すぐ怒る発達障害・ADHDの子どもの感情コントロール力を育てる親子の会話術

 

嫌なことがあるとすぐに怒ったり手が出たりと、感情のコントロールができない発達障害・ADHDの子どもにどう対応したらよいのか悩んでいませんか?この記事では、感情を落ち着かせて、気持ちを言葉で伝えられるようになるママの対応を紹介します!
 

【目次】

 
 

1.感情のコントロールができない発達障害・ADHDの息子

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもを育てていると、イライラした感情がコントロールできずに、すぐに怒り出す様子に困ったことはありませんか?
 
 
その背景には、「自分の気持ちをうまく言葉にできない」という特性が関係していることがあります。
 
 
すぐに怒る子には、自分で落ち着けるようになる会話がポイントです。
 
 
私には発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の息子がいます。
 
 
学校では友達を叩いてしまったり、暴言を吐いたりと、感情のコントロールが苦手でクラスのトラブルメーカーでした。
 
 
困ったのは、話を聞こうにも「それはもういい!」と怒ってる理由やそのときのことや気持ちを教えてくれないことでした。
 
 
自分のしたことに向き合おうとしない姿にイライラしたこともあります。
 
 
「なにか理由があるのかな?」と心配しても話してもらえず、どうしていいかわからなかったこともあります。
 
 
 
 
そんな息子でしたが、気持ちを整理する声かけを続けたことで、少しずつネガティブな感情とも向き合えるようになりました。
 
 
今では本格的に気持ちが抑えられなくなる前に「イライラするから帰ってきた。」と、感情や行動をコントロールできるようになっています!
 
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2.感情のコントロールに必要なのは気持ちを言葉にする力

 
 
感情のコントロールができない子に必要なのは、自分の感情を言葉で伝えられるようにしてあげることです。
 
 
言葉で扱えない感情は、コントロールするのが難しいと言われているからです。
 
 
自分の感じていることを言葉に表すことができれば、その感情を整理しやすくなり、対処方法も考えやすくなりますよね。
 
 
たとえば大人でも、「なんとなくイライラするな」と思っているだけではなく、「今は疲れているからイライラしているのかも」と言葉にできると、自分がイライラしている理由を理解しやすくなります。
 
 
 
 
また、言葉にすることで、感情が頭の中で整理されてスッキリしやすくなります。
 
 
言葉にしないままでは「もやもやした感情」が頭の中にただ溜まってしまうことが多いですが、それを表現するだけでも気持ちが少し軽くなることがあります。
 
 
これは、友達と話したりすることで感じる「スッキリ感」と似ています。
 
 
感情を言葉にできないと、もやもやした気持ちが頭の中に溜まってしまい、自分でもそれが何なのかわからない状態になってしまいます。
 
 
言葉にすることで、その感情を扱いやすくし、ストレスや不安を減らす助けになるんです!
 
 
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3.自分で落ち着けるようになる!親子の会話術

 
 
息子がネガティブな気持ちを話せるようになるまでに、私がしたことを紹介します!
 
 
ポイントは「自分の感情に気づかせてあげること」です。
 
 

◆①落ち着くまで待つ

 
 
感情がたかぶっているときは冷静に考えることができないので、こちらの話は全く耳には届きません。
 
 
安全が確保される状態であれば、そっと見守りながら落ち着くのを待ちます。
 
 
怒りをぶつけてくるようなことがあれば「そうだったんだね。」「辛いねんだね。」と、ありのままを受け止める言葉を返してあげましょう。
 
 

◆②共感&代弁で気持ちで感情のラベリング

 
 
落ち着いたら、気持ちを整理してあげます。
 
 
もし、こちらが何か聞こうとしてもシャットアウトされてしまうとしたら、これまでのトラブルの積み重ねで「またやってしまった」「また怒られる」というネガティブな記憶が蓄積され、自分を守ろうとしているからです。
 
 
なので、叱るような態度は出さず、「何か嫌なことがあったんだね」と優しく声をかけます。
 
 
気持ちを話してくれるようであれば、
 
「○○が嫌だったんだね。」
「そう言われたのが悲しかったんだね。」
「それは悔しいね。」
 
と、ママが言葉を繰り返して、共感してあげます。
 
 
話を聞いていると、自分の行動は棚にあげて相手を責めるなど、「それは違うんじゃない?」と口を挟みたくなることも言うかもしれもしれませんが、ママの感情はいったん置いておいてくださいね。
 
 
子どもから言葉が出てこなければ
 
「今怒ってるんだね。」
「○○で嫌だったんだね。」
 
と、様子からわかる感情を推測してママが言葉にしてみてください。
 
 
子どもが感じている感情に「名前(ラベル)」をつける「感情のラベリング」をすることで、扱える感情の言葉が増えていきます。
 
 
そうすることで、「そっか、ぼくはこんな気持ちだったんだ。」と整理されていきます。
 
 
この繰り返しで、少しずつ自分のネガティブな感情や状況を話せるようになっていきます。
 
 
 
 
息子も始めはシャットアウト状態でしたが、根気強くこのかかわりをしていくうちに、
 
「そうだよ!怒ってるんだよ!」
「だって○○だったんだよ!」
 
と、自分が何に怒っているのかや理由を話してくれるようになりました。
 
 
そして嫌なことがあっても、爆発する前に自分で落ち着いて対処できるようになったんです!
 
 
学校でのことであれば、先生にその時の状況や様子を聞いておくとよいです。
 
 
様子から考えられる気持ちを推測して、言葉にしてあげてくださいね。
 
 
安心できるママとの会話の中で、感情のコントロール力を育てていきましょう!
 
 
 
 
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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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