子どもを怒らず好ましい行動へ導くとっておきの秘策

子どもが親の言うことを聞かないと悩むご家庭はとても多いと思います。冬休みで子どもが家にいる時間が長いと、余計に目につく行動でイライラしてしまいがちですよね。そんなイライラを軽減し、子どももすっと行動できるとっておきの秘策を教えちゃいます!
 

【目次】

1.親の言うことを聞かない子どもに悩む日々
2.知れば納得!子どもが親の言うことを聞かない理由
3.親の言うことを聞かない!ならば子ども自身に〇〇させてみよう

 

1.親の言うことを聞かない子どもに悩む日々

 
 
寒くなり、大人も子どもも外で遊ぶよりも家にこもりがちの季節です。
 
 
家にいる子どもたちの行動が目につきやすく、イライラしがちになりませんか?
 
 
私は、働きながら発達凸凹の男の子2人を育てています。
 
 
昨年小学生になった長男は、自分の意思がとっても強くて、感情のコントロールが苦手です。
 
 
だから、日々の生活の中で
 
 
「夕ご飯できたよ。」
 
「そろそろお風呂入りなさーい!」
 
 
と声をかけても、自分の気分でなければどれだけ待っても来ようともしません。
 
 
また、この時期は朝とても寒いので着替えもなかなか取り掛かろうとしてくれません。
 
 
家を出なくてはいけない時間もあるのに動きもしない長男に
 
 
「早くしなさい!」
 
「いつまでやってるのよ!!」
 
 
声を荒げ、時に親子バトルになることも以前はよくありました。
 
 
 
 
特に朝の時間は余裕もなく、つい怒ってしまいがちです…。
 
 
怒られた長男も機嫌が悪くなり、時にめちゃくちゃな言葉で言い返してきたり、大声を上げたりする日もありました。
 
 
できるなら私だって怒ることなく過ごしたい!
 
 
親の言うことを聞かない子どもにイライラする日々なんて卒業したい!!
 
 
けれど、子どもの脳を伸ばす声かけを学ぶまではどうするのがいいのか分からず途方に暮れていました。
 
 
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2.知れば納得!子どもが親の言うことを聞かない理由

 
 
車や自転車と同じで、人間の脳も動き始めるのに1番エネルギーを使います。
 
 
大人の私たちでも、家の大掃除しなきゃと頭によぎった時や、面倒だなと感じる仕事を頼まれた時など…。
 
 
気の乗らないことをするのに躊躇したり、つい後回しにしてしまったりすることがあると思います。
 
 
”それでもやらなきゃ”と腹を括って取り組むことができるのは、自制心や社会性を司る分野が発達しているからです。
 
 
まだ年齢が低かったり、発達凸凹があってその部分の発達に遅れが出ている場合だと、先ほどの私のような状況が起きてしまうのです。
 
 
しかし、いつするか分からない脳の発達を待っていては、親の言うことを聞かないと苛立つ日々はいつまでも終わりません。
 
 
”徹底的に叱って躾ければ子どもの自制心や社会性も身につくはず!”と思って、あえて口うるさく言っているママもいるかもしれません。
 
 
しかし、そのやり方で一時的に好ましい行動が取れていたとしても、叱る人がいないと全く動かなくなったり、思春期以降に力任せに反抗するようになり後々大きな問題になってしまう危険性もあります
 
 
 
 
子どもに自分で考え行動できる大人になって欲しいのはどの親もきっと同じですよね。
 
 
イライラすることなく、子どもが好ましい行動を取れるようになる秘策を次の章で具体的に解説します。
 
 
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3.親の言うことを聞かない!ならば子ども自身に〇〇させてみよう

 
 
その秘策とは、どうするのかを自分で選ぶことです。
 
 
例えば、着替えて欲しいタイミングで服を2着持ってきて
 
 
笑顔と、ゆっくりと優しい声で「今日はどっちを着たい?」と聞いてみます。
 
 
また、夕食ができ上がるタイミングでは
 
 
「もうすぐできるけど今すぐご飯食べるのと〇〇分後に食べるのとどっちにする?」
 
 
など、どっちを選んでも行動につながる選択肢を用意して本人に選ばせるのです。
 
 
選択肢の中から選ぶことができたり、選んだ通りに行動ができた場合はいっぱい褒めてあげてください。
 
 
親の言うことを聞かないタイプに多いのが、選択肢にない第3の提案をしてきた時です。
 
 
受け入れ可能な提案であれば採用して
 
「その考えもいいね!」
「どうやって思いついたの?すごい!」
 
と褒めてみてください。
 
 
 
 
”自分の考えも受け入れてもらえる!”と分かると、子どもも自分で考えたり思いを発信することが楽しくなります。
 
 
子どもがどれも選びたくない・子どもの提案も採用できない場合は、最初の笑顔とゆっくりと優しい声で質問を繰り返しましょう。
 
 
何をするのか本人に選んでもらうと、言うことを聞いてる感覚が薄まるので自然とこちらが望む動きを引き出すことができます。
 
 
この選んでもらう作戦から応用して、ブティックやレストランの定員さんの口真似で
 
 
「いらっしゃいませ〜。本日はどれになさいますか?」
 
 
と、お店屋さんごっこで遊ぶ感覚で次の行動に誘うのもおすすめです。
 
 
特に低年齢のお子さんにすごく効果があるので試して欲しいです。
 
 
出された指示の通りに行動できることはもちろん素晴らしいですし、場面によってはそれが重要なことになります。
 
 
しかし、ネットやテクノロジーの発展で、時代や常識の変化は年々早くなってきています。
 
 
親の言うことを聞かない子どもが持つ自分の頭で考えて行動する力は、そんな時代を生き抜くための重要なスキルになると感じています。
 
 
欠点やできてないことに目が行きがちですが、持って生まれた良さを引き出せる子育てをこれからもしていきたいと思います。
 
 
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執筆者:すぎたなお
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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