頭がよくなるおうち遊び!子どもと何して遊ぶか悩んだら、大人の世界の疑似体験をさせてみよう!

 

夏休みに入り、家で子どもと何をして過ごそうかと悩んでいませんか?家事をしながら、3・4・5歳の子どもの頭がよくなるおうち遊びがあればうれしいですよね。大人の世界に挑戦しながら子どもの脳を発達させる驚きの方法をご紹介します。
 

【目次】

1.夏休みは子どもの相手&家事で大忙し!!
2.大人の世界の疑似体験は頭がよくなる!?おうち遊びに挑戦するメリットとは
①考えているから
②自信がつき、さらに挑戦するから
3.3・4・5歳の子どもと何して遊ぶか悩んだら、おうち遊びで家事もはかどるお手伝いがおすすめ!
①料理のお手伝い
②配膳の手伝い
③洗濯や掃除のお手伝い

 
 

1.夏休みは子どもの相手&家事で大忙し!!

 
 
夏休みに入ると3・4・5歳児の子どもと遊ぶ時間が必要になりますね。
 
 
その上、昼ご飯の用意や遊んだおもちゃの片付け、いつもより汚れる家の掃除…
 
 
家事の負担が増えて大変なお母さんもたくさんいらっしゃると思います。
 
 
私も家事をしていると
 
 
「お母さん、遊ぼうよ」
「お母さん、退屈~」
「お母さん、ちょっと来て!」
 
 
としょっちゅう言われていました。
 
 
子どもたちが喧嘩を始めて
 
 
「お母さ~ん、〇〇におもちゃ取られた」
 
「お兄ちゃんがおもちゃ貸してくれないよ~」
 
 
と泣き出すこともしばしば。
 
 
子どもの相手をしたり、喧嘩を止めに入ったりと、家事の手がどうしてもストップしてしまいがちですよね。
 
 
「ちょっと待ってね」「後で遊ぼうね」 「今、掃除してるから」 と子どもとの時間をついつい後回しにしてしまうことも…
 
 
 
 
やることが多いのに、思い通りにならない日々にイラっとしてしまう方、少なくないと思います。
 
 
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2.大人の世界の疑似体験は頭がよくなる!?おうち遊びに挑戦するメリットとは

 
 
『お母さんが化粧をしていると横で同じように顔をポンポンとしている』
 
『お母さんが髪をとかしていると自分も髪をとこうとしている』
 
 
このように、小さい頃から子どもは親の真似をすることが大好きです。
 
 
3・4・5歳では家事にも興味を持ちます。
 
 
調理をしている横に来て、「一緒にやらせて!」「にんじん切りたい!」「私も卵割りたい!」と言ったり、掃除機をかけていると「僕に変わって!」と言ってきませんか?
 
 
基本的に子どもは大人がやっていることにとても興味があります。
 
 
大人の世界が好きで、背伸びしてやってみたいと思うのですね。
 
 
大人の世界は、幼児にとってちょっぴりハードルが高いことばかりですから、お母さんからすると「失敗するからやらせたくない…」と思うかもしれません。
 
 
けれど、ちょっぴりハードルが高いことに子どもが取り組むという挑戦をすると、子どもの頭がよくなり脳力はアップします。
 
 
理由を2つ説明しますね。
 
 

◆①考えているから

 
 
自分の力でできないときは背伸びをして、自分の力以上を発揮する必要があります。
 
 
例えば、
 
 
◆欲しいおもちゃがある
→どうすれば手に入るのか考える
→おかあさんを喜ばせたら、買ってもらえるかも!
→どうしたら喜ばせられるか考える
 
 
◆ジャングルジムにもう少しで登れる
→どうやって登ったら頂上まで行けるのか考える
→まだ登れない
→別のルートを考える
 
 
このように、できないことがあると「どうしたらいいのかな?」「どうすればできるようになるかな」と解決策を見つけ出そうとします。
 
 
解決策を見つけ出すために子どもは真剣に考えています。
 
 
真剣に考えているという過程で、脳は活性化しています。
 
 

