イヤイヤ期の2歳児が叩いてくる!優しく対応できたらいいのに、とっさに叩き返してしまい「私って母親失格かも…」と悩むママへ。脳の発達に沿った関わりで、ことばで気持ちを伝えられる子に育てられます!
【目次】
1.イヤイヤ期の子どもの対応に「母親失格」と感じていませんか?
2.2歳児が叩いてくるのはなぜ?
3.叩き返すことは脳の発達に悪影響?
4.ことばで伝えられる子に育つ3つの秘訣
①叩かれた瞬間は「深呼吸してスルー」
②意識した声かけをする
③たくさん会話をする
1.イヤイヤ期の子どもの対応に「母親失格」と感じていませんか?
イヤイヤ期真っ最中の2歳児が思い通りにならないと泣き喚く。言いたいことが伝えれずに叩いてくる!
普段は「痛いよ」「ママ悲しい」と優しく伝えることができても、ママ自身の限界がくると、怒りが爆発してつい子どもを叩き返してしまったことはありませんか?
2歳児が叩いてくるのは、まだまだことばの発達が未熟で、自分の思いを上手に伝えられないから。
「うまくいかない」「言いたいことを伝えられない」「自分の思いをわかってくれない」こんな思いからイライラが募り、言葉で伝えられない代わりに、叩くことで自分の思いを表現しているのです。
頭ではわかっていても、「叩いたらダメだよ」と言い聞かせたり、痛いということをわかってもらうために、子どもを同じように叩いたり。
当然、2歳の子どもに理解できるわけもなく、泣きじゃくるばかりで、「あぁ、私って子育てに向いていないのかも。2歳の子どもを叩くなんて母親失格だ」と自分を責める日々でした。

ですが、私のこの対応が子どもの脳の発達に悪影響を及ぼし、余計に手が出てしまう行動を引き出しているのだと知り、対応を変えたことで、子どもが手を出すことがなくなったんです!
今では、「今日イヤなことがあった」としっかりと自分の気持ちをことばで伝えられる子に育っています。
この記事では、なぜ子どもは叩くのか、叩き返すことが与える影響、叩かずにことばで気持ちを伝えられる子に育てる秘訣をご紹介します。
2.2歳児が叩いてくるのはなぜ?
2歳は自我が芽生えて「自分でやりたい!」の気持ちが強くなる時期。
自分の思い通りにしたい気持ちが強くなる一方で、まだ手先が不器用だったり、やり方がわからなかったりしてできないことも多く、フラストレーションがたまりやすい時期です。

また、ことばの発達が未熟で、自分の気持ちをうまく表現できません。
「こうしたい」「いやだ」と思っても、ことばにできないので、とっさに手が出てしまい、「手を出す=気持ちを表す手段」になっているのです。
つまり、叩かれるのは「ママが嫌い」だからではなく、「伝えられないもどかしさ」のサイン。
このことを理解すれば、手が出てしまうことを根本的に解決するのは”ことば”の発達を促してあげることだと言えますね。
3.叩き返すことは脳の発達に悪影響?
子どもの脳は発達の順番に沿って育ちます。
1.感情の脳(扁桃体)→落ち着く
2.理解の脳(側頭葉)→落ち着いた状態でことばや状況を理解する
3.考える脳(前頭前野)→自分で考えたり、行動を選んだりする力
つまり、感情の脳が落ち着いていない限り、ママが叩くことがダメな理由をどんなに一生懸命伝えたところで、子どもの脳には届かないのです。

ママが怒って叩き返すと子どもの感情の脳はさらに興奮。
理解やことばで気持ちを表現する力が育たなくなり、いつまでたっても叩く行動が減りません。
叩かれれば、最愛の子どもであってもイライラするのは当たり前。
「叩き返すこと」で子どもの脳の発達を阻害させるのではなく、叩かずに気持ちをことばで伝えられる子に育てるために、脳の発達をうながす関わりをしてほしいのです。
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4.ことばで伝えられる子に育つ3つの秘訣
ことばを育てるために大切なのは 「安心の土台」をつくること。
安心があるからこそ感情の脳が落ち着き、その後に“ことば”が育ち始めます。
ことばが育つための3つの方法をお伝えします。
◆① 叩かれた瞬間は「深呼吸してスルー」
叩き返したり、感情をあらわにして、子どもに伝えても、お母さんの興奮状態しか子どもに伝わりません。
大事なのは子どもの感情の脳を興奮させないこと。
まずママ自身が落ち着くことが、子どもの脳に安心を伝える第一歩です。
◆②“3S”を意識した声かけをする
安心感を伝える魔法のキーワードが「3S」です。
Smile(笑顔で)
Slow(ゆっくりと間をとって)
Sweet(やさしい声で)
この3つを意識しながら、「叩きたいくらい悔しかったね/イヤだったね」、「やさしく伝えようね」と話しかけてあげましょう。
子どももママもイヤなネガティブな感情を引き起こさずに、子どもに伝えることができます。

◆③親子の会話を楽しむ
なんと言っても、ことばは普段の親子の会話を通じてぐんぐん発達します。
「〇〇がやりたかったんだね/好きなんだね/おもしろいね/イヤだったんだね/これとこれ、どっちにする?」など、子どもの気持ちをママがことばにしてあげましょう。
話す楽しさ、伝わる嬉しさを経験することで、子どもは叩かずにことばで伝える力を身につけていきます。
ぜひ、今日からおうちで実践してみてくださいね!
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執筆者:中井春菜
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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