「空気の読めない」行動をしがちな悪目立ちする発達障害・グレーゾーンの子どものために、「今」お母さんができること

発達障害・グレーゾーンの子どもにありがちないわゆる「空気の読めない」行動。なんで今そんなこと言っちゃうの!?とハラハラしますよね。その行動にはきちんとした理由があります。お母さんの声かけで子どもの脳にアプローチしていくことが重要です。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもの「空気の読めない行動」でハラハラした経験はありませんか?

 
 
悪目立ちしがちな発達障害・グレーゾーンの子どもたち。
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の子どもに多い視覚的に分かりやすく目立ってしまう場面もあれば、自閉症スペクトラム (ASD)傾向の子どもに多い全く悪気はないにも関わらず、突然「それ言っちゃダメ!」と思わせるような発言をしたり…
 
 
発達障害やグレーゾーンの人たちの生きづらさは日本独特のいわゆる「空気を読む=暗黙の了解」の多い文化も関係しています。
 
 
それだけに、我が子が「暗黙の了解」がわからない場面に遭遇するたびにハラハラしたり不安になられるお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
子どものそんな場面に遭遇した場合、お母さんたちはどのように対応していますか?
 
 
・「何やってるの!」や「何度言ったらわかるの!」など、叱ったり責め立てたりする
 
・「こういうときには●●っていうんだよ」「ほら、みんなはもう●●やってるよ」など、懇々と言い聞かせる
 
・無理やり静止する 
 
 
など、ついついやってしまいがちなこの行動。かつての私もそうでした。実家に帰省するとしつけ世代の祖父母もこんな調子の対応をしてしまいます。
 
 
 お母さんやご家族の切実な思いはとてもよくわかりますが、実はこれらの行動はお子さんには全くと言っていいほど届いていません。
 
 
むしろ、子ども本人はどうしてお母さんが怒っているのか意味が分からず、その状態で叱られ続けていることで何をやっても叱られる…とネガティブな記憶ばかりが残ってしまいます。
 
 
そうなると自己肯定感が下がっていく一方で、問題行動を引き起こしやすくする事態にもなりかねません。
 
 
そんな子どもたちのために、叱らない方法でサポートしてできる方法があることをお母さんたちにぜひ知っておいて欲しいと思います。
 
 
今回はお子さんの空気を読めない行動の理由や、お母さんが「今」子どものためにできることの一部をご紹介します。
 
 
 
 

2.子どもが空気を読むのが苦手なのには理由があります。

 
 
子どもが場にそぐわない行動余計なことを言ってしまう「空気の読めない行動」の理由。
 
 
これらは見えていても想像することができない、つまり、脳の視覚系や感情系の部分が未発達であることが関係しています。
 
 
見えていてもその情報自体をキャッチしておらず、状況判断を行うことや、相手の表情や態度など感情を汲み取ることが苦手なのです。
 
 
そして、これらの能力を養うには脳が吸収しやすい幼少期がベストです。
 
 
日々のお母さんとの会話の中でも簡単に取り入れることができます。
 
 
例えば、 一緒に絵本を読んだりテレビを観ながら
 
「今、どんな顔してる?」
 
「この子どんな気持ちだろうね?」
 
など、会話の中で目の前のものの表情や感情を想像させるというコミュニケーションです。
 
 
場面場面をクイズ形式で楽しむことができ、お母さんの問いかけにきちんと答えられれば「正解!」小さな成功体験を与えることもできます。
 
 
他にも、ADHD傾向の発達障害・グレーゾーンの子どもはじっとしていないことが多いですよね。
 
 
落ち着きがなくなってきたら、「あれなーんだ?」視覚的に注目する指示を与えることでじっと見る行動の場面に切り替えることができます。
 
 
これらで大事なことはお母さんはできていることに注目し、行動を起こせたときに褒め、決して叱らないことです。
 
 
 
 

3.遊びの中で”空気を読む能力”を身につけることができます!

 
 
目の前の”気になる行動”にアプローチしていくには好ましい発達の順序を経ていることがキーとなってきます。
 
 
そこで、”空気を読む能力”を育てるためにとても大事なこと。 それは『よく動き、よく遊ぶこと』です。
 
 
・お散歩
・ボール遊び
・砂遊び
・昆虫や植物を育てる
 
 
など、一見空気を読むことと関係なさそうに思われるかもしれませんが、
 
・お散歩をしながら周りの景色を見る、
 
・ボールを投げたり蹴ったりしながらボールを見る、
 
・砂遊びで完成形を想像する、
 
・昆虫や植物のお世話をすることで観察眼を養う
 
 
のように、子どもが喜んでやるような遊びには「空気を読む」力を養うための要素がたくさん詰まっています。
 
 
 
 
勉強をやることも大事ですが、幼少期にしかできない遊び、幼少期の今だからこそやらせたい遊びもたくさんあります。ぜひ、放課後や休みの日には積極的に外遊びをやらせてあげてください。
 
 
親子の楽しいコミュニケーションをベースとした生活の中で、めいっぱい体を動かしたり、お休みの日には普段見られない景色を見せてあげる経験などからたくさん脳を刺激してあげて子どもの観察眼を伸ばしていきましょう!
 
 
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執筆者:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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