ADHDでめんどくさがりなタイプの子どもに悩んでいませんか?脳を発達させて困り事をなくすためには行動が不可欠です。そこでADHDでめんどくさがりな子どもの興味と行動力を引き出すママ声かけをご紹介します!
【目次】
1.ADHDめんどくさがりキッズを動かしたい!
2.脳の発達には行動が不可欠です
3.チャレンジは脳の発達を伸ばすチャンス
4.ADHDめんどくさがりキッズの興味と行動力を引き出すママ声かけ
1.ADHDめんどくさがりキッズを動かしたい!
我が家には注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプで、小学6年生(2022年当時)の長男がいます。衝動性があるから、自分の興味を持ったことには飛びつきますが、めんどくさがりなタイプ。
歯磨き、お風呂、宿題など、やらなければいけない事をどうしても先延ばしにしてしまいます。
やらなければいけない事だけでなく、長男が興味を持ちそうなことを見つけて誘っても、YouTubeやゲームといった、目の前の自分のやりたいことから離れられません。
めんどくさがって、「やらない」と言われてしまうのを何とかしたいと思っていました。
2.脳の発達には行動が不可欠です
ADHDキッズが、やらないといけない事をめんどくさがるのは、実はそれほど悩まなくてOKです。
なぜなら、「やった方が自分のためになる」と気づけば行動できるようになるからです。
それよりも、面白そうなこと、楽しそうなことも、めんどくさがって動かないので、行動量が増えないまま、という事が何よりも問題です。
なぜなら脳は行動すればするほど発達していくからです。
めんどくさがりで動かないと、脳を使う量が少ないままになります。脳を使う量が少ないと脳は発達しないから、ずっと困り事が解決しない、発達が遅れたままになってしまいます。
ですからADHDタイプで、めんどくさがりな長男には、「やらなきゃいけない」ことを頑張ってやらせなくていいと考えていました。
それよりも楽しそうなことでいいので、まずは子どもの興味と行動を引き出し、脳の行動量を上げたい!と思っていたのです。
3.チャレンジは脳の発達を伸ばすチャンス
そんな我が子を動かすチャンスが訪れました。私は起業家として働いていて、起業コミュニティに所属しています。
その起業コミュニティの合宿に参加することにしたのですが、その合宿に子どもたちが作ったメダルやトロフィーを持っていこうということになりました。
もちろん強制ではないので、やらない選択もありましたが、私は長男に作ってもらって脳を発達させるチャンスにしよう!と決意しました。
ですが、自分から興味を持ったことでしか動かないADHDタイプで、めんどくさがる子どもです。
「これ面白そうじゃない?やってみない?」の声かけでさんざん失敗してきました。同じ誘い方では断られることが予想されました。
4.ADHDめんどくさがりキッズの興味と行動力を引き出すママ声かけ
そこで、ちょっと聞き方を変えてみることにしました。その名も「子どもに相談してみる大作戦」です。
「ママが作るから相談にのってというスタンスで、まずはアイデアを聞いてみるという作戦を立てました。
私)「ママ、トロフィーか金メダル作ることになったんだけどさ、○○だったらどう作る?」
長男)「そしたら、段ボールでまず土台を作って~」
(お!のってきてくれた⁉)
そこでなぜトロフィーを作ることになったのかを説明しました。
私)「今度参加する起業家仲間との合宿でプレゼンして上位3位を決めるんだけど、その人たちにプレゼントすることになったんだよ。」
長男)「だったらママが作ったのをママが持って帰ることもあるワケ?」
私)「そうだよ~」
長男)「だったらオレも作りたい」
(長男から「作りたい」が聞けた-!!)
長男)「メダルが飾られてる黒い(額縁みたいなの)のあるじゃん?あれもいいかもね」
といって絵まで描いてくれました!
いかがでしたか?
「これ面白そうじゃない?やってみない?」の声かけでは、ADHDでめんどくさがりな子どもを動かせない、と悩んでいるママはたくさんいらっしゃると思います。
ママが子どもに相談するスタンスで声かけをしてみてください!
子どもの行動力を引き出して脳の発達を加速させるママの声かけをもっと知りたい方はこちら!
執筆者:広路貴代江
(発達科学コミュニケーションクリエイター)
(発達科学コミュニケーションクリエイター)