トラウマからの一歩!繊細な子が新しい習い事に挑戦できる秘訣

 

最初は楽しみにしていた習い事。でもいつの間にか「行きたくない」の連続に・・・。繊細な子がもう一度チャレンジできたのは、好きをうまく使った関わり方でした。習い事のトラウマを乗り越えたわが家の実例をご紹介します。
 

【目次】

1.習い事が繊細な子にとって「怖い場所」になっていませんか?
2.繊細な子の「記憶の残り方」には特徴がある
3.「好き」がエネルギーになる!新しい習い事との出会い

 
 

1.習い事が繊細な子にとって「怖い場所」になっていませんか?

 
 
最初は「やりたい!」と目を輝かせて始めた習い事も、だんだん「行きたくない!」と口にするように。
 
 
「せっかく始めたのに、ここでやめさせてもいいのかな?」
 
「もうちょっと頑張らせたら、きっと楽しくなるかも・・・」
 
 
そんな迷いを感じたことはありませんか?
 
 
繊細な子(HSC=Highly Sensitive Child)にとって、「習い事」は楽しむ場所である一方、失敗や否定されると一気に「怖い場所」へと変わってしまうことがあります。
 
 
わが家の息子も新しいことに不安を感じやすい繊細な性格。
 
 
でも、ピアノを習い始めるときは「やってみたい!」と前向きに答えてくれたのがうれしくて、迷わず通うことに決めました。
 
 
ところが通い始めてみると、体幹が弱く、じっと座ることが苦手な息子にとって、注意されることがとても多かったのです。
 
 
「姿勢が悪いと弾けません」
 
「言うことを聞けないなら今日はもう帰ってください」
 
 
何度も注意されるうちに、「また怒られるかも…」という不安を抱くようになっていきました。
 
 
毎回レッスンのあとには、
 
「今日も怒られなかったよ」
 
と言うのが口ぐせのようになっていました。
 
 
 
 
ある日、教室へ向かう時間になると泣き出してしまった息子。
 
 
「もう行けない…」と声を絞り出す息子の姿を見て、楽しめるはずの習い事が、わが子にとって「怖い場所」になってしまっていたんだと、私はようやく気づきました。
 
 
「もう少し頑張れば・・・」という私の期待が、子どものSOSを見落としていたのだと、深く反省しました。
 
 
その日、私たちはピアノ教室をやめました。
 
 
でもその経験が、息子の中に強い印象を残してしまったのです。
 
 
「ピアノもプールも習い事は全部イヤ。習い事はしない!」
 
 
そんなふうに、習い事そのものに強い拒否感を持つようになってしまいました。
 
 
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2.繊細な子の「記憶の残り方」には特徴がある

 
 
繊細な子の脳は、まわりの刺激にとても敏感です。
 
 
たとえば、
 
・お母さんや先生の怖い顔
 
・大きい声や強い口調での注意
 
・ふとしたため息
 
こんなちょっとしたことでも、繊細な子は強い刺激として受け取ってしまいます
 
 
脳は不安や緊張を感じると、「扁桃体(へんとうたい)」という危険を察知するセンサーのような場所が過剰に反応し、「戦え!」「逃げろ!」と指令を出します。
 
 
その結果、脳の思考する力が働きにくくなります。
 
 
 
 
 
さらに、ネガティブな記憶が強く残りやすいのも、繊細な子の脳の特性です。
 
 
一度「怒られた」「こわかった」という経験をすると、その記憶がずっと残り、次の行動にブレーキがかかってしまいます。
 
 
時間が経つとその記憶を何度も思い出してしまい、不安や緊張の感情がどんどん強くなっていくのです。
 
 
 
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3.「好き」がエネルギーになる!新しい習い事との出会い

 
 
脳は、行動することで発達していきます。
 
 
でも繊細な子は、一度「怖い」「つらい」と感じたことには、なかなかチャレンジできなくなってしまいます。
 
 
そんなとき大切なのが、「苦手をなくそう」とがんばるよりも、「得意を伸ばす」視点です。
 
 
「嫌い」をどうにかするより、「好き」に注目すれば、繊細な子も安心して「やってみたい」と感じられるようになります。
 
 
わが子の場合、夢中になっているあるゲームがありました。
 
 
「もし、これが習い事につながったら、また新しい一歩を踏み出せるかもしれない」
 
 
そんな希望がわいてきました。
 
 
調べてみると、大好きなゲームを使ったプログラミング教室を見つけたんです。
 
 
「ゲームで特別な遊びができる教室があるんだけど、行ってみる?」
 
 
そう声をかけると、最初はちょっと警戒した様子。
 
 
でも、写真や動画で一緒に教室の様子を見ながら、無理にすすめず、じっくり話をしていくと、しだいに表情がやわらいでいき、「じゃあ、行ってみる」と答えてくれました。
 
 
体験に参加したあと、息子は満面の笑顔でこう言ったんです。
 
 
「むずかしかったけど、すっごく楽しかった!また行きたい!」
 
 
本人も「これ、習い事なんだな」とうすうす気づいていたようですが、“好き”がベースにあったからこそ、不安よりワクワクが勝ったんだと思います。
 
 
 
 
今では「行きたくない」と言うこともなく、楽しそうに通い続けています。
 
 
自分のペースで学びながら、「できた!」という経験を積み、自然と自己肯定感も育ってきました。
 
 
繊細な子は、一度の失敗や注意で心を閉ざしてしまうことがあります。
 
 
でも、「好き」という気持ちを上手に使えば、新しい一歩を踏み出す力になってくれるんです。
 
 
あの日、無理に続けさせるのではなく、子どもの気持ちに寄り添って選びなおしたからこそ、今のこの笑顔があります。
 
 
「うちの子、習い事はもうムリかも・・・」と感じているママは、ぜひお子さんの「好き」という気持ちに寄り添ってみてください
 
 
その小さなワクワクが、きっとまた、新しい一歩を後押ししてくれますよ。
 
 
 
 
 
 
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執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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