スマホが脳に与える影響を知っていますか?悪い影響は広く知られていますが、どんなに試行錯誤しても止めさせられないとお悩みのママは多いです。このままYouTubeを見すぎるとどうなる?そんな心配を払拭し、スマホと上手に付き合う方法をお伝えします。
【目次】
1.YouTubeを見すぎるとどうなるの?
2.スマホが小学生の脳に与える影響とは
◆脳は働きもの
◆脳が発達するメカニズム
3.スマホを味方に!脳を育てる活用法
1.YouTubeを見すぎるとどうなるの?
スマホは脳に悪い影響を与えるとよく聞きますよね。
YouTubeを見すぎる子どもを前に、「このままで大丈夫かな?」と、心配になり、ついガミガミ叱りたくなる気持ち、すごくわかります。
けれども、スマホは脳に悪影響を与えるばかりではありません。使い方によって、新しい知識や経験のきっかけを手渡してくれるツールになります。
使い方を話し合える親子関係になることができれば、叱る必要はなくなり、自分でスマホをやめて次の行動に移れるようになるので、YouTubeを見すぎることがなくなっていくんです。

まずは、今のお子さんがどんな様子か観察してみましょう。
・時間制限がないと、1日中ずっと見ている
・ごはんやお風呂の時間になってもやめられず、叱らないと見続けてしまう
・何か別のことをしながら、片時もスマホを離さず動画を聞いている様子
・暇だ…と言うのに、全く動こうとしないで動画を見続けている
・動画を見てくだらなことばかり考えている
こんな様子が見られる子どもに、叱ったり言い聞かせたり、ルールを決めて約束させたりしても、うまくいかないんです。
大切なわが子がスマホをやめられない姿は、やる気がないように見えたり、無駄な時間を過ごしているように思えたりしますよね。
この記事では、そんな捉え方を少し変え、YouTubeを味方につけて子どもの脳を発達させる方法をお伝えします。
2.スマホが小学生の脳に与える影響とは
YouTubeと上手に付き合う脳に育てるために、2つ知っていただきたいことがあります。
◆脳は働きもの
私たちの脳は、暇な状態が大嫌い。働きものの臓器なので、何も考えていない暇な状態を嫌い、自然といつも働いています。
動画視聴というのは、脳に情報をインプットしている状態で、見続けている間、脳は常に働いています。
YouTubeなどはどんどん見たくなるような仕掛けで作られていますし、脳は暇にならないようにしたいので、常にインプットが続けられる動画を見続けてしまうのです。
脳が暇な状態というのは、瞑想に近い状態のことを言います。日常生活でほとんどないことですよね。
振り返ってみるとぼんやりしているときでさえ、何かしら思考がめぐっていることが多いはずです。
こんな風に脳は暇を持て余すことなく、いつも自然と動いている状態なのです。子どもも同じように、脳は働いています。
ですので、たとえママがくだらない!と感じたとしても、スマホは子どもの脳を働かせている1つの要因であることは間違いありません。
脳がだた働いている状態から、その次のステップの動画を活用して脳を育てるということをしていきたいので、発達のメカニズムからその方法を解説しますね。

◆脳が発達するメカニズム
脳が発達するメカニズムは、何か情報や考え(インプット)を得て、それにともなって行動(アウトプット)することです。アウトプットするほどに、どんどん発達していきます。
ここで注意したいのが、ただ見ただけ、聞いただけ、思っただけだと、脳は消化不良のようになるので、しっかりと脳を育てることにはつながりません。
YouTubeを見すぎるということは、たくさんの情報を取り込んで(見て、聞いて)いるのに、外にアウトプットされていない状態です。
つまり、YouTubeでインプットした情報を上手にアウトプットさせてあげれば、脳が発達するということなんです。
YouTubeを見たあとに、どんな行動をするかで脳がよりよく育つかどうか決まるのです。
また、脳を育てるために必要なことは、興味のある話題や分かる言葉・分かりやすい表現の言葉を聞いて脳を活性化させることです。
脳は分かる言葉を聞いたときに一番活性化します。
逆に、興味のない話題や分からない言葉・分からない表現を聞いても脳は活性化しません。
脳が活性化するからこそ、発達が加速されるのです。
そこで、インプットした情報を無理なくアウトプットさせて成長につなげ、スマホという道具をうまく使いこなすママの作戦が必要なんです。
3.スマホを味方に!脳を育てる活用法
脳を育てるためのママの作戦とは、どうやって子どものアウトプットを増やしていくのか。これに尽きます。
つまり、YouTubeを1人で見せて、そのまま放置しない!ということなんです。夕食の時間や寝る前でも、インプットした内容を会話でアウトプットする時間を持つことがとても大切になります。
週末など時間があるときは、YouTubeの真似をしてお料理したり、ダンスや歌を歌うなど、行動というアウトプットをさせてあげる機会を、ぜひ持ってみてください。

子どものスマホに否定的な目を持っていると、最初は苦痛に感じるかもしれません。
ひとこと、ふたことで良いので「そんな面白い動画を見てたんだね。今度ママも見てみようかな」と笑顔で接してみてください。
大人の考えはいったん心にしまって、子どもが楽しい!と感じているポイントを教えてもらい、どんなところが好きなのか聞いてみると会話がはずむようになりますよ。
親子で一緒にできる運動や、工作などの楽しい遊び方が紹介された動画もたくさんありますし、スマホの活用方法は無限大です!
ママが子どものしていることに興味を持って、楽しく会話することができれば、自然と肯定的なコミュニケーションが増えるので、親子関係もみるみる良くなりますよ。
脳が育つといずれはYouTubeを見過ぎる問題が解決します。
それは、脳が育つことで、自分で自分の行動をコントロールすることが次第に上手になっていくからなんです。
子どもがスマホをサッと切り上げて次の行動を始めるような、そんな未来を手に入れたいですよね。
ママの少しの工夫で、YouTubeを味方につけて、小学生の脳を育て成長につなげていきましょう。
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執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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