” 褒める”育児が推奨されている昨今。発達障害・グレーゾーンの子どもほど褒められる機会は少なく、親ですらどこを褒めればいいのかわからないという人も多いかと思います。しかし、褒め育児は〇〇育児の近道!ぜひ取り入れてみませんか? |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子どもへの”褒め育児”に抵抗のある方はいませんか?
最近は『子どもは褒めて伸ばしましょう!』と推奨されていることをご存知の方も多いかと思います。
皆さんは、”褒める育児”で子育てされていますか?
我が家では注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のグレーゾーン小1長男の”褒める”育児を『敢行』させてからもうすぐ1年が経ちます。
発達障害・グレーゾーンの子ども、特にADHD傾向の子どもは落ち着きが無く、周りから叱られる場面が多いですが、私ももれなく人目もはばからずガンガン叱ってきた一人です。
現在息子は7歳ですが、この年齢ですら人生で叱られてきた年数のほうが圧倒的に長いということに気づきました。 かわいい我が子のはずなのに…それを考えるだけで自己嫌悪でいっぱいになってしまいます。
発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会う前は、
『”褒める”育児!?褒めて伸びるなら苦労しないし〜!』
『息子のどこを褒めればいいの〜?褒めるところなんてありませーん!』
位の、”アンチ褒め育児”を貫き通してきました。
”自由気ままでルールを守れない子どもへは、叱ってなんぼ。厳しくしつけてなんぼ。”
そんな精神の否定的な注目のオンパレードで接していた私には、
”褒める育児を半信半疑で『敢行』させた”
という表現のほうがしっくりくるくらい、”褒め”に対してものすごく抵抗がありました。
現在、そんな私のような状況のお母さんに”褒める”育児に切り替えたらどうなったのか、お伝えしたいと思います。
2.きっかけは自分自身の子育ての限界
発達障害・グレーゾーンの子育ては、子どもの先の読めない行動ばかりで苦労の連続。
いくらきつく叱っても、何度言っても伝わらないもどかしさでストレスは溜まる一方ですよね。
私が子育ての限界を感じていたときに出会った発コミュでは、
”お母さんが子どもへの接し方を肯定的に変えるだけ”
誰よりも子どもに寄り添ったコミュニケーションをとるだけなのです。
本来ならば『接し方を変えるだけで子どもが成長するなんて、なんて魅力的〜♡』…と感じるハズなのですが。
自称”アンチ褒め育児代表”かつ疑り深いあまのじゃくな私は、
当初、
『それだけで子どもの発達が加速するなんて…』と半信半疑でした(笑)
しかし、そんな悠長なことすら言ってられないくらい悩みが深刻で、精神的に追い詰められることが増えていったため、期待を込めて腹をくくり、自分の”叱りたい衝動”を抑えながら発コミュを実践し、”褒める”育児をスタートさせました。
3.やっぱりおすすめでした!”褒め育児”は〇〇になる!
発コミュで子どものために行ったこと。
それは、
『一番子どもと接する時間の多い”私”が対応を変えたこと』
本当にこれだけです。
その変えた対応の一つが発コミュで一番重要な部分、”褒め”です。
ただ褒めればいいというわけではなく、様々な肯定的な関わり方があり、上っ面の嘘やおだてではないので、私のような抵抗のある人間でも続けられたのだと思います。
対応を変えてしばらくすると子どもの変化に気づきます。
すると、あんなに辛くてストレスフルな育児が、肩の力が抜けてラクになり、子どもの変化を観察することも楽しくなってきたんです。
日が経つにつれて”褒める”育児こそ”ラク育児”をもたらしてくれることを実感。
まさに、
『ラク育児』 → 『楽育児』 です!
ラクになるだけではなく、子どもの可能性が広がっていく楽しみ・ワクワク感も身を持って感じました。
発達凸凹の子どもへの対応は、なかなかマニュアル通りにはいきません。 マニュアル通りにいかないから、正しいと信じる自己流のやり方を次々に模索してしまいがちです。
子どもを叱ってばかりいたときの対応は、厳しいしつけの環境で育った私自身の親や先生たちの対応にも似ていて、しつけ世代の価値観に影響されていたなとつくづく感じます。
私のような環境で育ったお母さんは、子どものできていないところばかりに注目が行きがちなので、褒めることが難しかったり、発達の凸凹の子育てに関しても祖父母など周りからの理解が得られないことが多々あるのではないかと思います。
その度にプレッシャーを感じたりうまくいかないことにストレスを抱えだすと、焦りなどから自分自身を追い詰め、悪循環を招きやすくなってしまいますので、そんなお母さんにこそ、”褒める”育児を推奨します。
”アンチ褒め育児”だった私がやっぱり”褒める”育児はすごかった!と思えるのは、
”子どもの肯定的な注目を増やすと、自分自身の精神的負担が自然と減っていく”
ここなんです。
子どもは大人の接し方一つで良くも悪くも影響を受けやすいことにようやく気づけました。
ヒヤヒヤさせられっぱなしだった我が子の困りごとが減っていることに気づき、肯定的な関わりがこんなに子どもをイキイキとさせ、子どものいいところばかり見えてくるのだと驚いたのを昨日のことのように覚えています。
今では、肯定的な関わりと子どもの状態は相関関係がある大事なコミュニケーションだと思って生活しているので、褒めることへの抵抗は全くありません。
ストレスを抱えているときは、負の感情で子どもと接している時間が長くないか、”子育てを辛くしているのは自分自身”ではないか、今一度ご自身と向き合ってみて、子どもの出来ていることに注目する”褒める”育児を意識して取り入れてみてくださいね♪
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執筆者:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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