1月26日にアトランタ五輪代表マウンテンバイク競技の小林可奈子選手をお招きし、今年最初のパステル総研の講演会を開催しました。心に響くエピソードの数々に会場は感動の嵐!パステル総研では今年1年、この感動のバトンをつないでいきます。 |
【目次】
1.2020年、パステル総研は「夢を叶えている人」に出逢っていきます!
2.「子どものために私がやらなきゃ!」が小林可奈子選手のスタンス
3.開催決定!3月14日、パラリンピック柔道代表候補の初瀬勇輔さんをお招きします
1.2020年、パステル総研は「夢を叶えている人」に出逢っていきます!
今年は、人生で1度あるかないかと言われているオリンピック自国開催の年ですね!オリンピックイヤーは、チャンスイヤーとも言われています。
これほどの好機の今年、皆さんはどんな1年にしたいと思っていますか?今年の目標や夢をお持ちですか?
日々、子育てや仕事で忙しくて、夢なんてなーい!と思った方、ちょっと待ってください!本当にそれでいいですか?
チャンスイヤーこそ、自分が変わる1年にして欲しいのです。
変化の1年にして欲しいと思う理由は、時代が変わっていくからです。
今までの社会は、大半の人が企業という組織に入って先輩や上司から教育や指導をしてもらえました。
これから、時代は変わっていき、個人の時代に入ります。個人の時代とは、自分で選び自分で動かないといけない時代です。自分で1から築き、自分から掴み取りにいかなくてはなりません。
将来、私たちの子ども達は、この個人の時代を生き抜いていかなくてはならないのです。
個人の時代を生き抜く方法は誰も教えてはくれません。だからこそ、先に大人である私たちが、子どものためにその生き方を身につけ、その姿を子どもに見せていく必要があります。
自分ができなければ教えることはできませんが、自分ができれば子どもに手渡すことができます。
親は、よく子どもには好きなことや夢に向かって頑張ってほしい!自由に生きて欲しい!と子どもの将来を願います。でもその方法を私たち大人は知っているでしょうか。
ある調査によると、10人に1人くらいしか夢を叶えられていないそうです。
意外にも、私たちは夢を描き、叶えていく方法を知らないのです。
好きなことや夢を見つけ、夢を叶えるために挑戦する背中を、親が子どもたちに見せることが大切なのです。
では、どうすれば自由に夢を描き、挑戦できるのでしょうか?
私たちパステル総研では、夢を叶えている人たちに出逢い、その人たちの人生のストーリーに触れることでヒントやパワーがもらえるはずと考えました。
そして、夢を叶えている人の代表と言っても過言ではない、女子マウンテンバイク競技でアトランタ五輪に出場された小林可奈子選手をお招きして講演会を開催しました。
オリンピック出場という、とてつもなく大きな夢を叶えた小林可奈子選手。オリンピック出場後も次々に夢を持ち続け挑戦を続けています。
講演会当日は、「東京オリンピックにかけるママアスリートの軌跡〜母として、選手として、コーチとして挑戦を諦めない理由~」と題し、全国から60人のお母さんが駆けつけ、貴重なお話を伺いました。
今回、ご多忙の中足を運んで頂いた方は、次のような理由で参加して頂きました。
約84%の方が小林選手のお話が聞きたかったからとご回答して頂き、68%の方がトレーナーの話を聞きたかったからとご回答頂きました。パステル総研としても嬉しい回答結果でした。
当日のお話は、小林選手の挑戦やオリンピックの秘話、娘さんの闘病生活など様々なエピソードを伺い、会場はお母さんたちの感動の嵐が巻き起こりました。
参加者のアンケートでは、全員の方が満足以上で、うち78%の方が大変満足、残り22%方が満足とお答え頂きました。
中でも特に多かった感想が
”お母さんがまずは楽しむことが大切!という視点が分かった”ということでした。
”挑戦すること、楽しむこと、自由でいる姿を、子どもたちに見せていきます!”
”自分が好きなことを今から始めます!”
”この1歩を踏み出せてよかったです!”
