臨時休校で時間たっぷり!〜発達障害の子どもとの会話を楽しんで〇〇力を育てよう〜

新型コロナウィルス感染拡大防止で一斉休校。子どもたちの居場所が制限されています。天気のよい日に公園に行って、たっぷり五感に刺激をもらいましょう。発達障害の子どもと会話を楽しみながら想像力をアップする、大人も子ども夢中になる遊びを紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもは、想像力が弱いと言われています

 
 
新型コロナウィルス感染拡大防止のために一斉休校となって、ずいぶん時が流れましたね。
 
 
比較的安全と言われている公園で、体をたくさん動かして遊んでいますか。花粉が気になる季節ではありますが、ぜひ、自然と触れ合って心も体も大きく育ってほしいですね。
 
 
発達障害の子どもは、想像力が弱いと言われています。そのために、人の気持ちが理解するのが苦手です。
 
 
また、その場の空気が読めずトラブルになってしまうことがよくありますね。
 
 
自分の行動の先に何が起きるのか想像できないので、ものを壊してしまったり、危険な行動をとってしまったりすることもあります。
 
 
なかなか「イメージ」することができないので、例えば、幼稚園や小学校の図工で作品を作ろうと思っても完成形がはっきりしないため、何をどう作ってよいのかがわからず、いつの間にか苦手意識を持ってしまうこともあるのです。
 
 
 
 

2.想像力を育てるために、どんなことをしていますか?

 
 
発達障害があってもなくても、子どもの想像力を高めることは、とても大切です。想像力があれば、人の気持ちをくめるようになるので、やさしい子に育ちます。
 
 
想像力があると、情緒豊かな人になりますね。
 
 
想像力があれば、この先に起きそうなことを「想像できる」ので、自分の行動を選択し、危険を回避することができます。他人に迷惑をかけることも少なくなるでしょう。
 
 
では、どうしたら想像力が高い子に育つのか?
 
 
「本を読む子は想像力が育つ」とよく言われます。物語を読んで、自分が行ったことのない世界に行って、登場人物の気持ちになってみる体験ができるからです。
 
 
絵本の世界も同じです。「絵」があるので、お話の世界に入りやすいですね。
 
 
それが、お母さんのやさしい声の読み聞かせだったら、とても幸せ気分です。絵本を読みながらお母さんとのあたたかい会話があったら、豊かな心が育まれます。
 
 
また、自然の中で、草や木や生き物と触れ合うことも素敵です。
 
 
心地よい風がそよそよ吹いている中で遊んだり、びゅーびゅーと嵐のような風に飛ばされそうになったりする体験もおもしろいでしょう。
 
 
自分でまいた種から芽が出てきて、大切に水やりをしているとそれがすくすく伸びていき、葉っぱがたくさんになる。
 
 
それから、きれいな花が咲いたり、美味しい実がなったりするのをずっとそばで見ていられたら、子どもながらに、命の神秘さに感動することでしょう。
 
 
どんなに小さな自然でも、本の中の世界よりももっとリアルに五感への刺激をもらうことができます。
 
 
このような日常で、子どもたちの想像力を育てていくことができるのです。
 
 
絵本のように目の前に対象となるものがしっかりあって、しっかり五感を刺激してもらい、子どもが自分で体を動かしながら想像力を育てられる遊びが、とても身近にあるので、ご紹介します。
 
 
 
 

3.こんなに楽しい会話で子どもの想像力が伸びていきます

 
 
 春の公園へお出かけして、お気に入りの「木」を見つけてください。できるだけ太くて大きくて、そばに近づいて手で触れることができる木がおすすめです。
 
 
そして、お母さんとお子さんで、その木を静かに眺めてみてください。近くで木の表面をじっと見つめたり、触ってみたり。ちょっと離れたところから、その木を眺めてみてください。
 
 
そして「何に見える?」と、お母さんとお子さんで、その木が何に見えるかイメージしてみてください。
 
 
最初は、何も見えないかもしれません。でも、慣れてくると、木の皮の模様が鳥に見えてきたり、木の根の部分が象の足に見えてきたり。
 
 
ざらざらした木の皮の様子が、どこかで触った麻袋のように感じられたり。お子さんがいろいろなことを言い始めるでしょう。
 
 
発達障害の子どもは想像することが苦手なので、もしかすると
 
 
「何にも見えない。ただの木だよ。」
 
 
と、言うかもしれません。
 
 
お母さんがたくさんヒントを出してあげてよいのです。
 
 
絵本を思い出して、「ぐりとぐらが座っていた椅子に似ているね」でもよいと思います。
 
 
そうすると、次に絵本を見たときに、今度はこの木を思い出します
 
 
絵本で木を見たとき、自分が公園で触ったり見たりした木を思い出すと、絵本の世界がさらに深まって、お話を読んだり聞いたりすることが楽しくなります。より、具体的にイメージできるようになるのです。
 
 
「この枝がトナカイの角みたいだね。」
 
 
「恐竜に見えるよ。」
 
 
木のそばで、お母さんとお子さんとで楽しく会話をしながら、いろいろなことを想像してみてくださいね。
 
 
子どもの脳は、行動することでどんどん発達します。木を触ったり、木の周りをぐるぐる回ってみても楽しそうです。
 
 
適度な日光に当たると、セロトニンという物質が体内で作られます。セロトニンは、感情の高ぶりを抑え、心をおだやかに安定させる働きがあるのです。
 
 
ぜひ、お子さんとお天気のよい日に、公園に行ってお気に入りの「木」のそばで楽しくおしゃべりしてくださいね。
 
 
臨時休校でできたぽかぽかの春の時間、有効に使いましょう!
 
 
 
 
発達障害の子どもの想像力をぐんぐん伸ばす対応をお伝えしています!

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執筆者: ここのひなた
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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