発達凹凸の好奇心を育てる!親野智可等先生「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」

漫画「ドラゴン桜」の指南役として有名な親野智可等先生。今回は親野先生の書籍「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」を取り上げ、発達凹凸の子どもの好奇心の育て方について考えていきます。
 

【目次】

 

1.書籍「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」にはどんなことが書かれているの?

 
 
漫画「ドラゴン桜」の指南役として有名な親野智可等先生。親野先生は「子どもを勉強好きにする」というテーマで色々な書籍を出版されています。
 
 
今回はその中の1つである「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」を取り上げたいと思います。
 
 
「勉強」というと「テストでいい点を取る」ことが目標だと思われがちですが、親野先生は勉強の楽しさを子どもに教え、知的探究心を育てることを大切にされています。
 
 
書籍「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」では、図鑑が子どもの能力を伸ばす最高のツールであるということや具体的な活用法について分かりやすく書かれています。
 
 
その中でも今回は親野先生が考える、子どもに図鑑を使わせることのメリットを紹介します。
 
 

◆知的好奇心が育ち、勉強が好きになる

 
 
親野先生の考える、子どもに図鑑を使わせることのメリットは「知的好奇心が育ち、勉強が好きになる」ということです。
 
 
親野先生は子どもが楽しく勉強する上で大事なことは本物に触れる体験をたくさんすることであるとおっしゃっています。
 
 
理由は2つあります。まず1つ目は実際に体験することで、「知ってる!」が増え、子どものアンテナにたくさんの情報が引っかかるようになるということです。
 
 
と言っても、実際に本物に触れる体験をするのは、なかなか大変なことですよね。実は本物に触れる体験を手軽に擬似体験できるのが図鑑なのです。最近の図鑑はビジュアルに力を入れているものが多く、臨場感もたっぷりです。
 
 
2つ目の理由は、学校の勉強が理解しやすくなるということです。なぜなら子どもは自分が知らないことよりも「ちょっと知っていること」を習う方が楽しく学習ができ、知識が定着しやすいからです。
 
 
さらに「ちょっと知っている」というのは子どもがつまずきやすい分野の学習への苦手意識を減らすのにも役に立ちます。
 
 
例えば図鑑にはふりがなが振ってあるため、図鑑を読んでいるといつの間にか漢字が読めるようになります。基本的に、学校で漢字を学習する時は読みと書きを同時に習います。
 
 
しかし、先に読めるようになっていると書き方をスムーズに覚えられるようになるのです。
 
 
また、図鑑の中ではメートル・グラム・倍・パーセントなど様々な単位が出てきます。図鑑を通じてこれらの単位に慣れておくと、実際に学校で単位を学習するときに苦手意識を持たずに興味を持って取り組めるようになるのです。
 
 
 
 

2.発達凹凸の子どもを持つお母さんに知ってほしいこと

 
 
ここでは書籍「頭がいい子の図鑑の読み方・使い方」の中から、発達凹凸の子どもを持つお母さんに特に知ってほしい内容を紹介したいと思います。
 
 

◆図鑑で自信をつける

 
 
親野先生は図鑑には学習に役立つ力を伸ばすだけでなく、子どもが自信を持てるようになる効果もあると書かれています。
 
 
図鑑をよく読む子どもは知識は豊富になるので、周りから尊敬される機会も多くなります。すると「僕ってすごいかも!」自信がつきやる気が出るため、色々なことに対して「やってみよう!」意欲がわくようになるのです。
 
 
その結果、様々なことにチャレンジできるようになり、自分の人生を自分で切り開いていける人間へと成長することができるのです。
 
 

◆知識が偏るのはいいこと!

 
 
発達凹凸の子どもは興味の範囲が狭いため、心配になるお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 
 
しかし、親野先生は書籍の中で「偏った知識が増えていくことは、ほかの人が持っていないオリジナルの知識体系を持つことができる」とおっしゃっています。
 
 
特定の分野の知識というのは一見無駄に見えるかも知れませんが、実は社会に出た時に求められる発想力や独創力に繋がっていくのです。
 
 
つまり、興味に偏りがあることは強みにもなるんです!
 
 
 
 

3.発達凹凸の子どもの好奇心はこうやって育てよう!

 
 
では発達凹凸の子どもの好奇心を育てるためにお母さんにしてほしいこととは何でしょうか?
 
 
それは子どもが自分の好きなことをやっている時に、お母さんの声かけでたくさん自信をつけてあげることです。
 
 
例えば
・子どもがやっていることに「何してるの?」「これは何?」と興味を示す
 
・教えてくれたら「お母さん知らなかったよ!」「こんなことも知ってるんだ!すごいね!」と褒めてあげる
 
 
などです。こんな普段のコミュニケーションで子どもに自信をつけることができるんですよ。
 
 
そして自信がつくと子どもは「もっと知りたい!」と知識を深めようとします。
 
 
例えば電車1つ取っても
 
・駅名から漢字を覚える
 
・日本の地理を覚える
 
・電車の構造に興味を持ち、機械作りへ関心を示すようになる
 
・外国の鉄道に関心を持つ
 
 
など、知識の広がり方は無限です。
 
 
つまり最初は興味の範囲が狭くても、子どもに自信をつけてやる気を引き出すことができれば、子どもは自分で興味の範囲をどんどん広げていくんです。
 
 
お母さんの声かけで、子どもの好奇心を育ててあげることができるんですよ。
 
 
いかがでしたか?親野智可等先生はこの他にも子どもの好奇心を引き出す様々な方法を公開されています。
 
 
書籍を読むのももちろんいいですが、直接会ってお話を聞くとたくさんの学びを得ることができますよ!
 
 
 
 

4.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会

 
 
パステル総研では、そんな親野先生をお招きして講演会を開催することになりました!
 
 
本やウェブで読むのももちろんいいのですが、実際にお会いすると本で読むよりも何倍もの気づきを得ることができます!
 
 
ぜひ、講演会にもご参加くださいね。
 
 
「親の気持ちが楽になれば子どもが幸せになる親力講座」
 
 
▶︎日時
9月14日(土)13:30〜15:30
 
▶︎場所
アルカディア市ケ谷 私学会館
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2−25
https://www.arcadia-jp.org/access/
 
▶︎費用:無料
 
 
今回の講演会では、あの人気トレーナーや総研記事でお馴染みのあのリサーチャーも参加予定です。ぜひ、交流してみてくださいね。
 
 
ぜひワクワクを体感しにきてください!みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
 
 
▼▼お申し込みはこちらから▼▼
 
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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