初めての積み木として「握る、並べる、崩す」など、ジェンガを使っての遊び方は無限大。1歳からでも子どもの脳をグングン成長させることができるボードゲームです。電池を使わず集中力を育てることのできるバランスゲーム・ジェンガを詳しくご紹介します。
【目次】
1.ジェンガは何歳から?
老若男女を問わずみんなが知っている、世界中で愛されている木製ブロックゲームのジェンガ。
木のブロックを抜き差しするだけなのに、なぜあんなに興奮するのか、本当によくできたゲームですよね。
対象年齢は6歳からとなっているので、小学生より大きいお子さんがいるお家にはよくみかけられるボードゲームかと思います。
ジェンガは一人でも、そして何人でも一緒に遊べるのが特徴です。
積まれたタワーの中から順番に片手で1本ずつ抜き取って一番上に積み上げていき、タワーを倒した人が負けというシンプルなルールです。
このルールを守ってジェンガを楽しめるのは3,4歳くらいからですが、握りやすい大きさの積み木としては、なんと1歳からでも遊ぶことができます。
ただし誤飲の危険があるので、始めは必ず大人の方が見守りつつ一緒に遊ばれることをお勧めします。
では知育玩具として知られる積み木としての取り入れ方をまずご紹介します。
2.木のおもちゃとして1歳からでも遊べるジェンガ
座っておもちゃを手に取って遊べるようになった赤ちゃんに、始めはジェンガを1本渡してみます。
最初は握って舐める・見るを繰り返し、次に片手に一本ずつ持てるようになるとぶつけて音を出せるようになり、少しずつ出来ることが増えていきます。
1歳半くらいからは大人の真似をして集中しながら並べる、積む、そして倒れたのを見て驚き・喜ぶようになります。
安い積み木よりも同じ形で精巧に作られているので比較的容易に高く積むことができます。
指先に力を入れる動作が安定してくると、3歳ごろにはドミノ遊びとして倒れないようにするというスリルを楽しみつつ遊べるように成長します。
このようにボードゲームとして遊ぶ前の年齢からも木のおもちゃとして遊ぶことが出来るので、長く使える知育玩具だと言えます。
大人が思うよりも子どもは夢中になって遊びます。
夢中になる事で自然と集中力が高まっていきます。
そしてジェンガの遊びが実際にできるようになると「ワクワク、ドキドキ」が増え、知育効果がさらに高まります。
「倒れると負け」という簡単な約束事や「順番を守る」というルールを学ぶ機会になります。
ルールの大切さを知り、ルールを守ることで社会性も身につけることができます。
3.バランスゲーム「ジェンガ」の知育効果
ジェンガで遊ぶことで育まれる能力について説明します。
①手の巧緻性(こうちせい)
指先の器用さを意味する手の巧緻性を育みます。
ジェンガで遊ぶことを通して「押す」「つまむ」「引き抜く」などの動作を繰り返すことで「力の加減」を遊びながら子どもの巧緻性を伸ばせます。
②空間認知力
手と目の協調性や自分の体をイメージする力、距離感や空間の位置関係を把握する空間認知力を高めます。
空間認知力は大人になってからも車の運転や日常生活で密接に関係する力なので、幼い頃から高めておくメリットは大きいと言えます。
③論理的思考力
「このブロックなら押して動いたから大丈夫」と想定して(仮説)、手元に注目しながらブロックを「動かす」という行動に移し(実験)、「崩れる」「崩れない」を経験した結果から学ぶ(考察)。
この「仮説→実験→考察」のプロセスを繰り返しながら遊ぶジェンガは、論理的思考力を鍛えることができます。
④コミュニケーション力
兄弟、親子、家族で一緒に遊ぶことで、コミュニケーション能力が向上します。
「楽しさ」だけではなく「悔しさ」などさまざまな思いも共有し相互理解を深められます。
⑤問題解決力
色んな角度から眺める習慣が身につきます。
常に「思考」と「選択」が求められるので、物事を客観的に考えることが出来るようになります。
自分で考え、行動することでいろんな可能性を見出すことができる力を伸ばせます。
4.親が疲れないおススメの遊び方
これらのたくさんの効果が期待できるジェンガってすごいですよね。
ですが、一緒に遊ぶ親や家族も一緒に楽しめる遊びでないと相手をするのが億劫になりますよね。
エネルギーに満ちた子どもと遊ぶと最初は大人も楽しいのですが、繰り返すごとに段々と大人は疲れてしまいます。
ジェンガは、椅子に座って机やテーブルの上で遊ぶこともできるし、フローリングや絨毯に寝ころんで子ども達と遊ぶ相手をすることもできます。
疲れているお父さんもそれほど頭や体を使う必要がなく、一緒に遊んであげることが可能です。
ごはんの準備や明日のすることなど常に頭を働かせているお母さんも、勝つ方法や負ける方法を考える必要がありません。
ジェンガのパーツの一つを「抜いて重ねるだけ」というシンプルな動作なので、お疲れママさんにもお勧めの遊びです。
大人や高学年の子どもは慎重に抜いて重ねる事が出来るのですが、小さい子どもの場合は勢いがあるので、無謀な行動をすることもあります。
すると勢いよくジェンガのタワーが倒れてしまいますが、その子どもらしい大胆さが新鮮でもあり、日頃感じることのない爽快さにもつながります。
5.レベルアップな「ジェンガ」の使い方
子どもの年齢に合わせて少し難しくしたい場合は、机の上で組み立てて、立ってするというのも体全体を使うことになり面白さが増します。
他にも、小学生や大人は利き手と反対の手でするというハンデを付けることで年齢差があっても一緒に楽しむことができます。
また車や電車のおもちゃと一緒にジェンガを線路や道路として使ったり、フィギアと組み合わせて戦いごっこに使ったりと想像力を発揮できます。
人形と組み合わせてのごっこ遊びでも自ら遊びを面白くしようと工夫します。
使い方が多様なのに単純なルールのジェンガで、子ども・親・祖父母と3世代で楽しみながら子ども達の脳を刺激して遊んでみませんか。
是非あなたの家のオリジナルな遊び方を子ども達と見つけてみて下さい。
【商品詳細】
・商品名:ジェンガ クラシック
・サイズ:1個が約15x25x75mm
18段組で75x75x266mm
・材質:木
・公式HP
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執筆者:大村かよ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)