落ち着きがない、話を聞かない、勝手に話す状況を見て、自分のしつけが悪いんじゃないか、障害があるんじゃないかと不安を抱え心配。子どもにあれこれ言う前にまず大切にして欲しいことを1つお伝えします。 |
【目次】
1.周りの子どもと比べてやりがちなこと
学校行事などで子どもが集まるところに行くと、同年代の子どもとわが子を比較しやすい状況になりますよね。家にいるときは気にならなかった行動や言動のあれこれ。
・落ち着きがない
・話を聞いていない
・お友達と遊べていない
・勝手に発言
・話を聞いていない
・お友達と遊べていない
・勝手に発言
そんな現実をまのあたりにして、なんだか恥ずかしく、悲しく、なんでうちの子はできないの?という怒りすら起きてくることってあると思うんです。
しっかりさせなければと思い、どう行動すべきかを教え、注意し、叱ってただす。でも子どもは動じなくてそのまま、むしろさらにおちゃらけてくる。
どうしたらいいんだろうと悩み、「子どもにイライラしてもしょうがない、子どももがんばってやっているから」と自分に言い聞かせる…
でも、変わる気配のないわが子を見て、自分の「しつけが悪いんじゃないか」、「もしかしたら障害があるのではないか」と不安になったり、自分を責めたりしていませんか?
この「自分を責める」こと。何気なくやっているかもしれませんが、頭と心の中で唱えている様々な言葉で、自分の心に深いダメージを与えてしまっています。
2.子どものしつけができていなくても、障害かもしれなくても
子どもが「落ち着かない」「人の話が聞けない」「勝手に話してしまう」のは、自分のせいでしょうか?
もし友達が「子どもが落ち着かないし、話も聞いてくれない、私がダメだからだ」と言っていたら、あなたはどんな風に感じ、なんて声をかけますか?
「あなたのせいなんかじゃないよ」「大変だよね」「何かサポートできることない?」「大丈夫?」「がんばってるね」などの言葉を言ってあげると思うんです。
でも、いざ自分のことになると「なにやってんの?しつけられてない」「育て方が悪い」「ダメなお母さんだ」って、心の中にいる鬼コーチが完璧を求め、さまざまなことをささやくのです。
私自身もその昔、自分の心の中にいる鬼コーチがダメ出しのオンパレードをしてました。そして自分がダメ親だと思われたくないから、子どもに厳しくしてしまっていました。
子どもといて楽しく幸せに思っているはずなのに、私は笑顔をなくし、つらい子育てだと思っていました。
だからこそ、今子育てをがんばっているお母さんに、昔のような私になる前に、ぜひ心がけて欲しいことがあります。
3.子育てで不安なときこそ大切にして欲しいこと
ダメだと自分を責めて悩んでいると、自分の心はどんどん沈んでいきます。その心の状態をいちばんそばで見ているのは誰でしょう?。ご主人でもなく、お友達でもなく自分です。
やる気や生きる力の源は心から。心はいちばん大切な存在で誰よりも先にケアが必要です。
でも、自分の心ってオトナになるにつれ二の次にしがち。そして厳しく接する傾向がありますよね。
厳しくしないようにと言っても、そう簡単に切り返しって難しいかもしれませんが、少しずつ視点をチェンジしてみませんか?
責める思考パターンをこれ以上習慣化させないためにも、ほんの1分だけして欲しいことがあります。
それは、今日自分の「できたこと」を箇条書きで3つ書きだすこと!頭に思い浮かべるだけではなくて、ノートや手帳に書いてみてください。
ただ単に頭で考えるのは脳がスルーしてしまうので書きだすことがポイントです。書くことで記憶にしっかりと定着していきます。
「できた」ことなんてないよ…という声が聞こえたので、例をあげてみますね。
顔を洗った
鏡の前でにっこり
メイクをした
好きなカフェに行った
夕飯を作った
席をゆずった
散歩した
部屋を片付けた
ありがとうと言った
鏡の前でにっこり
メイクをした
好きなカフェに行った
夕飯を作った
席をゆずった
散歩した
部屋を片付けた
ありがとうと言った
できたことですよね。
できて当たり前だからと思っている日々の暮らしの中のコト。当たり前ではなくてタカラモノ。
そしてちっちゃなことでも書くことで記憶として脳にしっかり残り、幸せゴトにつながっていきます。
自分のできている探しを習慣にしると、まわりにも連鎖して楽しくなってきますよ。
子育ては100人いれば100通り。アナタが普通と思ってできていることは、Bさんにとって簡単にできるとは限らないですし、本に書いてある通りには行かないことなんてたくさんあります。
空回りして苦しくなることもありますよね。涙していいんです。だって初めてのことで、よくわからことをがんばっているんですから。
お母さんになってどれくらいですか?もしお子さんが3歳だったらお母さん歴3年目、8歳だったら8年目。年齢が大きくなれば経験数もあがります。
完璧や失敗なんてないんです。やってみたからわかる、経験したことで学びとなり次につなげることがきっとできるから。
自分をハグしながら「私はよくやっている」「たいしたもんだ!」ってほめてみてください。そして鏡の前でほんの一瞬口角をあげてみてください。
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執筆者:吉田エイミー
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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