを待ってあげることです。
そもそも、どうして発達障害・グレーゾーンの子どもは日記をスムーズに書くことができないと思いますか?
① 最初の一歩は写真を撮ること!と、
② テーマはこうやって提案しよう!で、
発達障害・グレーゾーンの子どもからやる気を引き出す具体的な方法をお伝えしました。
この段階でエンジンがかかり一気に文章を書きあげる子どももいる一方で、やる気は出たけど文章を書くとなると進まない…というタイプもいます。
その理由の1つとして「自分の感想が持てない」というつまずきポイントが考えられます。日記では「必ず自分の気持ちを書くように」という指導が学校から出ることが多いからです。
なかなか書き進められないタイプの子どもには「事実を書くことはできても、自分の感想を持つことが苦手なために自分の気持ちを書けない」という子がいるんです。
これを解決するためには、お母さんがお子さんの気持ちを丁寧に聞き出していくことが大事です。
そしてもう1つ大切なことがあります。それは、会話の中でポジティブな言葉をたくさん使ってあげることなんです。
ここでも写真を見せながら、
「今日公園で見つけた虫、○○君が大好きな虫だよね。見つけたとき、どんな気持ちだった?」
「今日おうちで作ったブロックの建物すごくかっこよかったよね。どこが一番大変だった?」
という感じで声をかけましょう。
こうやって「大好き」「すごくかっこいい」などとポジティブな言葉を入れることで「感想を考えるという苦手な作業」に取り組ませるのをスムーズにする効果があります。
さらに「このときどうだった?」「ここはどうだった?」と子どもが考えやすいような質問を投げかけていくことも大切です。
そして、お母さんには子どもに質問を投げかけた後に気を付けてほしい大事なことがあります。それはお子さんが自分でちゃんと自分のことを話し始めるのを待っていてあげてほしい、ということです。
お母さんが質問を投げかけた後、子どもは一生懸命「感想を考える」という作業に取り組んでいる最中です。
実はこの考えている時間は子どもが脳を一番使っている大事な時間です。お母さんは急かすようなことはしないでくださいね。
そして、子どもが自分の感想を言えたら「ちゃんと自分の気持ち言えたね!」としっかり褒めてあげましょう。
最後に日記を書きあげることができたら「ちゃんと書けたね!頑張ったね!」とたくさん褒めてあげてくださいね。
こうすることで、日記に対する子どもの苦手意識を減らし、だんだんスムーズに日記に取組めるようになっていく効果があります。
スムーズに日記を書く方法③はいかがでしたか?発達障害・グレーゾーンの子どもがスムーズに日記を書く方法はお母さんが子どもの気持ちをうまく聞き出すことと、子どもが話し出すのを待ってあげることです。
次は子どもがスムーズに絵が描けるようになる方法をお伝えします。
夏休みの宿題対策について詳しくお伝えしています
講師:水本しおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)