発達障害・グレーゾーンのお子さんも幼稚園が再開しましたね。我が子が浮かない顔で過ごしていたら、心配も尽きないでしょう。そんな時は、先生との面談を活用しませんか?そして、「困りごと」だけではなく「いいところ」を伝えて連携していきましょう! |
【目次】
1.発達障害の我が子も、幼稚園が再開!でも、なんだかモヤモヤ。
2.落ち込まないで。発達障害にかかわらず、戸惑いはあって当然の時期です。
3.担任の先生との面談の機会を上手に利用しよう!
4.我が子の「いいところ」もしっかりと伝えて、集団でも輝けるようにしよう!
1.発達障害の我が子も、幼稚園が再開!でも、なんだかモヤモヤ。
緊急事態宣言が解除され、幼稚園にも少しずつ新しい生活様式の中での日常が戻ってきました。
久しぶりに園に行き、短い時間でも友達や先生との触れ合いを楽しんでいるお子さんも多いと思います。
でも、発達障害・グレーゾーンの我が子のことで、次のような悩みをかかえている方はいませんか?
・毎日のように我が子が友達とトラブルを起こしていることを先生から聞く。
・いつも、疲れた顔をして帰ってきて、あまり登園したがらない。
参観の機会が多く、保育中の様子がよくわかる園もたくさんありますが、バス登園などで、特別な機会がないと保育を参観できない園もあります。
幼稚園での様子がわからないママは、きっとお家でモヤモヤされていることでしょう。
2.落ち込まないで。発達障害にかかわらず、戸惑いはあって当然の時期です。
でも、自粛期間はとても長かったので、登園が始まったことで生活はガラッと変わっています。
意識している以上にストレスがかかっていることは親も子も、十分に考えられることです。
では、何が変わったのでしょうか。
具体的に挙げてみると、
・生活の流れ
(起きる時間、寝る時間、過ごし方)
・運動量
(ステイホームでは体を動かす機会が少ない)
・季節
(過ごしやすい4〜5月はステイホーム、暑くなってきた6月に再開)
・目や耳から入る情報量
(刺激が全然違う)
ここに、友達などの対人関係の悩みが加わるとしたら、疲れがいろいろな形で出てくるのも仕方がないとも言えます。
そのうち、慣れて落ち着くかしら?
慣れるのを待つのも良いですが、せっかく通う幼稚園。楽しめるところを見つけて、子どもが伸び伸びと育つ機会にしたいですよね。
3.担任の先生との面談の機会を上手に利用しよう!
面談などの機会がある場合は、利用しない手はないです。
でも、園での様子が知りたいあまり、質問することが多くなっていることはないですか?
私がかつて幼稚園で担任をしていたときも、「我が子から聞いてもわからないので、園での様子を聞きたい」という保護者の方がほとんどでした。
もちろん、聞いて安心できることもたくさんあると思います。
でも、困りごとがあるとしたら家庭での様子や取り組みをしっかりと伝えることも大切です。
情報交換をしっかりすることで、連携が確かなものになりますよ。
4.我が子の「いいところ」もしっかりと伝えて、集団でも輝けるようにしよう!
普段、困ることがたくさん起こる、発達障害・グレーゾーンの子どもの子育て。
困りごとなら、スラスラと出てくるママも多いでしょう。
でも、集団の中で、担任の先生は我が子だけを見ているのではありません。
遊びの中でも、クラス全体の活動の中でも、視線はあちこちに飛び、声かけの種類も様々です。
いろいろな子に対する声かけをしている先生に、「困りごと」だけをたくさん伝えたら?
きっと、「困りごと」のイメージが強く残り、ついついよくない場面に目がいき、注意することも増えてしまうかもしれません。
そうすると、お子さんは先生との信頼関係は築くまでに時間がかかってしまうでしょう。
では、担任の先生に、我が子のいいところ、得意なところをしっかりと伝えたらどうでしょうか?
先生は、保育中にその子の「いいところ」を意識しやすくなるので、園生活の中でたくさんの「いいところ」を見つけてくれることでしょう。
もし、友達みんなの前で褒められる経験にしてもらえたら、お子さんの自信にも繋がりますね!
注意をされるのではなく、褒められる経験を園でも積むと、幼稚園にも前向きな気持ちが湧くはずです。
ぜひ、機会を捉えて試してみてください!
発達障害・グレーゾーンの幼児の育ちを支えるヒントがたくさんあります!
執筆者:原しおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)