ASDの子どもが脇目もふらずひたすら歩くことに困っていませんか?実はこの「歩く」ことが子どもの脳の成長を促すのにとっても大切なことになります。歩くことで大きく成長した我が家の息子を詳しく解説しますね。 |
【目次】
1.ASDの子どもの歩きすぎに困っていました。
2.「歩く」ことが脳全体を成長させる理由
3.今日から「歩く」で脳と体のトレーニングをしよう!
1.ASDの子どもの歩きすぎに困っていました。
ASD(自閉スペクトラム症)の子どもがまっすぐな道を見つけると、脇目もふらずどんどん歩いていってしまって、困ってしまうことはないですか?
寒い日でも雨の日でもおかまいなし。今すぐにでも帰りたい私をよそにどんどん歩いて行ってしまいます。
愛着を深めることが苦手な自閉っ子は、この時期にとにかくママと一緒に行動をするということができません。
我が家の自閉っ子の息子は、2歳ごろから4歳ごろまでまっすぐな道を見つけると、吸い込まれるようにどんどん歩いて行ってしまうということがありました。
とにかく散歩が大好き。
いつも外出先から家に入る前に、近所を何キロも歩いてから家に入るというルーティンがありとにかく大変でした。
しかし、私が発達科学コミュニケーションで脳科学を学んだことから、歩くことが子どもを成長させる近道だと思えるようになりました。
もしあの時私が息子を歩かせていなかったら、息子の好奇心の芽を摘んでしまっていたかもしれません。
また、運動の脳が今よりも育たず脳全体のパフォーマンスが落ち、無気力で歩けない子になっていた可能性だってあり得ます。
子どもの成長を促すのになぜ「歩くこと」が大切なのでしょうか。
2.「歩く」ことが脳全体を成長させる理由
歩くことで運動の脳が育ちます。
実は、脳は大まかな働きに分けると8つに分けられています。
その中でも運動を司るエリアは木で例えると幹のようなもの。
木の幹が太ければ太いほど立派な枝が育つように、脳も歩いて幹を太くすればするほどそれに付随する枝である視覚・聴覚・記憶・理解・伝達・思考・感情が育ちます。
例えば、歩くことでいろんなものを見て覚えたり、風のにおいや音を感じたり、新しいものに出会い「これはなんだろう」と考えたり。 それを誰かに伝えたりもします。
私たち大人も考えが煮詰まってしまってふらっと歩いている時に、良いアイディアが浮かんだ経験もありますよね。
このように、歩くことは脳全体の活性化につながります。
3.今日から「歩く」で脳と体のトレーニングをしよう!
勝手に歩いていってしまう自閉っ子が、自ら脳を育てるトレーニングをしていると思ったら、少し視点が変わってそれならまぁたまには付き合ってあげようかな?という気になりますよね。
子どもが歩きたがるのであれば、最初から1時間程時間に余裕をみておくと、それに付き合うこちらも気持ちにゆとりがうまれます。
子どもと一緒に歩くことで子どもが今、何が好きなのか、どんなことに興味があるのかも理解ができますよ。
気の済むまでいっぱい歩かせて、子どもと一緒にママもいろんな発見や楽しみを見つけてください。
子どもは1日に年齢×1キロ程度歩けるといいと言われているので、こんなに歩かせていいの?と心配しなくても大丈夫です。
自閉っ子の息子は歩くことで体幹もしっかりして、1時間以上へっちゃらで公園遊びができるくらい体力がつきました。
もちろん今でもまっぐな道も散歩も大好きです。
好奇心旺盛で、散歩でいろいろなものを見つけては私に教えてくれる散歩の天才です。
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