発達障害あるあるとして、グレーゾーン・自閉症スペクトラム(ASD)・アスペルガータイプの人は服選びに無頓着な人もいます。実は私もその一人!大人になって苦労する洋服選びをプロの力を借りていかにハードルを下げ、ラクにやれるかをお伝えします。 |
【目次】
1.発達障害・アスペルガータイプの人は独特なファッションセンス
2.洋服選びで自信喪失…人間関係にまで影響の出た社会人時代
3.ファッションは知識として身につける!服選びをスムーズにして苦手意識を克服!
1.発達障害・アスペルガータイプの人は独特なファッションセンス
突然ですが、自分に自信が持てないお母さん!どのあたりに自信が持てませんか?
話し方?
ユーモアセンス?
ファッションセンス?
はい!今回は、発達障害・アスペルガー傾向の人のファッションについてお話しします。
発達障害にファッションなんて関係あるの?と思われるかもしれませんが、これがかなり関係あるんです。
発達障害・グレーゾーンで自閉症スペクトラム(ASD)・アスペルガータイプの人は、こだわりが強く、興味のあることには深くのめり込みます。しかし、興味のないことにはとことん無頓着!身だしなみを気にしない人も多いです。
ファッションにこだわりがある人でも、TPOや季節に合わない服を着てドン引きされることも。良くも悪くも流行に左右されないタイプです。
私も幼少期は洋服選びには無関心で、女の子らしい服も好まない。それはそれは母にすごーーく心配されました。外出時には容赦なく母のファッションチェックが入り、母娘ケンカに発展。かんしゃくを起こして、外出をキャンセルすることも度々あったのです。
ファッションに関しては、ネガティブな記憶が強かったので、洋服選びもおっくう。外出もおっくう。しまいには「肌が隠れれば、なんでもいいんじゃない?」という考えになってしまいました。
ところがこれのツケが、何十年と響くことになってしまうのです。
2.洋服選びで自信喪失…人間関係にまで影響の出た社会人時代
そうこうしているうちに学生生活を終え、いよいよ就職!…となったときに困ったのが、社会人としての常識やマナーに合わせた服選びです。
あわてて女性向けのファッション雑誌を読み漁りましたが、見たことのないブランドと値段。そして、そんな服がどこに売られているのかもわからない。だから結局何も進歩なし。
結局、ファッション雑誌そのものも、アスペルガーの女性には合わないものばかりでした。スタイルが良く、キラキラした笑顔でさっそうとポーズをとっているモデルさんは、自分とは完全に別世界の人。雑誌の内容に全く共感ができなかったのです。
さて、社会人になって数年の若い間は、服選びに無頓着でも「まだ若いから仕方ないわね〜」で済むこともありますが、20代後半から30代…と年齢が上がると、望まなくても周囲の視線が厳しくなります。
あくまで私の場合ですが、服選びのセンスが壊滅的だったために、人間関係にヒビが入ることも多く、失敗経験が重なって自信を失っていきました。
「服の選び方を知って、少しでも自信を取り戻したい」
そう考えた私がとった行動は、思い切って先輩やプロに頼ることでした。
3.ファッションは知識として身につける!服選びをスムーズにして苦手意識を克服!
子育て世代になると、幼稚園や保育園の送迎、学校の授業参観や行事の参加など、嫌でも家の外で人と会う機会も増えます。このような状況を前にして、服選びが辛くて外出がおっくうになってしまうのは、非常に勿体無いです。
もし親しい人にファッションに詳しい人がいれば、どこで服を買っているのか?どんな方法で服選びをしてるのかを聞いてみるのがオススメです。
でも、私の周りにファッションに詳しい人はいないし、いたとしても聞きづらい…。
そんな時は、プロの力を借りてみましょう!
例えば
・パーソナルカラー診断
・骨格診断
・買い物の付き添い人
・ショップの店員さん
といったプロの力です。
自分に似合う色や服の形、実際にどのようなお店で洋服を選べば良いかについて、的確なアドバイスがもらえます。自分で服を選ぶときのポイントもしっかり教えてくれます。
骨格診断やパーソナルカラー診断、買い物の付き添い人にお願いする場合は、ある程度の料金がかかりますが、洋服選びのプロから知識を得れば、
・似合わない服を買わずに済む
・すでに持っている服の断捨離ができる
・短時間で服選びができる
・店員さんとの会話に困らない←これは大きい!
といった風に、支払った料金以上のリターンがあります!
私もカラー診断と骨格診断を受けて、私に似合う色と服装を細かく教えていただきました。おかげで服選びがスムーズに進み、周囲の人に「オシャレになったね!」と言われることが増えて自信がつきました。
あまりお金をかけずに、洋服の選び方を知りたい!という場合は、発達障害の人向けのセミナーもあります。発達障害の当事者目線での話が聞けますので、学びやすいです。
苦手意識を減らすことができれば、自信がついてきて、お母さんも子どもも笑顔が増えますよ。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)