発達障害・グレーゾーンの子どもを支援センターに連れて行ってるのに、今ひとつ困りごとが解決されない…我が家のADHDタイプの息子もそうでした。でも、子どもの困りごとに対応する力をママが身に着ければ、365日自宅での支援が可能になりますよ! |
【目次】
1.「発達の困りごと」は専門家に任せれば安心?
2.発達障害・ADHDタイプの息子と支援センターに通って感じた2つのモヤモヤ
①問題行動を直すための具体策を教えてもらえない
②待ち時間の長さ
3.ママがわが子の困りごとに対応できるようになる「発コミュ」とは?
1.「発達の困りごと」は専門家に任せれば安心?
私には発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子がいます。小さいころからとにかくやんちゃで手がつけられませんでした。
困った私は、息子が3歳のときに地域の発達支援センターに行きました。 でも私は最初、ある勘違いをしていました。
どんなことか?というと「発達の困りごと」は専門家に任せれば安心という思い込みにはまってしまっていたことです。
支援センターに通うことで、子育ての悩みや苦労を心理士さんや作業療法士さんに相談できましたし、悩みに共感してもらえることは私の心の支えになりました。
そして通うたびに息子の成長を喜び合うことができたことも本当に嬉しかったです。
ただ、センターに通ったから、相談したからと言ってすべてが解決したわけではありませんでした。
2.発達障害・ADHDタイプの息子と支援センターに通って感じた2つのモヤモヤ
当時、私には常にモヤモヤしていた2つのことがありました。
①問題行動を直すための具体策を教えてもらえない
当時の私は、支援センターに通いさえすれば大丈夫。専門家なのだから、わが子の困りごとに対する解決策を知っているはず、教えてくれるはず、と思っていたのです。
でも、もらえるアドバイスはどうしても一般的なことでした。
私も発達障害に関してはネットや書籍でさんざん調べ、基本的な知識はありました。ですから「もう知ってる」「もうやってるけどうまくいかない」と、がっかりすることが多かったのです。
②待ち時間の長さ
そして息子の場合、支援センターに通えるのは3か月に1回、1時間程度ということ。
当時、子育ての相談ができるのは保育園の先生か、この発達支援センターだけ。だから、この面談日を目標に頑張るのですが…正直とっても、もどかしかったんです。
なぜって?それは困りごとは毎日雪だるま式に増えていくのに、リアルタイムで相談することができなかったから。
息子の近況報告をして、息子の遊ぶ様子をちょっと見てもらって
「この調子でいきましょう」
「様子見で」
と言われるのはとっても辛かったです。これって言い方は悪いんですが、効率がとっても悪いと思いませんか?
せっかく有休を使ってセンターに連れて行っても、あまり効果が感じられない。大切な時間を使っているのに、モヤモヤしてしまいますよね。
ではどうしたらいいのでしょうか?
3.ママがわが子の困りごとに対応できるようになる「発コミュ」とは?
そこでまずは非常識ではありますが「専門家に任せておしまい」という考え方を変えることから始めましょう。
ママが自分の子どもの専門家になって、365日おうちで発達支援すればいいんです。私の場合は発達科学コミュニケーション(発コミュ)の受講が転機になりました。
発コミュでは、まず、子どもの良い行動を声に出して褒めるところから始めます。
できていることを褒めて、「僕(私)、できた!」という成功体験を、たっぷりプレゼントするんですね。例えば、
「おもちゃ、片付けようとしてるのね」
「靴、きれいに並べてくれてるの?」
「もしかして手を洗いに行こうとしてる?すごい!」
など、子どもが好ましい行動を起こしたタイミングで褒めていきます。
我が家でもこの声かけを地道に繰り返すこと3か月、あんなに激しかった息子の癇癪は激減しました。それだけではありません。一番変わったのは私でした。
・ママの指示に対して反抗してきたり、
・行動の切り替えができずにのろのろしていたり
・些細なことでものすごい癇癪をおこしたり…
こんなことが多発して、イライラ、おろおろしていた私が、
・子育てにストレスを感じなくなった
・子どもがかわいいと思えるようになった
・ママの指示で子どもがスムーズに動いてくれるようになった
・問題行動が起きても「さてどう対応しようかな?」とガッツが湧く
自分でいうのもなんですが、私自身がみちがえるほどに輝きだしたのです!
いかがでしたか?私はぜひ、このワクワクを今悩んでいるママに経験してほしいと思っています。
自分の持っている知識と経験で、子どもの今の問題点をどうやってサポートしていくか。自分の頭で考えられるようになるって感動です!
自分の子育てのスキルをどんどん上げて、冷静に対応できるようになる。こんな力を身につけたくありませんか?
子どもを変えたいなら、まずはママから。今年の春、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)