発達障害の子が片付けないのはママのせい?片付けが楽しくなる対策3つ

 

発達障害の子どもが片付けないのは、怒ってばかりのママのせいかも知れません。片付けが楽しくなる対策を3つお伝えします。片付けが苦手な子も自ら片付けるようになりますよ!
 

【目次】

1.発達障害グレーゾーン・片付けない子どもにイライラ!
2.なぜ発達障害の子は片付けが苦手なの?
3.片付けが楽しくなる3つの対策
①片付ける場所は子どもが決める
②片付けたくなる仕掛けづくり
③1個でも片付けたら褒める

 
 

1.発達障害グレーゾーン・片付けない子どもにイライラ!

 
 
発達障害の片付けない子どもに悩んでいませんか?
 
 
・靴下をリビングに脱ぎすてる!
 
・筆記用具をテーブルに出しっぱなし!
 
・お菓子のゴミを捨てない!
 
・ランドセルを玄関に放置!
 
 
何度言っても片付けない子どもにイライラしていませんか?
 
ママが片付けた方が早い!と諦めていませんか?
 
片付けない子どもとバトルになっていませんか?
 
 
実は発達障害のお子さんが片付けられないのは、「片付けなんて楽しくない!」と思っているからなんです。
 
 
片づけが楽しいと思えるようになれば、自分から片付けられるようになりますよ!
 
 
私には、発達障害・注意欠如多動性障害(ADHD)グレーゾーンの小学2年生の息子がいます。
 
 
ランドセルの置き場所を決めたはずなのに、玄関に放ったらかし!
 
 
子ども部屋を作ったはずなのに、リビングいっぱいにおもちゃを出しっぱなしにする!
 
 
何度片付けても、リビングはすぐに子どもの物でいっぱいになっていました。
 
 
せっかく作った子ども部屋も、物置状態になっていました。 何度言っても「あとで片付ける!」と言いながら、結局片付けない子どもにイライラが止まりませんでした。
 
 
さっさと自分が片付けた方が早いと思い、つい嫌味を言いながら片付けたり、「早く片付けて!」と叱ってしまう日々を送っていました。
 
 
その結果、子どもは片付けるどころか「うるさいな!」と反抗的な態度を取り、失くした物を「どこに置いたん?ママのせいでなくなった!」と怒り返してくるようになってしまいました。
 
 
片付けない子どもと散らかった部屋のストレスで、私は爆発寸前でした。
 
 
 
 
しかし、発達科学コミュニケーションの「脳は楽しい時に伸びる!」というを学び生かして、ちょっとやり方を変えただけで、自ら片付けられるようになったのです。
 
 
次に、片付けが苦手な原因と楽しく片付けるコツをお伝えしますね。
 
 
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2.なぜ発達障害の子は片付けが苦手なの?

 
 
発達障害の子が片付けが苦手な原因は、
 
 
・衝動性があり、目に入ったおもちゃで遊んでしまう!
 
・切り替えが苦手で、もっと遊んでいたい!
 
・すべきことを忘れてしまう
 
・先の見通しを立てるのが苦手で、後回しにする
 
・興味のないことをするのが苦手
 
 
などの特性が影響しています。
 
 
さらに特性に加え、 片付け=嫌なこと、と記憶されているとが大きく影響しています。
 
 
・片付けるときに怒られた!
 
・もっと遊びたかったのに片付けさせられた!
 
・全然楽しくなかった!
 
 
このように、片付け=嫌なこと、としてネガティブな記憶が脳に残っていると、いくら「一緒に片付けよう!」と声をかけたところで、嫌な片付けなんてしたくないと思ってしまいます。
 
 
特に発達障害のお子さんはこのネガティブな記憶が脳に残りやすいと言われています。
 
 
ママが片付け嫌いの原因にならないように、「片付けなさい!」と怒鳴って片付けさせることだけは避けたいですね。
 
 
 
 
片付け=楽しい!という記憶を残してあげたいですね。 次に片付けが楽しくなる具体的な方法を3つお伝えしますね。
 
 
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3.片付けが楽しくなる3つの対策

 
 
子どもが進んで片付けるようになるためにはまず、 片付け=楽しい!簡単!褒められる! など、ポジティブな記憶に残してあげることが大切です。
 
 
特に発達障害ADHDの子は楽しいことが大好きですからね!ポジティブな記憶があることで、片付けに対するハードルがグッと低くなりますよ!
 
