うちの子、ちょっと育てにくい…でもいつか良くなるだろう。でも、そのいつかって、いつですか?叱ってばかり、様子を見てばかりは今すぐやめて、発達障害・グレーゾーンの親子関係、徹底的に見直しましょう!! |
【目次】
1.健康を守るには食事だけじゃない!!良質な○○が大切なんです!!
2.「俺のことは誰もわかってくれない…」~親友の家族のエピソード~
3.なんかおかしいをスルーしているとどうなるの?
4.子どもに届く声かけを!!発達障害・グレーゾーンの親子関係、見直すときは今です!!
1.健康を守るには食事だけじゃない!!良質な○○が大切なんです!!
寒い日が続いていますね。先日、子ども達と散歩をしていたのですが、私の方が寒さに心がくじけそうになり、家に帰りたくなりました。
そのとき、コンビニのイートインスペースが目に入り、さっそく休憩。肉まんを食べたりココアを飲んだり、充分に身体を温めたあと外に出たら、あれ、寒くないかも…。そのあと元気に遊ぶことができたんです。
あったかいものを食べれば身体はあったまる。そんな当たり前のことを経験しました。子どもの身体を強くするために食に気を付ける、これは、実践しているお母さんも多いかもしれません。
私も健康食を学び、自ら実践してきた経験から、食の重要性はよくわかっています。かつては離乳食づくりにこだわりすぎて自らの首をしめた痛い過去もあります(笑)
しかし、食だけでは健康は保てないと私は思っています。 あと一つ、絶対に知ってもらいたいことがあるんです。
それは何だと思いますか?それは良質なコミュニケーション!!心が元気でなければ、何も気力がわかない。毎日が憂鬱。そのうちに身体も元気がなくなってしまいます。
2.「俺のことは誰もわかってくれない…」~親友の家族のエピソード~
「弟が、発達障害だとわかったんだよ」
そう電話ごしにため息をついたのは私の親友でした。
彼女の弟さんは、30歳。職場に馴染めず、自宅に戻ってきているのですが、毎日暴言が止まらず、ご両親が精神的に疲れ切っているとのことでした。
病院に行っても、「大人になってから改善するのはすごく難しい」とさじを投げられ、家族全員、どう彼を支えていったらいいかわからない状況で私に打ち明けてくれたのでした。
そんな弟さん、急に現在の症状が出てきたわけではなさそうでした。話をきいているうちにあることがわかったんです。
それは、
○小学校のときに、なかなか勉強についていけなかったり友達とうまく遊べなかった
○しつけに厳しいご両親から毎日のように怒られ、話をじっくり聞いてもらえなかった
○「男の子だし」ということで、ご両親も先生も真剣に考えることはなかった
○とくに生活に支障があるわけでもなかったので、そのまま様子をみていた
そして、現在の弟さんが何と言っているかと言うと…
「俺のことは誰もわかってくれない…」
そう話しているそうです。
3.なんかおかしいをスルーしているとどうなるの?
皆さんはさきほどのエピソードを読んでどのようにお感じになりましたか?「もっと早く気づいてあげれば、もっと早く対応してあげれば、この苦しみはなかったんじゃない?」そう思われたのではないでしょうか?
少しでもおかしいな、と思ったら、お母さんのその感覚をスルーしないでほしいのです。
周囲の理解がないまま育ったお子さんは、どうなると思いますか?
たいていは叱られ続けることで「自分はダメな子」と思うようになってしまいます。そのうちに、劣等感、不登校、引きこもり、うつ…といった症状が出てきます。これが、一番避けたい症状である「二次障害」です。さきほどの親友の弟さんのような状況です。
でもこれらの症状は、周囲がお子さんの特性を受け入れ、きちんと対応を行っていくことで防げるものなのです。
だからこそ私は、お母さんが、問題に気づいた時点で、正しい知識を身につけ、家庭でしっかり対応していくことがすごく重要だと思っています。
そうはいってもうちの子、発達障害かどうかわからないし…という方もいらっしゃるでしょう。しかし発達障害かどうかは正直、関係ないのです。
それはなぜか?確かに病院や療育施設では診断はしてくれます。仮に診断名がつかなくてもこういう困りごとがあるので、こういうふうに対応していったらいいですよ、とアドバイスはしてもらえるでしょう。でも、それはあくまで一般的な知見。
その子にあった癇癪を直す方法や、暴言をストップさせる方法など、今日から家庭で何をしたらいいのか、具体的な行動までは教えてはくれないのです。
私たちが欲しいのは、診断の有無よりも、目の前の子どもの困りごとを改善していく方法ですよね?そんな私の困った!!を解決してくれたのが発達科学コミュニケーション(発コミュ)です。
4.子どもに届く声かけを!!発達障害・グレーゾーンの親子関係、見直すときは今です!!
私がお伝えしている発達科学コミュニケーションで大事にしているのは、子どもに届く声かけです。心を傷つけるような言い方、接し方ではなく、心が潤う声かけをたくさんしていきます。
身体の健康が食で改善できるなら、心の健康はコミュニケーションで改善できる。ならばその逆もしかり、ということです。私は息子を生んでからというもの「何だか育てにくい」という違和感をずっと感じてきました。
でも、子育てをしているママはみんな大変なもの、だから、私がしっかりしつけていけば、いつかは、この子もわかるときがくる。癇癪はなくなる!!とさえ思っていたのです。
しかし、息子の様子は5年間全く変わりませんでした。良くなるどころか、叱れば叱るほど悪化してしまいました。そんなときに出会った発コミュで、私の子育てに大きな転機が訪れたのです。
発達のことを学べば学ぶほど、息子との関係が落ち着き、穏やかになる。息子の可能性の大きさに胸がわくわくする。この喜びをほかのお母さんにも伝えたい!!そうしてトレーナーになる決意をしたのです。
お子さんの特性は、決してマイナス面だけではありません。他のお子さんと同じくできなくても、その子にしかできないキラリと光るものがあるはずです。
それを見つけて、伸ばしてあげられるのはだれかというと、そう、一番近くにいるお母さんです。あなたのお子さんの心の栄養になるような声かけは世界中であなたしかできないのです!
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)