発達障害・アスペルガータイプの人独特の表情についてお伝えします。
発達科学コミュニケーションリサーチャーの渡辺みゆきです。
「怒ってる?」と言われるのはなぜ?発達障害・アスペルガータイプの人の表情を知ろう
レッスンスクリプト
人付き合いが苦手なお母さん、発達障害・アスペルガータイプお母さんの悩みの1つに「何故か周りの人に避けられる」というのがあります。
もしかすると、実際は避けてるわけでもないのに「避けられてる」と思い込んでる可能性もあります。
しかし本当に避けられているとすれば、理由の1つとして「表情」があるのかもしれません。
発達障害・アスペルガータイプの人は、楽しさや嬉しさを感じていても、怖いくらいに無表情になっていることがあります。
例えば、パーティやレクリエーションで多くの人が楽しそうに振る舞っている場所でも、無表情のまま座っているだけ。ということもあります。
例えば(5秒くらい無表情)、こんな感じです(普段の表情に戻る)。
また、初対面の人と会話するとき、コミュニケーションが苦手なこともあって、うまく笑顔が作れない。
さらに「嫌われたりしないだろうか」「失礼なことを言ってないだろうか」と気にするあまり、目を見開いて睨むような表情になってしまいます。
こんな感じです(目を見開いて睨むような表情)。いかがでしょうか?(普段の表情に戻る)
その結果「怒ってる」とか「近寄りがたい」とか「嫌われてるのかしら」と相手に思われてしまうのです。
人づてにそのことを知ったあなたはハッとなり「私、また何かやらかしたんだ!」と頭を抱えることになります。
しかし、相手にそう思われた原因が「表情」にあったことに気付いていないことが多いのです。
この会話の相手を、お子さんに当てはめてみてください。お子さんを見るときに、無表情でジーっと見てると、お子さんに「こわい!お母さんに怒られる!」とびっくりされるのではないでしょうか。
発達障害・アスペルガータイプの人は、感情に合った表情ができてないときがあります。しかも、そのことを自覚していないのです。
これは、「メタ認知」の弱さが原因です。「メタ認知」とは、ザックリいうと、「自分を客観的に見て捉える」ことです。
発達障害・アスペルガータイプの人は、この「メタ認知」が弱い人が多いのです。心当たりはありますか?
心当たりがあれば、「メタ認知」を上げて、表情を改善しましょう。
まず、何も考えてないときの顔を、鏡で見るか動画を撮ってみましょう。想像以上に怖い顔をしているかもしれません。
自分の表情を理解できたら、笑顔を作る習慣をつけましょう。口角を上げるだけで十分です。
さらに、スマホのリマインダ機能で「笑顔の練習」という感じのタイトルを設定して、何度でも笑顔になれるようにします。1日数回設定します。
鏡や自撮りで普段の表情を確認して、定期的に笑顔になる。これを繰り返すと、穏やかで自然な笑顔になれます。
笑顔が増えれば、お子さんとのコミュニケーションがますます楽しくなりますよ!
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講師:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)