人との関わり・社会性を育てるには、ママとの1対1の関係を築くことがはじめの一歩。クラスに馴染めないと悩んでいる子もママという1番の味方がいれば大丈夫!自信を取り戻して学校生活も安定していきます。
【目次】
1.2学期は不安が増してクラスに馴染めないと感じやすい時期
2.クラスで浮いてる娘に言われたママ友からの一言
3.ママとの1対1の関係が社会性を育てるはじめの一歩
4.社会性を育てるママとのステップ~3つのポイント~
①インタビュアーになる
②カウンセラーになる
③子どもを信じる
1.2学期は不安が増してクラスに馴染めないと感じやすい時期
2学期も半分が過ぎましたが、お子さんの様子はどうですか?
何となく、朝から暗い顔をしていたり、「あ〜学校、行きたくないなぁ…」なんて言っているのを聞くと、ママも心配になりますよね。
・学校で何かあったのかな?
・仲の良い友達がいないみたい…
なんて、心配になっていませんか?
2学期は夏休みの自由な雰囲気とは違って、運動会や生活発表会などの学校行事が多く、ママも子どもも不安を感じやすい時期です。
学校行事が多い分、ママは子どもとクラスメイトを比べてしまったり、クラスの中でうまくやれてるかな?と心配したり、落ち着かないですよね。
学校行事が多い2学期の特徴として、子ども達には「みんなに合わせて動く」ということが求められます。
この緊張感が、
・人に合わせることが苦手な子
・人よりもできないことが多い子
・理想が高い子
にとっては「できない…」と感じて、自信を失う機会が多くなる時期です。
子どもが自信をなくしてもクラスで浮いている、クラスに馴染めないと感じてしまうとママもつらいですよね。
2.クラスで浮いてる娘に言われたママ友からの一言
実は私の娘はまさにクラスで浮いている子だったんです。
娘は、保育園児の頃はいつも素直に自己主張する子でした。
ちょっと意志が強いかなぁ…と、思っていたけど、小学校に上がったら、だんだん困りごとが増えていったんです。
・忘れ物が多い
・宿題をしない
・時間を守らない
・やることが身につかない
この当時そんな娘の様子に、「お願いだから目立たないで!」って私は心の中でいつもこんなことを思っていました。
できるようになったら、きっと学校でも上手くいく!そんな思いで、私は毎日、娘に注意や指示をしていました。
私が、良かれと思って「注意・指示出し」をし続けた結果、自由奔放な娘は怒りっぽい子になってしまっていました。
もちろん、できることも増えていきません。
お友達との関係がギクシャクして、クラスに馴染めない子になっていきました。
そして、ついに、友達のママから「ちゃんと注意した方が良いよ」って言われるようになってしまいました。
そんなこと言われても、私はその時心の中で「本当に注意した方が良いのかな?」「私が注意し続けたから、状況が悪化したんだよね…」って思っていました。
娘がクラスメイトのママにまでこんな風に言われてしまうぐらい浮いてしまった原因は、まさに私の対応が間違っていたからなんです。
3.ママとの1対1の関係が社会性を育てるはじめの一歩
いまお子さんのことで以前の私のように、友達関係が上手くいかない、困りごとがたくさんあると悩んでいるママに知っておいて欲しいことがあります。
それは、人との関わり(社会性)の発達には順番がある!ということ。
社会性の発達は特定の誰かとの1:1の関係からスタートするということです。
・お友達とトラブルになりがち
・自分から人に関わろうとしない
・自分の気持ちを言えない
・挨拶ができない
などの困りごとがあってお友達との関りがうまくいかないのは、この人との関りの出だしの段階でつまづいている可能性が高いんです。
つまづきを感じることで自信をなくしクラスで浮いている、クラスに馴染めないと感じてしまいます。
これらの困りごとは集団生活で人と関わることで経験し、学んで行くものと思われがちですが、実はその前に「特定の誰か」との1対1の関係が上手くいっているかが大事になります。
1対1のやり取りがうまくいったり、楽しさを感じたりできるようになってから、お友達や先生といった他の誰かとのやり取りができるようになります。
そうして成功体験を積み、自信がついていくことで1対2、1対3と子どもの人間関係が広がっていきます。
「特定の誰か」とはつまり「ママ」。
ママが1対1の最初の1人、お子さんの1番の味方になる!っていうことなんです。
だから、今はまだ、仲の良い友達がいなくても、できないことが多くても、大丈夫!
注意なんかしてなくても、ママが子どもの1番の見方になる対応をすれば、できることは必ず増えるから大丈夫です。
4.社会性を育てるママとのステップ~3つのポイント~
ママが子どもの1番の味方になるためにはママと心が通じ合う会話をすることです。
そのためのポイント3つを解説していきます。
◆①インタビュアーになる
ママが「どんなにくだらない」と思うことでも、ママには「興味のない」ことでも、子どもが興味・関心を持っていることにインタビュアーになった気持ちで会話をします。
例えば、子どもがやっていることに「へぇ〜!〇〇なんだねぇ」とか、「それって、どういうやつなの?」とか、ママが新しい世界を発見するつもりで、インタビュアーのように興味をもって聞いてみると上手くいきますよ。
◆②カウンセラーになる
子どもの愚痴には大人の事情は抜きにして最後まで聞き役に徹します。
子どもは割と帰宅後に、学校であった嫌なことや悲しいことを話してくれる子もいますよね。
そんな時には、「そうだったんだねぇ」って、共感しながらカウンセラーのように話を聞いてあげて下さい。
◆③子どもを信じる
最後に子どもと会話をするときに最も大切なポイントをお伝えします。
子どもと会話をするときに心の中で「あなたなら大丈夫」と心の中で囁くこと。
そうするとママ自身、優しい気持ちになれるので、自然と柔らかい表情と声で会話ができますよ。
この3つのポイントを心掛けて対応を続けると、現在小6の娘が最近こんなことを言っていました。
なんかさ〜、最近、「私なら、きっとできる!」って思えるようになったよ!
今は、もし周りにキツいこと言われても大丈夫!「へぇ〜!」って思うだけ。
だから言ってくる人もいなくなった。
子ども自身が自分に自信を持っていると感じていることがとても嬉しく思いました。
いかがでしたか?
ぜひ、今日からママのが1番の見方になって、大切な子どもの『未来の自信』育てていきましょう!
子どもの明るい未来を育てる方法を一緒に学びませんか?
執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)