子どもが成長すると兄弟トラブルも増え、激しさが増し、お困りのお母さんはいませんか?感情のコントロールが苦手な発達障害・グレーゾーンASDタイプのお子さんのイライラや不安を落ち着かせるプライベート空間タイムをご紹介します。
【目次】
1.増加した兄弟トラブル!発達障害・グレーゾーンの兄VSイヤイヤ期の弟
私には、自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーン5歳の長男 と1歳の次男がいます。
発達科学コミュニケーションを学んだおかげで、癇癪が激しかった長男は見違えるほど落ち着きました。
長男は「ガラスのハート」と言われるほど 繊細なパステルキッズ。次男は多分定型発達ですが、イヤイヤ期に差し掛かりつつあります。
決して仲が悪いわけではなく一緒に遊べることも増えてきたのですが…
次男が成長し、家の中で動き出すようになってからは善悪の判断がつかない次男は
・お兄ちゃんの作ったロボットを取って壊してしまったり
・お兄ちゃんの真似をして1歳児には危ない行動をしようとしたり
繊細でこだわりの強い長男はイライラしたり、ぐずったり、次男がそばに寄ることすら嫌がる時期もありました。
私はこんな兄弟トラブルの増加に頭を悩ませていました。
2.発達障害・ASDタイプの子どもは感情のコントロールが苦手
発達障害・グレーゾーンの子どもは敏感で繊細な子も多く、兄弟からの予想外の行動や辛い言葉に強いストレスを抱えやすいと言えます。
また、言いたいことがうまく言えないため自分の気持ちが伝えられずイライラすることも多いです。
特性から「怒り」や「不安」などネガティブな感情が保持されやすくこの気持ちがいつまでも感情を支配することでイライラが続き、爆発!癇癪を起したりしてしまいます。
また、先のことを予測するのが苦手でそのため、緊張状態からいつ抜け出せるのかわからず必要以上に不安になってしまう傾向があります。
そんな子どもたちの心を落ち着かせるプライベート空間タイムを次項でご紹介します。
3.子どもの心を落ち着かせるプライベート空間タイム
子どもの頃、親と喧嘩して部屋に閉じこもったことはありませんか? その時しばらくすると気持ちが落ち着いた。なんてご経験はないでしょうか?
それと同じなのですが、一定の落ち着く場所に留まることで気持ちを落ち着かせる効果があります。
そこで役立つのがプライベート空間!
自分の空間があることで安心感を得られ、イライラをクールダウンできるのです。
プライベート空間といっても特別な部屋を用意する必要はなく
押し入れの中や、室内用の小さなテント、リビングの端っこの空間でもいいですよ。
1人でいられる空間を作ってあげることが大事です。
ちなみに我が家は、子どもの洋服スペースに薄手のブランケットをかけて目線を遮れるようにしてプライベート空間を作っています。
息子は気持ちが落ち着かない時や次男に邪魔をされたくない時などもここで隠れながら過ごしています。
クールダウンができるようになることは今後、親の目が離れる学校生活やその後、大人になった時に自分の感情のコントロールができる助けになります。
ぜひ、試してみてくださいね 。
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やりたいことしかやらない幼児がスルスル動き出す!ダメと言わないリビング作りの専門家
執筆者:仲田なぎさ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)