など、お母さん自らが変化し前進していくという宣言や感想を多く頂きました。
どんなお話だったのか、気になるその内容をご都合で参加できなかった方のために少しだけご紹介します。
2.「子どものために私がやらなきゃ!」が小林可奈子選手のスタンス
小林選手は、2人の娘さんがいらっしゃいます。
大好きなマウンテンバイクを子どもたちにも楽しんでもらいたい!と、娘さんたちが幼い頃から一緒にマウンテンバイクを楽しんでいたそうです。
ある日、娘さんが、
「なんで、私の自転車にはアンパンマンが描いていないの?」
「なんで自転車を乗るとき、一緒にいるのはママとパパだけなの?」
と言ったそうです。
小林選手は、そのとき「そっか!私が、変わらなくちゃ!」と決断します。
子どもたちがお友達や仲間と一緒に自転車に乗り、一緒に笑って楽しむ仲間を作りたい!そんな想いで、マウンテンバイクスクール「MTBクラブ安曇野」を立ち上げました。
今現在クラブには、下は5歳、上は 70歳の方が在籍し、幼い子どもからお年寄りまでがマウンテンバイクを笑顔で楽しんでいます。
そして、子どもたちが、成長する姿を見るために親たちも一緒にマウンテンバイクを楽しんでいる、とても素敵なクラブなんです。
最初は、「私には、無理です!」と言っていた親御さんたちも、お子さんがジャンプできるようになるなど徐々にステップアップし上達していく成長の瞬間を見逃さないために一緒にマウンテンバイクに乗り、近くで見守り寄り添っていくそうです。
そして、クラブの子どもたちも徐々にマウンテンバイクが好きになり上達しています。
その中から、もっと強くなりたい!もっと速く走りたい!メダルが取りたい!オリンピックに出たい!と思い描く子どもが出てきたそうです。
それならばまずは自分が挑戦しなくてはと、小林選手はお考えになりました。
結婚と出産のため競技からは18年も離れていたにも関わらず、競技としてのマウンテンバイクの挑戦を再開したのです。
そして、18年のブランクにも関わらず、全日本選手権で見事優勝されました!
子どもたちが描いた夢をまずは率先して挑戦しその背中を見せる小林選手の挑戦に、会場中が心動かされました。
こんなにすごいことを、小林選手はさらりと次々お話しになる姿が、とてもかっこよく素敵でした。
娘さんの病気のお話には、会場中が涙で包まれました。親として、命について改めて考えるきっかけにもなりました。
様々な困難なことがあっても、決して人のせいにしない、逃げない、諦めない小林選手。自ら動くことを積み重ねてきたからこそ、小林選手の言葉には重みがあり、私たちは心揺さぶられました。
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最後に、小林選手からお母さんたちへのメッセージがありました。
「『大人ってズルイ!』って子どもたちに言わせるほど、大人が遊ぼう!楽しもう!」
子どもたちの1番近くにいる大人が、毎日キラキラしていて人生を楽しんでいたら、子どもにどんな影響があるでしょうか。
「お母さんばっかりズルイ!私だって!」と子どもたちが羨ましくなるほどお母さんが人生を楽しんでいたら、子どもたちはどんな夢を描くでしょうか。
子どもたちに発達凸凹があったとしても、キラキラした存在が身近にいて、キラキラした背中を見て育った子は、何でも乗り越えられる力が身につくでしょう。
会場には、小林選手のこのメッセージを率直に受け止めたお母さんが多くいらっしゃいました。
「子どもにズルイ!って言わせるぞ!」
「親が楽しむ姿、背中を子どもに見せていく!」
「自分の人生を楽しむ!」
という宣言をされていました。
参加されたお母さんたちは、小林選手からパワーと勇気を頂き、背中を押してもらえたようです。
3.開催決定!3月14日パラリンピック柔道代表候補の初瀬勇輔さんをお招きします
講演会での感動や興奮は、なかなか文字では伝えきれません。
今回の講演会でも、
”予想以上の感銘を受けました!”
”こんなに胸が温かくなる講演会だとは思いませんでした!”
”涙が止まりませんでした。”
など、たくさんの感想を頂きました。
残念ながら参加できなかった方、次回の講演会にぜひお越しください!
夢を叶えている人や自分より先行く人のお話を、ぜひ生で聞いて欲しいと思います。
文字や画面では伝わらないその人のパワーを、実際に会って感じてみてください。実際に会って、その人のパワーを感じると心に響く度合いが、何倍も大きくなるんですよ!
次回は、3月14日パラリンピック柔道のトップ選手・初瀬勇輔選手をお招きします。初瀬選手は、大学生の頃に視力を低下され、突然視覚障害者になってしまいました。そのため目指していた弁護士の夢は絶たれてしまいます。
普通なら暗い人生になってしまいそうなところ、初瀬選手はできないことをポジティブに諦め、自分の得意分野で戦います。
現在、パラリンピック柔道のトップ選手で、オリンピックの出場枠をかけて最終選考に残っていらっしゃいます。
そして、柔道だけではなく、障害者雇用の会社を経営されています。多方面でご活躍されている初瀬選手が、オリンピック前のお忙しい時期にも関わらず、パステル総研のために3月14日にお時間を作ってくださいました。
当日は、『”できない”をポジティブにあきらめ、自分の強みや個性で戦おう!』と題し、初瀬さんが壁や絶望をどのように乗り換えたか、ポジティブに方向転換できた秘訣、障害者雇用のお話などを伺います。
発達凸凹の子どもの就職や、発達凸凹の子育てで悩む辛いとき・凹むときにポジティブに方向転換していく方法などのヒントが頂けます!
ぜひ、次はあなたが、自分のためにも子どもためにも1歩前に踏み出してみませんか?
夢を叶える方法について配信しています!
執筆者:高嶋ともこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)