年末年始に向けて、お母さんにぜひやってほしいことがあります!
発達科学コミュニケーショントレーナーの岩下まいです。
発達障害・グレーゾーンの子どもと楽しく過ごす年末年始のために、お母さんにぜひやってほしいこととは?
レッスンスクリプト
もうすぐ年末年始、久々におじいちゃん、おばあちゃんのおうちへ帰省されるご家庭も多いのではないかと思います。
帰省といっても、帰省先がご自身の実家なのと義理の両親宅とでは気の使い方も異なりますし、お子さんへの対応も異なってしまっているのではないかな?と思います。
年末年始の過ごし方も、発達障害・グレーゾーンのお子さんの特性によってもさまざまだと思います。
今日は、帰省するにあたってのお母さんの心構えについてお話したいと思います。帰省ってお母さんにとっては一大イベントですよね。
長い移動で子どもがぐずったらどうしよう…
おじいちゃん、おばあちゃんになついてくれるかな…
どうかどうか、癇癪を起こしませんように…
などなど、長時間の移動や子どものふるまいまで、帰省での不安は色々と尽きないですよね。
ぜひ!今年はお母さんが少し対応を変えて 発達障害・グレーゾーンのお子さんの笑顔をたくさん引き出す年末年始にしちゃいましょう♪
帰省先、特に、義理の祖父母宅へ行く際はお子さんのふるまいによってお母さんはハラハラしてしまったり、迷惑をかけないようにしなきゃ!と気が張るので毎回憂鬱になってしまったり、子どもの行動によっては、お母さんは叱ってばかりの対応になってしまっていませんか?
実は、子どもの脳は、嫌がることを無理やりやらせたり叱られ体験など、ネガティブなことは割増、楽しかったことや褒められたことなど、ポジティブなことは目減りして記憶します。
つまりお子さんにとって、しつけ世代の複数の大人に叱られるという体験は、何倍にも増幅してネガティブな記憶として脳へインプットされてしまう、ということです。
そうなると、お子さんにとって、帰省中に失敗体験が増え、行動を起こしにくい状態となり、これまでできていたことをやらなくなってしまったり、荒れやすくなってしまう可能性があります。
せっかくお子さんのことを可愛いと思っているたくさんの大人と接する機会があるのなら、帰省中は子どもを認める大人が多い状況、成功体験を増やして自信をつけてあげたいですよね。
ですので、1番そばにいるお母さんにこそ、お子さんに肯定的に接してあげてほしいと思います。
お子さんは、この1年どのように成長しましたか?
ご飯をたくさん食べるようになったな〜
おしゃべりになったな〜
一人で着替えができるようになったな〜
など、ありませんか?
成長なんてしてないわ…なんて思うお母さんもいらっしゃるでしょうか?いえいえ!お子さんは少しずつでも確実に成長しているはずです。
そこで、まずは帰省前にお子さんが成長したことをアウトプット、ぜひ一度書き出してみましょう。 本当に些細なことで構いません、いくつ出てくるでしょうか?
個人的には、お子さんの寝顔をみながら考えるのがおススメなんですが、 お子さんに「今年一番頑張ったことはなぁに?」と聞いてみてもいいですね。
おそらく、ここでアウトプットしたことの何倍も実際にできていることは多いんですよ。この1年のお子さんの成長を誰よりも認めてあげられるのはやはり、一番身近な存在であるお母さんなんです。
そして、子どもを誰よりも見守り、誰よりも頑張っていたのもお母さん!年末年始に不安を抱えながら気を張ってさらに頑張るのではなく、
うちの子こんなにいろんなことできるようになったじゃん!
私も今年もめちゃくちゃ頑張った〜!
とお母さん自身にもめいっぱいご褒美をあげて、帰省前にあえてリフレッシュする時間をとって、できるだけ早い段階からお母さん自身を心身ともにリセットしてあげて、肩の力を抜いてお子さんと接してみませんか?
帰省先では親バカ全開!でいいんです! お母さんとご家族で子どもの笑顔を引き出して自己肯定感を上げる機会をたくさん作ってあげましょう。
そしてお子さんを笑顔で褒めて認めるお母さんの姿を、お子さんにも周りの大人にもめいっぱい見せてあげてください。
また、お子さんが近くにいるときにぜひおじいちゃん、おばあちゃんの前でお子さんの頑張ったことやできるようになったことをたくさん伝えてあげてくださいね。
認められた子どもは行動が少しずつ変わっていきます。それが更に成長へと繋がります。
この1年を振り返り、お子さんだけでなくお母さん自身もい〜っぱい褒めてあげて、マインドを『親バカ全開』にシフトチェンジして年末年始をお迎えくださいね♪
講師:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)