夏休み明け不登校子どもの進路「このままで大丈夫?」と不安になりますよね。 実は親子の会話をほんの少し変えるだけで、子どもは自分で進路を選び始めます。この記事ではそんな親のサポート術をご紹介します。
【目次】
1.不登校中学生の進路問題に不安
2.周りと同じじゃなくていい理由
3.不登校中学生が自分で決める!3つの親の対応術
1.不登校中学生の進路問題に不安
夏休みが終わると同級生たちは進路やオープンキャンパスへの参加について話が出始めます。
そんな中、我が子は学校にも行かず、机にも向かわない。
不登校の親としてもしんどい気持ちでいっぱいになります。
「このままで進路は大丈夫?」「うちの子だけ取り残されてしまうのでは…」そんな不安と焦りで胸がいっぱいになりますよね。
実はこんな不登校中学生の進路問題、親の関わり方をほんの少し変えるだけで子どもは自分から進路に向けて動き出すことができます。
息子の場合は、私が中1の段階から高校を意識した勉強をさせたことで行き渋り、中2の2学期から完全不登校となりました。
テストも受けられず、出席日数も足らない。
通知表は全て斜線。
「もう高校なんて無理かもしれない」と本気で思っていました。

しかし、ある時気づいたのです。
焦って「勉強しなさい」「進路を決めなさい」と言い続けても、子どもは動けないどころか、さらに心を閉ざしてしまうばかり。
そこで私は、親としての関わり方をほんの少し変えてみました。
すると、あれほど進路の話をすればすぐキレていた息子が自分で進路を決められるまでに変わったのです。
この記事では、その具体的な方法をお伝えします。
2.周りと同じじゃなくていい理由
不登校中学生の進路は、必ずしも周りと同じ「全日制の高校」が正解ではありません。
周りが進路について動いている姿を見ると不登校の子を持つ親としてはしんどくなってきますよね。
しかし、子どもに合った学び方や環境を選ぶことで、自信とやる気を取り戻しやすくなります。
なぜなら、今の子どもの状況や心のエネルギーは、周りと同じスタートラインには立っていないからです。
その現実を知らずに「みんなと同じ道」を押し付けると、子どもは「どうせ無理」とあきらめてしまうのです。
では、なぜ“周りと同じじゃなくていい”のか、主な理由は3つあります。
◆① やりたいことや将来の夢がわからない
子どもがやりたいことや将来の夢がわからない理由は、進路に関する知識が不足していたり、色々な経験が少ないことが原因です。
不登校中学生はほとんどの場合、勉強習慣がなくなり勉強がわからなくなってしまっていることで受験や進学に不安を抱えています。
不登校で学校へ行ってない事で進路に関する情報が少ない、小さい頃から色々な遊びを通しての経験が少ないため、何がしたいかわからないとなってしまうんです。
この状況が理解出来れば、親も進路を決められないことに必要以上に不安を抱くことはないですよね。
◆② 勉強への不安がブレーキになってる
不登校中学生はほとんどの場合、勉強習慣がなくなり勉強がわからなくなってしまっていることで受験や進学に不安を抱えています。

勉強がわからなくなってしまっている状態が長く続いている状況で受験と言われても、子どもはプレッシャーと不安で行動にブレーキがかかってしまうのです。
◆③周りと同じ選択が”最適”とは限らない
全日制高校は毎日の登校や長時間授業が前提です。
不登校経験のある子にとっては、この環境が再び負担となり、再登校困難を招くこともあります。
通信制や定時制など、学び方や通い方を選べる道もたくさんあるのです。
だからこそ、学び方や通い方が選べる通信制高校、定時制高校、高等専門学校、専修学校と選択肢を増やして親が早めに検討しておくことが大切になります。
このように理由を知ると、不登校中学生の親の対応は「周りと同じじゃなくてもいい?」という不安から、「うちの子には合う道を選べばいいんだ」という安心に変わります。
次の章では、実際に私が息子と一緒に選択肢を広げ、自分から進路を決められるようになった3つの親の対応術をお伝えします。
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3.不登校中学生が自分で決める!3つの親の対応術
不登校中学生の進路選びに親ができるサポートは、家を安心安全な場所にし肯定的な関わりを増やしながら、子どもの意思を尊重する進路を提案することです。
親ができるサポートを具体的にご紹介していきます。

◆①家を安心安全な場所にする
不登校中学生は学校に行っていないこと、勉強ができないことで自分はダメだと自信をなくしてます。
だからこそ家はありのままの子どもを受け入れる場所、安心安全な場所とする必要があります。
子どもが安心して過ごせる環境作りは親ができる最初のサポートです。
◆②肯定的な関わりと小さな成功体験
親は自信を回復させるために、今できていることを褒めて小さな成功体験を積み重ねさせることが大切です。
「学校のパンフレットを取り寄せる」「オープンキャンパスに15分だけ参加する」 など進路に直結する行動を起こせるサポートをする。
その行動に親は「パンフレット取り寄せられたね!」と小さな成功体験を積み重ねる関わりをすることが子どもの行動を加速させます。
◆③子どもの意思を尊重し親が色々な進路を提案する
親は色々な選択肢を整理して提示することが大切です。
「通信制・サポート校・全日制」など色々な選択肢があることを伝え、どんな違いがあるかを具体的に提示することが必要です。
たとえば、「通信制なら通学はしなくてもOK」「家から30分かかる」など 具体的な条件を伝えることで本人が選択しやすくなります。
ここで注意したいのは親の意見を押し付けず、子どもが出した結論については子どもの意思を尊重してあげることが必要になります。
自分で選んだ進路は、途中で悩んでも自分ごととして受け止め、前向きに進めます。
我が家の息子は中2から完全不登校でした。
最初は学校に行かせようと焦って関わったため、反発され親子関係は悪化。
しかし、子どもが「できたこと」に注目して肯定的に関わり、興味のあることを一緒に話す時間を増やしたことで、少しずつ前向きな姿が見えるようになりました。
具体的な学校の情報を伝えることで、「これならできそう」と本人が感じ、最終的には自分の意思で高校を選択することができました。
不登校中学生は勉強面や環境面で不安を抱えています。
親が安心安全な環境を整え、肯定的な関わりを続け、選択肢を具体的に示すことで、子どもは自分の意思で進路を選ぶことができます。
小さな一歩でも、親の関わりが子どもの自信と未来を拓きます。
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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