家では、歌や台詞を楽しそうに披露してくれるのに、本番では、ただぼーっと突っ立ているだけ…みんながやっていることが一緒にできない…そんな発達グレーのお子さんのどこに行っても解決しない、本にも載っていないそんなお悩み解決しちゃいます! |
【目次】
1.お遊戯会で力を発揮できない!発達グレーのわが子
2.お遊戯会で力を発揮できない理由
◆①本人が気にしている場合
◆②本人が気にしていない場合
3.発達グレーのわが子が集団の中で力を発揮できる方法
◆①本人が気にしている場合
◆②本人が気にしていない場合
1.お遊戯会で力を発揮できない!発達グレーのわが子
家では、とーっても上手にお遊戯のセリフや歌を見せてくれるのに、 園や学校へいくとできることもやらない! お遊戯などの発表のときもただ、突っ立ってるだけ…。
「えー、あんなに練習したじゃん!家では、楽しそうにやってるじゃん!」と お母さんはショック…。
先生や他のお母さんには「緊張してるんだよ。かわいいじゃん!」 などと、声をかけられることもしばしば…。 でも、困っているんです! こんなに本番に弱くて、これから先、うちの子どもがちゃんと出来るようになるのか不安なんです!
このような場合、一体どうすればいいのでしょうか?どこに相談すればいいのでしょうか?
2.お遊戯会で力を発揮できない理由
実は、このような行動をとってしまうとき以下の2つの場合があるんです。 見極めは方は、会話や表情、そして子どもの発達の特性です。
◆①本人が気にしている場合
気にするタイプのお子さんは、
・緊張しやすい
・予定にないことをするのが苦手
・見通しがつかない事が苦手
・人の目線が気になる
反面
・同じことが好き
・ルールが好き
・パターンにハマると強い
という傾向があります。
ですから、大勢の人が集まり、いつもと違う状況だとできることも できなくなってしまうのです。 このようなタイプのお子さんに「どうしてできなかったの?」 などのネガティブな言葉は禁句です!
◆②本人が気にしていない場合
気にしないタイプのお子さんは、我関せずなタイプ。 ある意味、大物です! しかし、少しずつ社会性というものを身につけていきたいですね。
発達の目安としては5歳には、ある程度の社会性が育っているのが理想です。 ですから、年少・年中さんの時期にお母さんがどう関わるかが大切なのです。
タイプが分かったところで、どのように対応していけばいいのかお伝えします!
3.発達グレーのわが子が集団の中で力を発揮できる方法
◆①本人が気にしている場合
できたことをきちんと褒めるで、できなかったことの記憶を残すのではなくしっかりできたことの記憶を残してあげましょう! うちの子ども褒めるところなんてないよ、と思われるかもしれません。そんなときは…
「いい姿勢で立ってたね!」
「先生の方を見てたね!」
「お母さんは〇〇してたのが嬉しかったよ」
など、できていたことをそのまま伝え、お母さんの内面つまり、お母さんの感じたことを話してあげてください。 そうすれば、嘘やおだてにはなりません。
本人も思うように本来の力を発揮できず、気にしているので、その場だけなんとかうまくごまかすことは最善ではありません。
ですので、 「去年は◯◯だったのに、今年は◯◯な姿が見られてママはジーンとしちゃったな!」 などと、ママの内面を話してあげることは、安心感を与えることにもつながるんです。
この声かけはさらに、不安を取り除いて行動を増やしていくためのスモールステップになります。
◆②本人が気にしていない場合
こちらも基本は褒めです。 褒めの中でも、 「◯◯してくれて助かったよ。ありがとう!」 という接し方を増やしてください。
社会性を身に付けたい場合は、人に何かをして褒められる経験が欠かせません。 本人が意図していなかった場合でも、 「今やってくれたことで、お母さんの◯◯が助かった!だから、ありがとう!」
このように「人のために何か行動を起こすと相手が喜び自分も褒められる」ことを 、たくさん経験すると社会性が磨かれていきます。
集団活動で成功しないと社会性は身につかないと誤解している人が多いですが、社会性は家の中でも育つのです! 家の中で、自分がやる事でお母さんって喜んでくれるんだ!という経験を重ねることで、人の役に立つ事っていいじゃん!という思考に変わっていきます。
どちらのタイプも、お母さんから褒められることで良い行動が増えて行きます。それが子どもの成功体験を増やすことになり、出来ることも増えてきますよ! ぜひ参考にしてくださいね。
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どこに行っても解決できない!本にも書いていない!わが子の悩みが解決
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)