年長さんの秋と言えば、就学時検診ですね。発達障害・ADHDタイプのお子さんがおられるママは「小学校入学準備」と聞くと気が重い方も多いかもしれません。今日は、ポジティブに入学準備をすすめるための3つの心得をお伝えします。 |
【目次】
1.今、悩んでいるママへ。発達凸凹キッズの未来は明るいです!
2.発達障害・ADHDタイプの息子の保育園でのエピソード
3.発コミュの実践で、しつけることからサポートしてあげたい!と変化しました
4.ポジティブに小学校入学準備をすすめるための3つの心得
◆行動する
◆長期的に考える
◆今を楽しむ
1.今、悩んでいるママへ。発達凸凹キッズの未来は明るいです!
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんがおられるママは、「小学校入学準備」と聞くと構えてしまう方も多いかもしれません。
・ちゃんと席に座っていられるだろうか。
・先生の話がきちんと聞けるだろうか。
・お友達とうまくやれるだろうか。
考えれば考えるほどネガティブなことが頭に浮かんできて、正直、気が重いんです…という方もいらっしゃるはず。
実は私も1年前はそうでした。今日は私が入学準備を語る上で、1番お伝えしたいことがあるんです。
なんだと思いますか?それは、発達凸凹キッズの未来は明るい、ということ。
今の時代、みんなと一緒でなくてはいけないなんていうことはありません。
就学先も子どもに合ったところを選ぶことができます。
発達凸凹であることに引け目を感じるのではなく、どんなワクワクの未来を切り開いていけるのだろうとまずはママに考えていただきたいです。
これからはますます個性が尊重される時代になっていきます。
自分の強みをみつけ、とことん好きなことをやって生きていける人生って最高だと思いませんか?
ですから私は息子には世間の評価を基準とするのではなく、「自分がどうありたいのか」常にこの軸をもって行動できる大人になってほしいです。
そんな大人が増えたら、個々が輝く社会になっていくのではないかと思って、ワクワクします。
そもそもなぜ、私がここまで小学校入学準備にこだわっているのか?次の章でそれをお伝えしたいと思います。
2.発達障害・ADHDタイプの息子の保育園でのエピソード
私には、現在小学校1年生のADHDタイプの息子がいます。入学前は保育園に通っていました。
年長さんの1年は楽しく通った保育園ですが、年少クラスの頃は毎日が地獄のようでした。
行きしぶりがひどくて、朝は近所からクレームがきそうなくらい大声で泣きわめき、やっと登園した数時間後には保育園からの着信が。おそるおそる出てみると
「登園してからずっと泣き止みません。可哀そうなので、家でみてください」
わかりますよね?要するに先生もお手上げ状態だったということです。その他にも、
・お友達には無関心。話しかけられても無視。
・単独行動を好み、いつもひとりで遊ぶ。
・初めてのことに抵抗を示し、大泣きする。
こんなふうに先生からの報告を受けるたびに「またか…」と、いつもいつも胸がしめつけられるような思いでした。
私は出産する前から「子どもには働く自分の姿を見せることで仕事の楽しさを伝えたい」とずっと思っていました。
でも、保育園にまったくなじめず、泣いてばかりの息子をみると「はたして今、自分が仕事をする意味があるのか?」と何度も何度も考えました。
そして当時、私は園選びの基準を「家から近いから」という単純な理由だけで選んでいました。
もちろん働いていれば欠かせない理由ですが、発達凸凹の息子にとっては、それだけでは不十分だったのです。
実は息子が通う保育園は、1日のスケジュールがびっしりと組まれており、時間通りに園児たちがしゃきしゃきと動いているような園でした。
息子はその流れに全くついていけず、トラブルばかり起こしていたのです。
3.発コミュの実践で、しつけることからサポートしてあげたい!と変化しました
発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学んだ今ならその理由がわかりますが、当時の私はそんな息子の様子を見てとても焦りました。そして、
とにかく園に迷惑をかけてほしくない。
お友達と同じようにできるようになって欲しい 。
そんな自分勝手な思いから、しつけと称し、できないことをあれこれ指摘し、強く叱ってまでもやらせていました。
当然、息子は猛反発です。なぜ私はもっと息子目線で物事を見てあげられなかったのだろう。今でも思い出すだけで涙が出てきます。
そんな私ですが、発コミュを実践していくうちに、息子のことを「困った子」ではなく、「困っている子」だと思えるようになりました。
そして困っているなら全力でサポートしてあげたい、持っている良さを引き出してあげたい、そう思うようになったのです。
だから、小学校では同じ思いを絶対にさせてはいけないと思い、夢中で情報収集しました。
息子が一番過ごしやすい環境で学ばせてあげたい、自信をもって学校に行かせてあげたい。その一心でした。
4.ポジティブに小学校入学準備をすすめるための3つの心得
ここでは入学準備に気が重くなっているママに知ってほしい3つの心得をお伝えします。
◆行動する
未知のことって不安になるんです。自分で実際に見たり、相談したりして、行動することによって、道が開けてきます。
考えていてもモヤモヤするだけですので、行動していきましょう。
1本の電話、1通のメール、1回の相談、1回の見学…行動することで解決することがあります。
◆長期的に考える
目の前のことで押しつぶされそうなときは、先を見てみると、心に余裕ができてきます。
1年後の今頃はどんな1年生になっているかな?学校生活楽しんでいるかな?
ちょっと気をゆるめて、お子さんの未来をニンマリしながら想像してみるのもいいですよ。
◆今を楽しむ
泣いても笑っても、園生活はあと半年でおしまい。お母さんにとっても色々な行事が最後になり、名残惜しいですよね。
今、このときをお子さんと一緒に楽しんでください。入学準備も、その1つです。お子さんと楽しみながら進めていってくださいね。
いかがでしたか?悩んでいる真っ最中のときには、こんな風には考えられないことも多いと思います。私もそうでした。
でもそういうときこそ立ち止まらないで行動していくことで目の前の悩みが1つ1つ解決していきますよ。
親子で楽しく取り組む発達凸凹キッズの小学校入学準備について、こちらのメール講座でお伝えしています!ぜひご登録ください。
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)