ルールが守れない勝ち負けにこだわる子がルールを守って楽しめるトランプ遊び2選

 

勝ち負けにこだわるあまり、遊びに参加しない、負けると怒る、ルールが守れない、など皆と楽しく遊べないのはもったいないですよね。今回は発達障害・グレーゾーンの子どもが勝ち負けにこだわる理由とルールを守って楽しく遊べるトランプ遊びのご紹介です。
 

【目次】

 
 

1.絶対勝ちたいからルールは俺流!ルールを守れない息子

 
 
勝ち負けにこだわる発達障害・グレーゾーンの子どもが楽しく遊べる秘訣を知っていますか?
 
 
それは、負けを気にせず遊べることです。
 
 
勝ち負けにこだわってルールが守れない子どもたちは、負けの恐怖を感じなければ思いっきり遊びを楽しむことができます。
 
 
本当は皆と楽しく遊びたいのに、遊べないのはもったいないですよね?
 
 
この記事では、発達障害・グレーゾーンの子どもが勝ち負けにこだわる理由と楽しく遊べる秘訣を紐解いたあと、ルールを守れない子どもがルールを守って楽しく遊べるトランプの遊び方をご紹介していきます。
 
 
 
 
じゃんけん、トランプ、すごろくなど家族や友達と気軽に楽しめるゲームですが、我が家では楽しく遊べる事がありませんでした。
 
 
勝ち負けにこだわる息子がルールを守れず、勝手にルールを変えてしまうのです。
 
 
・俺以外は目をつぶってじゃんけん
・俺は絶対ババは持たない
・さいころの目は俺が決める
 
 
 
 
子どものルールで遊んでも勝ちにこだわるあまり負けそうになると、何度もルールを変える、遊びを放棄、負けると怒るので一緒に遊んでいても楽しくありません。
 
 
こちらが正そうと指摘をすると不貞腐れてしまうか、怒るか。
 
 
勝ち負けにこだわる子どもとゲームをする時間はとても気を遣う恐怖の時間でした。
 
 
そんな事を繰り返すうちに、ゲームに誘っても参加することを嫌がるようになっていきました。
 
 
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2.発達障害・グレーゾーンの子どもが勝ち負けにこだわる理由

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちはどうしてこんなにも勝ち負けにこだわるのでしょうか?
 
 
それにはこれからご紹介する発達障害・グレーゾーンの子どもたちが持つ2つの脳の特性が関わっています。
 
 
1つ目にネガティブな記憶を貯めやすいという脳の特性があります。
 
 
そのため負けた時の経験から、負けは「ダメな事」「かっこ悪い事」など「負け」に対するネガティブな記憶が強く残っていて負けを受け入れられません。
 
 
 
 
2つ目に予想を立てるのが苦手という特性があります。
 
 
負けへのネガティブな記憶から勝つことを目指しているので負けた時の自分が受け入れられません。
 
 
脳の特性なのでゲームのルールは守るものと分かっていても、自分でコントロールができないのです。
 
 
ではどのように対応すればいいのでしょうか?
 
 
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3.勝ち負けにこだわる子どもとゲームを楽しむ秘訣

 
 

◆①子どものルールは受け入れる

 
 
子どもが決めたルールは受け入れます。
 
 
子どもが決めたルールは子ども自身が守りやすく、抵抗なく遊べるルールです。
 
 
ゲームの途中でルールを変えてしまう事でその場の雰囲気が悪くなってしまうので、ゲームを始める前に子どもとルールの確認をするとお互いストレスなく遊べます。
 
 
 
 

◆②子どもを飽きるまで勝たせる

 
 
本人が勝ちに満足し、勝ち飽きるまで勝たせます。
 
 
ゲームのルールにもよりますが、子どもが絶対に勝つように順番を工夫したり、ハンデを設けることをこちらから提案します。
 
 
パパやママが勝てなくて、「悔しい!でも次、頑張ろう」「負けちゃった。まいっか、次は勝てるかも」と勝てなかった時の姿を見せます。
 
 
そうすることで勝てなかった時、悔しくても良いんだ。そっか、次は勝てるかもしれない、と勝てなかった時の気持を受け入れて次にどうするかを学びます。
 
 
そうしていくうちにパパやママにも勝たせてあげても良いかもと思えるようになってきます。
 
 
 
 

◆③負けて怒るときは慌てず肯定

 
 
それでも子どもが勝てなくてパニックになって怒ってしまったら、勝てなくて悔しい気持ちに共感します。
 
 
子どもの感情に巻き込まれてはいけません。
 
 
そして「ルールを守ってできたね」「最後までやったね」「順番を守ったね」などそのゲームの中でできたことだけを伝えて肯定をします。
 
 

4.勝ちにこだわる子がルールを守って楽しめるトランプ遊び2選

 
 
勝ち負けが気になって遊べないのでは、ルールを守って勝つと嬉しい!という経験ができないのでいつまでたってもルールを守れないままです。
 
 
そこで、負ける恐怖を感じにくいルールを取り入れたトランプ遊びを2つご紹介します。
 
 

◆①ババ抜き編~ババなしババ抜き

 
 
トランプではお馴染みのゲーム、ババ抜きで「ババを入れない」をルールのひとつにします。
 
 
ババ抜きはババを最後まで持っていた人が負けのトランプゲームです。ババを入れないことでババを持つ恐怖心がなくなり楽しく遊べます。
 
 
子どもから引き始めると子どもが必ず勝つので、はじめは2人でやるのがオススメです。
 
 
 
 
勝ちにこだわるあまり、ババを持つことが怖いという理由でババが回って来ただけでゲーム終了となっていた息子。
 
 
ババを無くしてみました。
 
 
ババがない、ババが回って来ないという安心感から抵抗なくゲームに参加してくれるようになりました。
 
 
夫のいない平日に私と2人でやっていましたが、必ず勝つことでババ抜きが楽しくなり、3人でもババなしババ抜きが楽しめるようになりました。
 
 
3人でも勝ち続けると自分からババを入れてやる!と言い、従来のババ抜きのルールでも楽しめるようになりました。
 
 

◆②スピード編~ハンデ付きスピード

 
 
勝ち目のない遊びにはハンデを積極的に取り入れて、負けへの恐怖心をなくします。
 
 
スピードは台札につながる数字を出していき手札がなくなるスピードを競うトランプゲームです。場札の枚数を変えることでハンデを付けることができます。
 
 
ハンデを付ける時のポイントは、ハンデの枚数は子どもに決めさせます。
 
 
理由は、自分で決めたルールなので勝てなかったときに怒ることの予防に繋がります。
 
 
 
 
夫と私がスピードをやっているとやりたいと寄ってくるのですが、息子は小学1年生、大人と普通に遊んだのでは勝ち目はありません。
 
 
そこで場札の枚数を変えてハンデを付けようとこちらから提案しました。
 
 
子どもが勝つためのハンデの提案なので勝ちにこだわる息子は喜んで提案にのってきます。
 
 
子ども5枚に対して夫2枚と子どもが提示してきました。もちろんOKです。
 
 
子どもは圧勝、少し難しいトランプゲームで勝てたのが嬉しくて何度も挑戦してきました。
 
 
勝ち続けて気分がよくなってくると自分の場札を減らしたり、負けると場札を増やしたり調節しながら楽しんでいます。
 
 
子どもが勝ち負けを意識せずに楽しめるトランプのルール、いかがでしたか?
 
 
大人も子どもも対等に勝ち負けを気にせず思いっきり楽しんで遊んでみてください。
 
 
 
 
 
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執筆者:福原かおり

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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