何度言っても忘れ物をしてしまう子どもに困っていませんか?気づけばつい強い口調で叱って、後で後悔するなんてことも。でもこれ、ママのせいでも子どもの性格ややる気でもなく、脳のある機能が関わっていたんです。知るだけで対応がぐっと楽になるんですよ。
【目次】
1.“言ったのに忘れる”は怠けではなく特性です
2.ワーキングメモリって、実はこんな力です
3.家庭習慣を2つ変えただけで”ガラッと変わった
4.今日からできる“2つの家庭習慣”
1.“言ったのに忘れる”は怠けではなく特性です
「さっき言ったこと、もう忘れちゃったの…?」
毎日のこんな小さなつまずきが、ママの不安を少しずつ大きくしていませんか?
これ、本当はできないんじゃなくて、 “覚えておく力の負荷が大きすぎる”だけなんです。だから少し工夫すれば、子どももスムーズに進めるんです。
たとえばこんな問題——
・朝になると毎回、同じ忘れ物が出てくる
昨日も「体操服入れた?」と確認したのに、 今日もまた 水筒・連絡帳・上靴 のどれかがバッグに入っていない。
怒りたくはないのに、 つい「もう何回目?」と声が強くなる。
・宿題の手順がすぐ迷子になる
学校で先生に説明を受け、 家に帰るまでは確かに理解していたはずなのに…
机に向かった瞬間 「えっと…これどうやるんだっけ?」と手が止まる。
気づけばママが横で段取りを全部ナビ。
“やらせたいのに、指示出しに追われる自分” がつらくなってしまう。
実はこれ、 子どもの意志の弱さでも、集中力不足でもなく、 脳の「ワーキングメモリ」の特性が大きく関係しています。
だからこそ、責めなくていいし、ママが悪いわけでもない。
――ここを理解するだけで、「覚えられない」が「できる!」に変わる道が見えてきます。
子どもの性格ややる気ではなく、脳の“ある機能”が関わっていたんです。
だから、起きて当然のことだったんです。
外ではいい子なのに
家では癇癪に悩むママへ
家では癇癪に悩むママへ
指示出しゼロの子育てで
たった3週間で
手が付けられない癇癪が着く!
↓↓
▼無料ダウンロードはこちらから▼
2.ワーキングメモリって、実はこんな力です
ワーキングメモリは、「今していることを、一時的に頭の中で覚えておく力」 のこと。
たとえば…
・先生が言った「3ページの②をやってね」を覚えて席に戻る
・朝言われた「体操服・水筒・連絡帳」を頭の中でキープする
・計算の途中で“繰り上がり”の数字を覚えておく
こうした “その場のちょっとした記憶” を扱うのがワーキングメモリ。
スマホでいうと 一時的にメモを開いて作業している状態 のようなもの。
このメモの容量が小さかったり、すぐいっぱいになってしまう子がいるんです。
すると、
・さっき言われたことが抜ける
・手順がごちゃっとする
・宿題の途中で迷子になる
・持ち物の抜け漏れが続く
こういうことが自然と起きてしまう。
決して怠けているわけでも、やる気がないわけでもない。
“脳の仕組みの特性”なんです。
だからこそ、家での習慣や声かけを少し変えるだけで、子どもの「できた!」が一気に増えるんです。
外ではいい子なのに
家では癇癪に悩むママへ
家では癇癪に悩むママへ
指示出しゼロの子育てで
たった3週間で
手が付けられない癇癪が着く!
↓↓
▼無料ダウンロードはこちらから▼
3.家庭習慣を2つ変えただけで”ガラッと変わった
かつての私は、毎朝イライラしていました。
何度言っても 忘れる・抜ける・混乱する をくり返す子どもに、つい「どうして昨日言ったことがもう抜けちゃうの…?」と責めるような言い方になってしまう。
宿題でも同じ。
手が止まるたびに、「ほら、次はこうでしょ?」と全部段取りを説明してしまって、 気づけば “見守るママ”のはずが“管理するママ” に変わっている。
でも本当は、怒りたいわけじゃないんですよね。ただ、どう関わればいいか分からなかっただけ。
そんな時、発達科学コミュニケーションで「説明をあれこれ足しすぎると、子どもの頭のメモ帳がいっぱいになる」 と教わって、伝え方を変えてみたら——
少しずつ
「言ったことが届く」
「宿題の手順が自分で回り始める」
そんな小さな変化が積み重なっていきました。
次の章では、私が実際に効果を感じた “たった2つの家庭習慣” をご紹介します。
毎日の声かけで“脳のクセ”は変えられる!
子どもが持つ力を発揮できるようになる
4ステップの声かけ
↓↓↓

無料ダウンロードはこちらから
↓↓
https://www.agentmail.jp/lp/r/21301/169708/
4.今日からできる“2つの家庭習慣”
ワーキングメモリが弱めの子には難しいトレーニングも、長い説明もいりません。
家庭で 2つの習慣 を整えるだけで、 記憶の負担がグッと軽くなり、 「覚えられた!」「できた!」の成功体験が増えていきます。
◆① “ひとつだけ言う”を習慣にする
ワーキングメモリが弱めの子は 一度に2つ以上の情報が来ると、すぐ頭のメモ帳がいっぱいになります。
だから、家庭でできるコツはこれだけ! 言うことは「ひとつだけ」にする
✖「明日の体操服出して、水筒洗って、連絡帳書いてね」
→ほぼ100%どれか落ちる
◎「まず体操服だけ出してね」
→できたら次を言う
✔ポイント
・1つ言って、
・できたら次、
・またできたら次
これだけで、忘れ物と混乱が目に見えて減ります。
◆② 見える形にしてあげる(頭のメモ帳を外に出す)
ワーキングメモリが弱めの子は “頭の中だけに保持すること” が苦手。
だから、情報を外に出すと一気にラクになります。
・見える場所に「やること」を置いておく
・玄関に「持ち物リストカード」を貼る
・宿題は“やる順番カード”を机の横に置く
「今日は①漢字 → ②計算」のように2つだけ書く
✔ポイント
・書きすぎない(2〜3個まで)
・カラフルにしすぎない(迷子になるから)
・子どもと一緒に作ると効果2倍
“書かせる”のではなく 必要なことを見える場所に置いておくこの感覚で十分です。
この2つができると…
・「持ち物よし!」が自分で言える
・宿題の手順が止まらない
・ママの指示が通りやすくなる

何より、子どもが“できる”体験を重ねられるます。
ワーキングメモリの弱さは家庭のちょっとした工夫でカバーできる特性です。
子どもがラクに動けると、ママも驚くほどラクになります。
全部できなくて大丈夫。小さな工夫をひとつ始めるだけで、子どもはちゃんと変わっていきますよ。
子どものワーキングメモリが弱いと心配しているママ!対応策をご紹介しています!
執筆者:瑞上 ようこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



