おうちで読書の休日もいいけれど、毎回だとちょっと物足りない…と思っているママにぴったり!本好きな子ども×お出かけ好きママに提案する新しい休日の過ごし方をお伝えします。東京・上野にある『国際子ども図書館』がおすすめ。ぜひ、親子で新鮮な休日を!
【目次】
1.「いつもと同じ休日」が物足りないママへ
2.本好きキッズとお出かけ好きママにおすすめの休日の過ごし方
3.東京・上野『国際子ども図書館』で子も親も好奇心を満たそう
4.出かける前は、見通しをつける「予告」を大事に!
1.「いつもと同じ休日」が物足りないママへ
休日、みなさんはどんな過ごし方をしていますか?
子どもが好きなところに行く、子どもが好きなことをする、子どもが欲しいものを買いに行く、子どもが…と、子ども中心になっているかもしれません。
そんな過ごし方も今だけ、と考えたら貴重な時間かもしれません。
ですが、ママとしては「いつもと同じ休日」にちょっと退屈になっていませんか?
実は私も子どもとの過ごし方で悩んだ時期がありました。
息子は、自閉症スペクトラム(ASD)の傾向と注意欠陥多動性障害(ADHD)の不注意の特性を併せ持ち、そんなに活発なタイプではありません。
一度ひとつのことにハマるとそればっかりになる傾向があり、行動の切り替えも難しい子でした。
そんな彼は、小さい頃から、本、とくに図鑑が大好き。
朝から夕方までず~っと図鑑や漫画、絵本など本を読んでいることがあり、放っておいたら食事も取らずに動かずに一日を過ごしてしまうのだろうな、と思ったほどです。
休日はもちろんおうちで読書。
好きなことを思いっきりさせてあげたい!そんな想いもありながら、私は心のどこかでこの過ごし方にマンネリを覚えていました。
私は暇さえあれば外に出て色々なものを見たり聞いたり体験するのが大好きです。息子にももっと色々なことを肌で体験させたい!そう思っていました。
本好きでインドアな子どもとお出かけ好きママ。そんなわが家のような組み合わせのタイプの親子におすすめしたい「休日の過ごし方」があります。
わが家の経験からご提案させていただきますね!
2.本好きキッズとお出かけ好きママにおすすめの休日の過ごし方
息子の好きなことは、読書。
私の好きなことは、街歩き。
私自身の好きなことも諦めずに息子の好きなことをしたい!
そこで思いついたのが、「少し家から離れた図書館に行く」でした。
いつもは行かない街の図書館へ出かけることのメリットは、親子ともにあります。
まず、お出かけ好きのママにとっては、いつもは行かない街に出かけることで新しい発見があったり、非日常感が味わえるところです。
そして本好きな子どもにとっては、大好きな読書ができるし、新たな本に出合えるチャンスがあるというところです。
そして何より、外に出ることで運動不足やモヤモヤ気分の解消につながります!
運動不足は、身体機能の低下だけでなく、脳の活動をも下げてしまいます。
身体を動かすことで脳の活動量が上がると、言葉が上達したり、物覚えがよくなったり、人の話も受け入れ考えることができたり、色々なアイディアが浮かんだりします。
つまり、脳が発達するんです。
発達凸凹っ子にとっては、外に出ることで脳の発達を促せるので、少し家から離れた図書館に行く「運動」は、子どもの脳の発達にも良いんです。
本好きな子どもとお出かけ好きママにとって、どちらにもイイコトがある休日になりますよ。
3.『国際子ども図書館』で子も親も好奇心を満たそう
今回は東京都・上野にある『国立国会図書館 国際子ども図書館』をご紹介します。
お花見で有名な公園、アメ横、動物園や博物館、美術館が集合している賑やかなイメージの上野ですが、こちらの図書館はそこから少し離れた静かな場所にあります。
まず目を引くのは建物の外観です。
まるで海外の美術館に来たような気分に浸ることができます。お出かけ好きのママとしては、ここにたどり着けただけで満たされた気持ちになることでしょう。
そして、子どもにとってのお目当ては本。子ども目線で図書館のお話をしますね!
建物の見た目からは近寄りがたいイメージがわきますが、建物の中に入るとアットホームな雰囲気です。
子ども(小学生以下)を対象とした本を読めるスペースは主に1階で、2つの閲覧室があります。
絵本や図鑑の他に、国際理解を深めることを目的とした本もたくさん置いてあります。日本語だけでなく、他の国の言葉で書かれた本もたくさんあります。
2つの閲覧室には合計約12,000冊あるそうですが、収納や見せ方の工夫なのか、本が多すぎて迷う感じはありませんでした。
閲覧席は大型の円形卓、ベンチや小さな椅子、個々の机もありました。
小学生以下を対象とした部屋ですが、未就園~低学年の子が多い印象です。
また、休憩スペースに授乳室やおむつ替えできる場所、離乳食など食べられたりちょっとした動けるスペースが完備されていて、赤ちゃん連れでも安心できる施設だと感じました。
休憩スペースや併設されたカフェで食事をとることもできます。
その他に、調べものができる部屋、児童書の歴史に触れられる展示室、その時々でテーマが変わるミュージアムなどがあり、施設内を見学しても楽しめます。
100年以上前の創建当時から使い続けられているという廊下のシャンデリアや階段、ドアなどがあるので、ママは思いっきり妄想歴史旅行を楽しめるかもしれないですね!
4.出かける前は、見通しをつける「予告」を大事に!
ここで発達特性がある子、とくにASDの特性を持つ子とお出かけを楽しむ前に準備しておくと良いことをお伝えします。
出かける前は、
・どこに行くのか?
・何をするのか?
の予告の声掛けが大事です。なぜなら先の見通しが立たずに不安になりお出かけを嫌がる子もいるからです。
○○ちゃんの一日の流れをストーリー仕立てにしてお話したり、お出かけメモや簡単なしおりを作って、目で見て分かる形にすると安心して行動できる子もいますよ。
また、「いつもと同じ」が好きなタイプだと他の図書館を敬遠するかもしれません。
そんなときは子どもの好きなことやワクワクするようなひと言を添えると一気に行動力が増すこともあります。
例えば電車が好きな子には「○○の電車に乗って本を読みに行こう!」だったり、食べることが好きな子には「あの駅のこのお菓子を買って帰ろうか♪」と誘うと、すんなり一緒に出掛けてくれることがありますよ。
そして、細かいことですが、本は借りられないことも事前に伝えておくと安心です。
わが家では、どうしてもこの本が借りたかったら家の近くの図書館で借りられるから大丈夫!タイトルメモしておこうね。と声をかけると納得できました。
そんなに特別なことをしなくても、子どもにとっては好きなことができるしママにとっては非日常感が味わえる休日の過ごし方、いかがでしたか?
図書館巡りは親子ともに楽しめますし、費用もそれほどかからず家計にも優しいのもうれしいですよね。
ぜひ、「いつもとちょっと違う休日」を過ごして、親子で新鮮な気分を味わってくださいね!
–施設詳細–
【 施設名 】 国立国会図書館 国際子ども図書館
【 住 所 】 東京都台東区上野公園12-49
【 電話番号 】 03-3827-2053
【 開館時間 】 9:30-17:00
【 閉館日 】 月曜日、国民の祝日・休日(5月5日のこどもの日は開館)、年末年始、第3水曜日(資料整理休館日)
※おでかけの際は、公式サイトで最新の情報をご確認ください。
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執筆者:ひきのなつき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)