【衝動性が強い子ども】行動のコントロールが苦手なADHDキッズの強みを伸ばすコツ

 

衝動性が強い子どものトラブルに悩んでいませんか?「思い立ったらすぐ行動」する特性は、ママの声かけ次第で強みに変わります。叱らずに衝動性をコントロールし、子どもの行動力を伸ばす方法を、脳科学の視点と体験談からわかりやすく紹介します。
 

【目次】

 
 

1.衝動性が強い子どもとは?

 
 
衝動性の強い子どもを育てていると、トラブルも多く、ママは疲れてしまいますよね。
 
 
困りごとになりがちな衝動性の強さは、上手に伸ばしてあげれば強みにもなります。
 
 
衝動性とは、注意欠如多動性障害(ADHD)の主な特徴の一つで、自分の思い浮かんだことや感じたことをすぐに行動に移したくなる特性です。
 
 
気持ちや行動のブレーキがききにくい状態とも言えます。
 
 
例えば以下のような様子です。
 
 
・順番を待てずに割り込む
・授業中に急に立ち歩く
・思いついたことをすぐ口に出す
・他の子の持ち物を許可なく使う
・注意されてもすぐに同じ行動を繰り返す
・我慢が苦手
 
 
こうした行動は、本人も「やってはいけない」とわかっているのに、体が先に動いてしまうのが特徴です。
 
 
自分でもコントロールが難しいことで叱られてしまい困っているんです。
 
 
 
 
これには脳の働きが関係しています。
 
 
脳の前頭葉という部分が感情や行動のコントロールを担っていますが、ADHDタイプの子どもはこの機能の発達がゆっくりでうまく働きにくく、我慢するのが難しくなります。
 
 
衝動性が強いと人に迷惑をかけてしまうことも多く、トラブルになりがちですが、好奇心が強く行動力があると捉えることもできます。
 
 
困った行動を落ち着けながら、「強み」にしていくためには、周囲の大人のかかわり方がとても重要です。
 
 
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2.思い立ったらすぐ行動したいADHDの息子

 
 
この章では私の体験談を紹介します!
 
 
私にはADHDの小学生の息子がいます。
 
 
学校では、興味のない授業に集中できず、授業中に立ち歩き、時には廊下に出てしまうことも。
 
 
イライラが高まると、友達に手が出てしまうこともあり、学校ではトラブルメーカー、いわゆる問題児でした。
 
 
家でも同じように「今すぐ○○したい!」という気持ちを抑えられず、それができないと怒り出していました。
 
 
息子は工作や乗り物が大好きなのですが、「これを作ろう!」とひらめいたとき、材料がなければ「今すぐ買いに行く!」と大騒ぎ。
 
 
今は買いに行けないとわかると、気持ちを切り替えられずイライラが爆発してしまうのです。
 
 
 
 
けれども、息子の「思い立ったらすぐ行動できる力」は、見方を変えれば大きな強みでもあります。
 
 
すぐにアイデアを実行できる行動力、やりたいことへの集中力は、すばらしいエネルギーです。
 
 
「息子のよさは消さずに、困りごとを落ち着けるかかわりをしていきたい!」
 
 
そんなふうに思い、脳科学に基づいた親子のコミュニケーションで子どもの発達を加速させる「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」を学ぶことにしました。
 
 
叱る以外の方法で困りごとを落ち着けながら強みを伸ばすかかわり方を学んだことで、息子はトラブルメーカーを卒業!
 
 
好奇心と行動力を武器に成長しています。
 
 

3.衝動性の強い子どもへのNG対応

 
 
落ち着きがなく、わがままにも見える困った行動を目にすると、つい感情的に注意してしまう気持ちは、私自身の経験からもとてもよくわかります。
 
 
ですが、次のような対応は逆効果になりやすいです。
 
 
・頭ごなしに叱る
・くどくど言い聞かせる
・お楽しみを奪うなどの罰を与える
 
 
これらは一時的に行動を止められても、根本的な改善にはつながらず、子どもが「どうせ自分はダメだ」という自己否定感を持ちやすくなります。
 
 
 
 
ネガティブな感情のときに脳は発達しにくく、いくら注意をしたところで、子どもには届いていません。
 
 
衝動性の強いADHDタイプの子どもを上手に伸ばしていくには、るよりも成功体験を積みながら行動をコントロールしていく力をつけてあげる方が効果的なんです!
 
 
 
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4.衝動性をコントロールしながら強みに変えるママの対応

 
 
衝動性が強い子どもが気持ちをコントロールして切り替えられるようになる、ママの声かけを紹介します!
 
 

◆気持ちを受け止める

 
 
いきなり「今はダメ!」「やめなさい!」と伝える前にワンクッション!
 
 
「今それをやりたいんだね。」と気持ちを受け止めてあげましょう。
 
 
その後に、「今は○○で難しいから30分後はどうかな?」「これはできないけど、この方法ならOK!」と、できない理由と代替案を伝えてみてください。
 
 
息子の工作の例であれば 「今すぐ作りたいよね!」 「すっごくいいアイディアだもんね!」 と、今やりたい気持ちを否定せず、「その気持ちわかる~!」という態度を示しました。
 
 
そうすることで「ママはぼくの気持ちを聞いてくれた。」「わかってくれている。」という安心感と満足感を感じられるので、興奮状態をいったん落ち着けることができます。
 
 
脳が冷静に働く状態にしてあげたあとに、 「今日はもうごはんを作る時間だから、明日学校から帰ってきたら買いにいくのはどう?」と提案すると、「わかった。」と受け入れることができました。
 
 

◆可能なときは対応してあげる

 
 
いくら気持ちを受け止めてもらっても、いつもいつも「我慢してね」「今は難しい」と言われてしまうと、子どもの不満も貯まってしまいますよね。
 
 
行動力を止めないためにも、できるときには子どもの欲求に付き合ってあげることをオススメします。
 
 
「ママは状況しだいではOKしてくれる」ということがわかり、「まずは気持ち伝えてみよう!」とポジティブな行動力を育てていくことができます!
 
 
 
 

◆ 成功体験の記憶を創る

 
 
ママの声かけで気持ちや行動が切り替えられた記憶を作っていくことで、衝動性をコントロールする力がついていきます。
 
 
・待てたね!
・順番守れたね!ママ見てたよ‼
・ママのお話聞いてくれてありがとう!
 
 
完璧でなくても「できなかったこと」より「できたこと」を言葉にすることがポイントです。
 
 
衝動性が強いと、学校で叱られてしまったり、友達とトラブルになってしまったりすることもありますが、お家で特性を理解したかかわり方ができれば、学校やその他の場面でも行動や気持ちのコントロールが上手にできるようになり、外でのトラブルも減っていきます。
 
 
ママの声かけで「できた!」という経験を積み重ねて、強みにしてあげてくださいね!  
 
 
 
 
お母さんが声かけを変えるだけで、子どもがぐんぐん伸びるヒントをお伝えしています!

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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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