小学校入学の不安を解消する!!今日からできる入学準備3つのポイント

 

4月の小学校入学に向けてどんなことが身に付いていないといけないのか、不安になっているお母さんも多いと思います。そこで、お子さまがポジティブな気持ちで入学を迎えることができるよう、今日から実践できる入学準備を3つご紹介します。
 
 

【目次】

 
 

1.小学校入学を控えて、不安で焦っていませんか?

 
 
新しい年が始まりました。
 
 
年長さんがいらっしゃるご家庭では、4月の入学に向けて準備を始める頃だと思います。
 
 
お子さんを初めて小学校に送り出すお母さんは、
 
✓授業、ついていけるかな
 
✓先生の話しはしっかり聞けるかな
 
✓お友達と上手くやっていけるのかな
 
など、心配もされているのではないでしょうか。
 
 
また、学校説明会があると、「小学校入学までに各家庭でこんなことができるようにしておいて下さい」というお話しもあるので、急に焦ってしまうこともあるかと思います。
 
 
 
 
発達障害グレーゾーンの特性があると、心配不安ばかりが大きくなりますよね。
 
 

2.グレーゾーンの子どもの入学は不安がいっぱい

 
 
我が家には、診断はついていませんが、ADHDグレーゾーンの小2の男の子がいます。
 
 
年長の4月の個人面談で、
 
 
「集団だと先生の話しを聞きもらすことが多い」
 
衝動的に行動してしまうことがある」
 
 
と言われ、このままだと小学校で困ることが多くなるので、就学前相談を勧められました。
 
 
実際に就学前相談をしても、「慣れない場所だと色々気になることがあるようですが、環境に慣れれば問題ないと思います。普通級で大丈夫です。」という結果でした。
 
 
私自身は、「大丈夫」と言われたことに、心から安心することはできませんでした。
 
 
 
 
 
普通級だと、発達凸凹の子どもは他の子よりもできないことが目立つのでは、授業についていけるのかお友達と上手く関わることができるのか…と、毎日、不安でいっぱいでした。
 
 
だから、できないことを1つでも無くそうと必死になっていました。
 
 
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3.必死のしつけは逆効果

 
 
私のように不安が大きくなってしまうと、子どもを何とかしようとお母さんが必死になってしまい、お子さんの「できない」ばかりに目がいくようになります。
 
 
学校生活が困らないように、お友達や先生に迷惑をかけないように
 
 
「お母さんのお話し、ちゃんと聞いて!小学校だと先生が言ったことが分からなくて困るよ。」
 
 
「早くやらないとお友達に置いて行かれちゃうよ!」
 
 
と子どものできていないことを指摘して、しつけをするようになっていきます。
 
 
でも、これ逆効果なんです!!
 
 
お母さんの伝え方で、小学校の印象がマイナスなものになってしまいます。
 
 
 
 
さらに、毎日毎日、指摘や注意ばかりされた子どもは、どんどん自信をなくし、できていたことまでできなくなったり、癇癪暴言にまで発展してしまうこともあるんです。
 
 
では、小学校生活の不安安心に変わるまでにお母さんができることはどんなことでしょう。
 
 
我が家で実践した3つのことをお伝えします。
 
 
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4.小学校入学の不安を解消!!3つのポイント

 
 
お母さんに今日からやってほしいことは3つです!!
 
 
1つ目は、子どもに小学校のポジティブな印象を持ってもらうこと
 
 
2つ目は、困ったときに「助けて」を言えるようにすること
 
 
3つ目は、子どもが自信をつけること
 
 
 
 

◆①小学校生活のポジティブな印象作り

 
 
我が家では、小学校のイメージがつかめるように、絵本を活用しました。
 
 
オススメは、実際の小学校の写真で学校の1日を紹介する絵本「1ねん1くみの1にち」です。
 
 
小学校での生活が紹介されている絵本を読むことで、小学校がどんなところなのか、どういう1日を送るのかがイメージできます。
 
 
それだけでも安心できますし、イメージすることで心配と感じていることを話すきっかけにもなります。
 
 
また、とても効果的だったのは、お母さんが小学校のときの写真を見たり、祖母にお母さんが小学生だった頃の話しを聞いたりしたことです。
 
 
また、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるお友達のお家に遊びに行かせてもらって、宿題をしているところを見たり、教科書を見せてもらったりしました。
 
 
小学校の生活をイメージできたことで身近に感じ、小学校に早く行ってみたいという気持ちになりました。
 
 

◆②「困っています」を言えるようにサポート

 
 
子どもが困っているとき、すぐに手を出していませんか?
 
 
息子の担任の先生は個人面談で、「小学校生活で、自分でできることも大切だけど、できないときに助けてが言えることはとても重要」というお話しがありました。
 
 
もし、子どもが困っている場面があったら、すぐに声をかけるのではなく、見守るようにしてみてください。
 
 
そうすることで、自分でやってみる力もつきますし、どうしてもできないときには自分から「手伝って」とお願いできるようになります。
 
 
ここでポイントなのは、「手伝って」が言えたら、言えたことをすぐに言葉で伝えてあげること、そして、笑顔でお手伝いすることです。
 
 

◆③子どもの「できた」を応援しよう

 
 
何より一番大切なのは、子どもの自信を育てることです。
 
 
子どものちょっとしたこと、例えば、
 
 
朝、1人で起きられたこと
 
 
ごはんをおかわりしたこと
 
 
など、言葉にして伝えることで、「できた」の自信がどんどん積み重なっていきます。
 
 
子どもは自信がもてるようになると、新しいことに挑戦することが楽しくなってきます。
 
 
不安ばかりだった長男も、自信をもって小学校に入学したので、
 
 
今日はこんなお話しを先生がしてくれたよ
 
 
2年生が学校探検に連れて行ってくれたよ
 
 
同じクラスになったお友達と途中まで一緒に帰ってきたよ
 
 
など、学校での出来事を楽しそうに話してくれていました。
 
 
入学までの3か月、できないことを減らして厳しく接するよりも、子どもが自信ポジティブな気持ちを持って小学校へ登校できるようになる対応をしていきましょう!!
 
 
 
 
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執筆者:中井優
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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