 
次に、今すぐできる対策を3つお伝えしますね。
 
 

◆①片付ける場所は子どもが決める

 
 
実は片付ける場所を、子どもが自分で決めることがとても大切です。
 
 
なぜなら片付けのモチベーションが上がり、自信がつくからです。
 
 
ついママ目線で、これはココにしまって欲しい!とママが片付ける場所を決めてしまうことが多いと思います。
 
 
しかし、そうすると子どもの成長のチャンスを奪ってしまいます。
 
 
ぜひ、子どもの意見を尊重して、子どもが片付けたいと思う場所に片付けさせてあげてくださいね。
 
 
子どもは自分で決めたことを守るときに自信がつきます。
 
 
自分が決めたことであれば、意外とできることも多いです。
 
 
自分で決めた場所に片付けられた事を褒められることで、大きな自信が育まれます。
 
 
ぜひ、子どもが片付けたい場所に片付けさせてあげてくださいね。
 
 

◆②片付けたくなる仕掛け作り

 
 
片付けを楽しくするためには、仕掛けを作ることがお勧めです。例えば、
 
 
・どっちが早く片付けられるかな?競争だよ!
 
・これはどーこだ?と片付ける場所をクイズにする
 
・一番背が高い本はどれ?高い本から並べるよ!
 
 
などと、楽しめる方法を提案してみてくださいね。
 
 
ご褒美をセットにした仕掛けもお勧めです。
 
 
例えば、「今日は○○君が大好きなカレーライスだよ!今からテーブルに運ぶね!」
 
 
なんて言うと、テーブルに散らかったプリント類を大慌てで、片付けます。
 
 
大きな画用紙を渡してあげると、散らかった机を片付け始めます。
 
 
「これ全部片付けたら一緒におやつを食べよう!」
 
「ランドセル置き場にお菓子1つ置いてるよ!何でしょう?ランドセル置いたら食べていいよ!」
 
 
このように楽しくできる方法、片付けたくなる仕掛けを探してみて下さいね。
 
 
「片付けなさい!」と言ってしまう前に、「どうしたら楽しくできるかな!?」と考えるのも意外と楽しいものですよ。
 
 

◆③1個でも片付けたら褒める

 
 
最後にとても大切なこと。それは、少しでも片付けたらすかさずに褒めることです。
 
 
そして、できていないところは指摘せずに手伝ってあげることです。
 
 
例えば、本がたくさん散らかっている時に、1冊だけ片付けて他のおもちゃで遊び始めてしまったら、褒めるどころか怒りたくなりますよね。
 
 
しかし、1冊でもできたら褒めてあげましょう。
 
 
「片づけしたら、懐かしいおもちゃが見つかったね!」
 
 
このように肯定的な声をかけてあげると、ポジティブな記憶が残ります。
 
 
ほとんどママが片付けたとしても、できたところまでを褒め忘れないように気を付けましょうね。
 
 
とはいえ、期待外れだとママのイライラが出てしまう可能性があるので、予めハードルを下げることもお勧めです。
 
 
例えば散らかった本を棚に直したいとき、まずは本を集めるだけでもオッケーにします。
 
 
「集めてくれてありがとう!助かったよ!」
 
 
このように課題を簡単にしてハードルを下げておくことで、「できた!簡単!楽しい!」とポジティブな記憶を残しやすくなります。
 
 
 
 
いかがでしたでしょうか? このような関わりで片づけられない息子も少しずつ片づけができるようになりました。
 
 
ご飯前に自らテーブルの上を片付けたり、私が声をかけると素直に一緒に片付けるようになりました。 ランドセル置き場所問題にも悩まなくなり、私のイライラもぐんと減りました。
 
 
ぜひ、片づけられない子どもにイライラしているママ、片付けが楽しくなる3つの対策を試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:優木はるこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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