【長崎県 おでかけ情報】歴史好きの発達障害・グレーゾーンの子どもと一緒にタイムスリップ!お出かけスポット〜長崎編〜「出島」

発達障害・グレーゾーンの子どもと一緒に、鎖国時代の雰囲気がそのまま残っている場所に行ってみましょう!「出島」は鎖国の時代に、タイムスリップしたような気分になります。歴史を体感することで、歴史好きの子になるかもしれません。
 

【目次】

1. 発達障害・グレーゾーンの子どもの得意を見つけるには?
2. 子どもと一緒に鎖国時代にタイムスリップ!
◆出島とは?
◆スタートは出島表門橋から
◆施設や展示品が充実しています
◆ちょっと一休みしたいときは
◆衣装を変えて町歩き!

1. 発達障害・グレーゾーンの子どもの得意を見つけるには?

 
 
うちの子はどんなことが得意なのかしら?「できれば得意なことを伸ばしてあげたい」って思いますね。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子の場合、苦手なことが多かったり、すぐに飽きてしまって、長続きしないことがあります。お母さんが子どもの得意を見つけてあげられないこともあるかもしれませんね。
 
 
また、発達障害・グレーゾーン子どもたちは想像することやイメージすることが苦手と言われます。実際に見る、体験することが多ければ、子どもの思考力や語彙力も育っていきます
 
 
子どもが何かをしたい、何かを学びたいと思ったときに大事なことは、本物に触れることです。本物に触れる体験って、なかなかできるものではありませんね。
 
 
何がきっかけで、子どもの好奇心の芽が芽生えるかわかりません。うちの中学2年生の息子が歴史好きになったきっかけをご紹介します。
 
 

 
 
中学2年生の息子は、社会が得意です。そのキッカケは、歴史好きなおじいちゃんとの長崎への旅行でした。息子がまだ、4歳、幼稚園の年中さんのときに、おじいちゃんと一緒に長崎に旅行に行きました。
 
 
おじいちゃんは、歴史好きで、歴史の本を読むのも、大河ドラマを見るも大好きです。特に幕末の頃のことには、めっぽう詳しい!
 
 
長崎に旅行に行った時には大河ドラマで、『龍馬伝』がやっている頃でした。坂本龍馬は、長崎にもゆかりがあったため、長崎市の各地で龍馬に関することがたくさん紹介されていました。
 
 

2. 子どもと一緒に鎖国時代にタイムスリップ!

 
 
おじいちゃんと一緒に、龍馬にゆかりのある場所を巡りました。出島、グラバー園、亀山社中記念館、長崎歴史文化博物館 等…。
 
 
その中でも、子どもが見て、歩いて楽しめる「出島」についてご紹介します。出島は普段の生活や本の中だけでは得られない体験ができる歴史スポットです。
 
 

◆出島とは?

 
 
江戸時代、鎖国によって貿易が閉ざされた約200年の間、出島は日本で唯一ヨーロッパに開かれた貿易の窓口でした。
 
 
出島は海に浮かぶ人工島です。出島が完成したのが今から380年以上も前、江戸時代、3代将軍、徳川家光の時です。
 
 
小さな島ですが、これが江戸時代に作られたのかと思うと驚きですね。当時は、オランダ商館員が暮らしていた住居や、貿易品を保管する蔵、日本人役人の詰所など49もの建物がありました。
 
 
明治以降、日本の鎖国時代が終わり、出島もその役割を終えました。周囲が埋め立てられ、扇形の人工島の面影は失われてしまいました。
 
 
出島は、大正11年に国の史跡に指定され、昭和26年から復元整備がすすめられています。現在は、16棟の建物が復元され、当時の街並みが再現されつつあります。
 
 

 
 

◆スタートは出島表門橋から

 
 
出島には西側の水門ゲート、東側の明治ゲート、中央の表門橋ゲートの3箇所から入場できます。2017年11月に出島表門橋が約130年ぶりにかけられました。
 
 
表門橋には当時は探番(さぐりばん)と呼ばれる門番がいて、出入りする人を見張っていました。現在も探番が訪れる人たちを出迎えてくれます。
 
 
表門を抜けて左側に行くと15分の1スケールのミニチュアがあります。ミニチュアを見ると出島の全体像が把握できます。全体像を頭に入れて各施設・建物を見るのがオススメです。
 
