「様子をみましょう」と言われたけど、「このままでいいのかな…」と不安を感じている早産児ママへ。発達がゆっくりな早産キッズは、『今の関わり』で未来が変わります。できた!に注目するだけで、脳がぐんぐん育つ【予防の声かけ】を解説します。
【目次】
1.「そのうち追いつくよね…」と思っているママへ
2.早産児の脳は“未熟”というスタートラインにいる
3. 行動で脳は育つ。だから『予防』が大切!
1.「そのうち追いつくよね…」と思っているママへ
言葉が遅い、落ち着きがない、指示が通らない…
そんな子どもの様子に、ちょっと気になる気持ちが湧いても、保健師さんや先生から「そのうち追いつきますよ」と言われると、「じゃあ大丈夫か」と安心しますよね。

本当にそれで大丈夫?
「様子見って、結局何を見ればいいの?」
そんな不安がちらついているなら、それはママがキャッチした子どもの『小さなSOS』かもしれません。
2.早産児の脳は“未熟”というスタートラインにいる
早産児は、予定より早くお腹の外に出てくるため、呼吸や体温調節、重力への適応など、たくさんのエネルギーを使わなければなりません。
そのため、本来成長に使われるエネルギーが不足しがちになり、発達がゆっくりになることがあります。
同じ年の子と比べると、「できないこと」が多く見えることがあり、
・ 周りと比べて叱られたり
・ 自信をなくしてチャレンジしなくなり
・ 行動が減って経験の機会が減ったり
することで、成長に影響する悪循環に陥ることもあります。

でも、それは“能力が低い”わけではありません。
ただ、脳は“これから育つ”ところなのです。
適切な支援と見守りがあれば、子どもたちはしっかりと力を伸ばしていけます。
3.行動で脳は育つ。だから『予防』が大切!
脳は、行動することによって育ちます。
だからこそ、行動を引き出す関わりが必要です。
ポイントは「できたこと」に注目すること。
小さな「できた!」にママが気づく
→ 「ぼく、できたんだ!」と実感
→ 「またやってみよう」と思える
→ 行動が増える
→ 脳が発達!
たとえば、
・「一人で起きてこられたね!」
・「おふろにはいるんだね!」
・「着替え始めるんだね!」
そんな当たり前のことも、ママが言葉にして伝えるだけで、「できた自分」を認識し、それが自信につながります。
このサイクルが、「困る子」ではなく「育つ子」への第一歩。
ママが「なんか気になる」と思ったタイミングが、実は、脳を育てるタイミングなのです。

いかがでしたか。
早産児は、生まれながらにして発達がゆっくり。
でもそれは、欠点ではありません。
人生のスタート時点では確かに遅れていますが、育て方次第でどんどん伸びる子です!
診断がなくても、始められる事はあります!
『困ってから』ではなく、『困らないように』
それが、今すぐ始められる『予防的支援』です。
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執筆者:大島さくの
(発達科学コミュニケーション トレーナー)
(発達科学コミュニケーション トレーナー)