身の回りのことをなかなか自分でやってくれない…。そんな知的障害のあるお子さんについ怒ってしまうママも多いのでは?実は“段取り”が苦手な可能性があります。この記事では、声かけで自立につながる関わり方を3ステップでご紹介します!
【目次】
1.「ママやって!」が止まらない…知的障害の息子が将来自立できるのか不安がよぎる
2.知的障害のある子は段取りを立てるのが苦手
3.知的障害の息子も、全然動かず待ってるだけ…変えようと思ったきっかけ
4.声かけを3ステップに変えたら、自分から動き始め自立が進みました!
1.「ママやって!」が止まらない…知的障害の息子が将来自立できるのか不安がよぎる
知的障害の子の自立へのステップはママの声かけで加速させることができるんです!
「もう8歳なんだから、そろそろ1人で着替えて欲しいのに…」
「ママやって~」
「僕、無理」
と甘えてばかりで、全然自分から動こうとしない。
そんな毎日に、どうしてこの子は自分でできないんだろうとモヤモヤしていませんか?
特に朝の忙しい時間や、出かける直前など
「早くして!」「いい加減、自分でやってよ…」とつい怒ってしまうこともありますよね。
でも、それでますます動かなくなってしまう…。

いつになったら自分でやってみるってなるんだろう?と動かない我が子を見て将来不安になっていました。
そんな負のループにハマっているママは多いんです。
声かけを変えるだけで負のループから抜け出す方法があるんです。
この記事ではその方法をお伝えします。
2.知的障害のある子は段取りを立てるのが苦手
実は、知的障害のあるお子さんに多く見られる脳の特性が関係しています。
それは、「着替えて」と言われても、
・どの服を選ぶ?
・上着とズボン、どっちから?
・何から始めればいい?
と、段取りを頭の中で組み立てることがとても苦手なんです。

だから、ママに頼ってしまうし、動かないのではなく「どうしていいか分からない」状態になっていることがほとんど。
つまり、自立してないのではなく、自立のための準備ができていないだけなんです。
さらに、お母さんがイライラしている態度を取っていると、
・間違えているかな…
・自分で選んで怒られたらどうしよう…
と自分で選んだら怒られるかもと失敗体験がフラッシュバックしている可能性もあります。
なので、「ママやって!」「僕、無理」と安全な方を選んでいるんですよね。
段取りを組む声かけで必ず自分でお着替えができるようになります!
3.知的障害の息子も、全然動かず待ってるだけ…変えようと思ったきっかけ
うちの息子もまさにそうでした。
「着替えてね」と言っても、服の前にポツンと立っているだけで全く動かない。
そのうち「ママがやって」「ママがいい」ばかりで、やってもらうことが当たり前になってしまっていたんです。

「このままで大丈夫かな?」
「この先、一人でできるようになるのかな?」と不安になったときに出会ったのが、
「発達科学コミュニケーション」(略して「発コミュ」)です。
発コミュでの「課題を分解して伝える」という関わり方が息子にはピッタリだったのです。
課題を分解して伝えるだけで、息子はどんどん自分でできることが増えていきました。
次項では、声かけで自立につながる関わり方をご紹介しますね!
4.声かけを3ステップに変えたら、自分から動き始め自立が進みました!
行動を3つに分けて、「ステップごとに声をかける」ことを意識しただけで、 あれほど動かなかった息子が、自分から着替えを始めたんです!
今では一人で勝手に服を選んで、着替えができています!
やったことはシンプル。以下の3ステップだけです。
◆ステップ1 お着替えの部屋へ誘導する
「○○くん、お着替えの時間だよ」
「一緒に服を選びに行こう〜」
「競争ね~!よーいドン!」
などの声かけで最初の取り掛かりのハードルをグンと下げてあげると、動きやすくなります。
◆ステップ2 服を選択させる
お母さんが服を2つ用意し、2択から選択してもらいましょう!
「今日は青と黒の服、どっちがいい?」
どっちを選んでも最後は「着る」にしてしまえば選択しやすくなります。
選ばせることで、自分で決めたという実感が持てます。
はじめは上の服だけを自分で選ぶことから始めてみてください。
ズボンも下着も全部選択するとなると、負担が大きくて嫌になってしまうからです。
◆ステップ3 一緒に確認しながら進める
「シャツかズボン、どっちから着ようか?」
「かっこよく着られるかな〜ママに見せて♡」
「お!パジャマ脱げたね!」
「腕が通せたね〜!」
と、やっていることに注目し、できたらすぐに具体的にほめることで、自信につながります。
少しずつ「やってもらう」から「自分でやってみる」へと、行動の変化が生まれていきました。
「ママやって」が口ぐせの我が家の知的障害キッズも、段取りのサポートを声かけですれば、自分で動ける子になりました。

お着替えを一人でできるようになり、そこからお風呂掃除やお料理などのお手伝いまでできるように大変身しました。
一人でできる力は、声かけで引き出せる。そう実感しています。
ママの関わりで、子どもの自立は着実に進んでいきますよ。
小さなことからコツコツと進んでいきませんか?
知的障害キッズの行動力と会話力を引き出す対応をお伝えしています。
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執筆者:みやび 楓
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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