 

◆施設や展示品が充実しています

 
 
メインストリートを歩いて行くと、江戸時代の街並みそのものを体験することができ、一気にタイムスリップした気分になります。
 
 
出島の中でも一番の目玉スポットが「カピタン部屋」。オランダ商館長=「カピタン」の職場兼住居だった「カピタン部屋」は、当時の暮らしぶりが丁寧に再現されています。
 
 
1階は、オランダから伝わった遊びや文化などが展示されています。「ただ見て歩くだけでは、つまらない!」というお子さんにはもってこい!実際に体験することができます。日によって体験できる内容は異なりますので、事前にご確認くださいね。
 
 
ビリヤード、すごろく、カルタ、バトミントン、羽ペンなど、これらは出島から日本に入ってきたものだったのですね。長崎が発祥の地と呼ばれるものはたくさんあります。
 
 
「こんなものが、遠くの街から日本に伝わってきたんだね。」 「昔はこんな遊びをしていたんだね。」 と、発見したことや体験したことを、たくさん話してみてくださいね。
 
 
2階は、日本人の役人や大名が出島を訪れたときに、もてなす場として利用されていました。和洋折衷の室内の様子が、当時の雰囲気を伝えています。
 
 
この他にもオランダ商館員の生活ぶりのわかる復元施設が多数あります。
 
 
貿易品の磁器(有田焼)が保管されている倉庫。
輸入品である砂糖が収められた蔵。
数百何も前の時計や顕微鏡などを展示している「蘭学館」。
 
 
旧石倉(考古館)は幕末の商社の石倉でした。坂本龍馬たち海援隊とも取引を行ったようです。幕末好きの我が家のおじいちゃんはテンションが上がります。
 
 
各建物内では歴史資料の展示や再現ビデオなどがあります。これらの復元施設と資料を見ていくと、長崎奉行はじめとした、たくさんの人々が出島に関わっていたことがわかります。
 
 

◆ちょっと一休みしたいときは

 
 
「旧出島神学校」は、明治11年に建てられた、現存する我が国最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校です。
 
 
現在は、1階には料金所や売店、休憩室があります。「出島フレーム」の写真が撮れるフォトブースもあります。ちょっと一休みに立ち寄ってみてくださいね。
 
 
「旧長崎内外クラブ」は長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として明治36年に建てられました。現在は、1階はレストランになっていて、長崎名物の「トルコライス」など、長崎のご当地グルメが味わえます。
 
 

◆衣装を変えて町歩き!

 
 
出島の中にはレンタル着物店があります。5分で着付けができるので、じっとしているのが難しい発達障害・グレーゾーンの子でも、あっという間に着替えることができますね。なんと赤ちゃんから着付けが体験できるそうです。
 
 
出島には和装の門番や役人などが立っており、案内をしてくれています。レンタル着物を着て一緒に写真を撮るもの良い記念になりますね。
 
 
素敵な着物を着て出島の街並みを歩いたら、気分も上がり、普段では味わえないワクワク体験ができそうですね。
 
 
当時4歳だった息子はおじちゃんとの長崎旅行から帰ってきてからは、『龍馬伝』を毎週欠かさず見て、歴史マンガを読みまくりました。
 
 
子どもは自分が少しでも知っていることを習うとき、「あっ、これ知っている!」という気持ちになり、やる気が育ち、知識も定着しやすくなります。
 
 
今は、中学2年生。一番好きな教科は社会です。好きだから得意!好きなことは得意なになりやすいのです。
 
 
出島はのんびりと散策するだけでも楽しい施設です。ぜひ、お子さんと一緒に江戸時代にタイムスリップしてみてくださいね!
 
 
-ー施設詳細ーー
【名前】出島
【住所】長崎県長崎市出島町6-1
【営業時間】8:00〜21:00(最終入場20:40まで)
【定休日】年中無休
【ホームページ】https://nagasakidejima.jp
 
 
執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
発達障害・グレーゾーンの子とのコミュニケーションをスムーズに!

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