新時代の子育て!子どもの興味を使ってグングン脳を伸ばす遊びのポイント

 

2020年に学習指導要領が変わりました。新時代では子どもに勉強を「教えこむ」子育てでは必要な力が身に付きません。遊びを楽しみながら学びに取り組むことが大事です。子どもの「興味」のエネルギーを使って脳をグングン伸ばす方法についてご紹介します。
 

【目次】

1.子どもの勉強はさせておいた方がいいの?遊び中心の生活
2.なぜ「興味」が脳を伸ばすのか
3.子どもの「興味」が未来の子どもを作る!遊びまくって脳をグングン育てよう
①折り紙で算数の力を養う
②絵本の読み聞かせの効果を最大限にする
③積み木で算数博士に!
④粘土は刺激がい~っぱい!

 
 

1.子どもの勉強はさせておいた方がいいの?遊び中心の生活

 
 
2020年に小学校の学習指導要領が変わっています。
 
 
子どもの遊び中心の生活を見ていると、
 
 
小学校に入る前までに勉強はさせておいた方がいいの?
 
ひらがなやカタカナが読み書きできるほうがいい?
 
足し算はできておいたほうがいいの?
 
 
と悩むお母さんは多いと思います。
 
 
幼児期では読み書きができることよりも、読み書きへの興味・関心が育っていることのほうが大切です。
 
 
小学校での学び方は2020年度から新しくなっていて、じーっと座って勉強する、先生から教えられるという教育は少しずつ変わっています。
 
 
「入学前にお勉強を教える」という考えは捨てしまって大丈夫です。
 
 
それよりも、我が子が「どんなことに興味を持っているか」「興味のあることをトコトン楽しんでいるか」が大切になります。
 
 
 
 
好きなことを楽しみ、いろいろなことに興味や意欲を持つことが、幼児期の子どもにとってとても大事なことなのです。
 
 
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2.なぜ「興味」が脳を伸ばすのか

 
 
「お子さんが今、興味を持っていることは何ですか?」
 
 
車、電車、昆虫、恐竜、ままごと、ゲーム、カードゲームなど…
 
 
子どもは大人が時に理解しがたいものに興味を持つことが多いですよね。
 
 
道端で何度も石を投げて楽しんだり、横断歩道の白線の数を数えたり、小さい石や貝殻をたくさん集めたりしています。
 
 
散歩中でも何度も立ち止まりなかなか目的地に着けない!ってことも多いですよね。
 
 
いつまで続くんだろう?「もう帰ろうよ」と言っても、「いやだ」と子どもは興味のあることは止めません。
 
 
これが大事なのです!
 
 
興味のあることに対しては、親がいくら声をかけてもトコトン追求していきます。
 
 
子どもは興味のあることに対してドンドン追求していくので、そのときに脳は必死に考えています。
 
 
つまり子どもが興味を持っている時こそ、脳が伸びる大きなチャンスです!
 
 
 
 
親が勉強を教え込むよりも、親は子どもの興味を一緒に楽しんであげることが大切です。
 
 
子どもが興味のあることをトコトンやらせながら脳を伸ばしましょう。
 
 
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3.子どもの「興味」が未来の子どもを作る!遊びまくって脳をグングン育てよう

 
 
特に発達でこぼこキッズは、好奇心旺盛でいろいろなものに興味を持ちます。
 
 
この興味に付き合って親が「面白いね」って言えるかが大事です。
 
 
日常生活の中で興味を伸ばすには「遊び」を活用することが効果的です。
 
 
幼児期の遊びの中で数字に触れたり、文字を読んだりすることがゲーム感覚でできます。
 
 
日常生活で子どもの「興味」を活用して、遊びながら脳を鍛えていきましょう。
 
 
私のおすすめの遊びとそのポイントについてご紹介します。
 
 

◆①折り紙で算数の力を養う

 
 
折り紙は図形を理解し、イメージ力を高め、算数の力にもつながってきますよ。
 
 
・好きな物(飛行機、動物、植物など)を作る→「長方形」「三角」「四角」を折りながら図形が理解できる、イメージが身につく
 
 
・雪の結晶を作るなど折った物を切ってみる→推測する力、算数の問題がわかる
 
 
・角と角ときれいに合わす→手先が器用になる
 
 
・箱を作って分解する→展開図を理解する
 
 

◆②絵本の読み聞かせの効果を最大限にする

 
 
読み聞かせをしているご家庭は多いと思います。
 
 
子どもはお母さんに絵本を読んでもらうことが大好きです!
 
 
ただ単に「本を読んであげる」だけではもったいない!
 
 
絵本の読み聞かせを一工夫して脳を伸ばすチャンスにしましょう。
 
 
・「誰が出てきたかな?」と質問をする→ワーキングメモリに役立つ
 
 
・絵本の内容を要約させる→状況把握ができ国語力がアップ
 
 
・感情を込めて読み「〇〇(登場人物)はどんな気持ちかな?」と質問する→気持ちの理解ができる
 
 
・一緒に音読や復唱する→ことばや文字を学ぶ
 
 
・読んだ絵本を絵に書いてみる→イメージ力や想像力が身につく
 
 

◆③積み木で算数博士に!

 
 
我が家ではよくやっていた遊びで、算数や理科の下地になるのでおススメです!
 
 
「百聞は一見にしかず」小学生になり算数の問題集を見るだけではわかりにくい図形の問題が、幼児期の積み木遊びを通して学べます。
 
 
・興味のある物(車、昆虫、電車など)を作る→図形がわかる、イメージや創造力が身につく
 
 
・積み木を積んで何個あるのか当てる→数や空間の理解につながる
 
 
・出来るだけ高く積み上げる→バランスやてこの原理の理解につながる
 
 

◆④粘土は刺激がい~っぱい!

 
 
子どもは粘土からの手の刺激が大好き!色もカラフルで視覚的にも楽しめます。
 
 
・興味のある物(植物、昆虫、食べ物など)を作る→イメージや創造力が身につく
 
 
・色つきの粘土を組み合わせる→赤+白=ピンクなどの色の変化がわかる
 
 
・お団子を作って数や足し算引き算をする→数と計算ができる
 
 
 
 
子どもの興味は日常生活の遊びの中にあふれています。
 
 
子どもが興味を持っている世界を大事にしてあげて、そこを少しずつ広げていくことが脳を育てるポイントです。
 
 
子どもが好きと思っていることに親がしっかり付き合い、遊びの中で脳を育てましょう!
 
 
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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