◆②自信がつき、さらに挑戦するから

 
 
親がやっている家事を真似して、できたときはお母さんから
「ありがとう、助かるわ」
「綺麗になったね」
「よくできたね」
と褒められますよね。
 
 
たくさん褒められたり、感謝されるという経験は自信をつけることができます。
 
 
できなかったことができるようになり、やり遂げたという経験は自信になります。
 
 
子どもは自信がつけばもっと新しいことに挑戦してみよう!となります。
 
 
挑戦することが積み重なると、頭がよくなり脳力がどんどんアップしていきます。
 
 
 
 
このように、ちょっとハードルが高い家事にお子さんが挑戦することは、子どもの脳が伸びる、お母さんは家事をしながら子どもの相手ができるので一石二鳥です。
 
 
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3.3・4・5歳の子どもと何して遊ぶか悩んだら、おうち遊びで家事もはかどるお手伝いがおすすめ!

 
 
そうはいっても、まだまだ親がやっていることが一緒にできるかというと難しい年齢。
 
 
子どもに手伝わせるとかえって手間がかかってしまうと思うこともありますね。
 
 
そこで、おすすめしたいのは親がやっていることを説明しながら、一部を子どもに取り組ませることです。
 
 
親がやっていることを実況中継しながら、できることだけを子どもにさせます。
 
 
それだけでも子どもは満足できるし、立派な挑戦になります。
 
 
ここでは3つのお手伝いを例にあげてみます。
 
 

◆①料理のお手伝い

 
 
料理は子どもにとって様々な能力を身につけるチャンスがいっぱいあります。
 
 
作っている作業を説明するだけでも遊んで学べる時間になります。
 
 
「今日はどんな料理を作ろうか」
→料理の本を見たり、イメージする力がつく
 
 
「まずは野菜を切って、炒めて、盛り付けるよ」
→段取り力がつく
 
 
「野菜を切ってみるよ」「どんな形になるのかな」
→3Dのイメージが持てるようになる
 
 
「豆腐を入れてみよう」
→強く握るとぐちゃっとなるので力加減がわかるようになる
 
 
「お母さんと同じように盛り付けてみて」
→モデリング、観察力がつく
 
 

◆②配膳の手伝い

 
 
配膳は地味な作業になりますが、状況判断したり、算数に必要な力が身につくなど、学ぶことがたくさんあります。
 
 
まずはお母さんがやりながら子どもに見せてみましょう。
 
 
「同じ数になるように分けるよ」
→数や掛け算に強くなる
 
 
「誰の食器かな?誰のお箸かな?」
→状況判断ができる
 
 
「ケーキを6個に切り分けてみよう」
→数や分数がわかるようになる
 
 
「チャーハンを同じ量に分けるよ」
→空間の理解につながる
 
 

◆③洗濯や掃除のお手伝い

 
 
洗濯や掃除など日常生活のちょっとしたことが、子どもの遊びと学びにつながります。
 
 
日々の積み重ねで子どもの脳力がアップするので、以下のことを意識して声を掛けてみましょう。
 
 
「洗剤をいれると汚れがとれるよ」
→物事の理由がわかる
 
 
「洗濯ものを分けるよ」
→状況判断ができる
 
 
「これはパパのもの、これはママのもので分けようね」
→状況把握の力が高まる
 
 
「洗濯ものの端と端を合わせてたたんでみよう」
→手先の器用さや状況判断ができる
 
 
「ぞうきんをしぼってみよう」「ぞうきんで掃除してみよう」
→力加減、身体運動になる
 
 
 
 
まずはお母さんが実況中継してみて、できそうなら子どもと一緒にやってみましょう。
 
 
できたらいっぱい褒めることを忘れずに! 家事をしながら子どもの脳力がアップする大人の世界への挑戦!
 
 
ぜひこの夏休み試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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